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奈落の空  作者: ぴこ
跳梁跋扈編
100/179

100話 狂蛇

「さて、状況はどうなってるんですか?」

「え?むしろ説明が欲しいの俺達なんだが。」


ん?なんで顔が赤いんだこいつ?


「貴女は黙ってなさい!」

「へいへい。」

「お姉ちゃん体は大丈夫なのか?」

「!!虎!」


ルシルは途端に離れて構えをとる。


「まってお姉ちゃん!今は味方!今は味方たがらこれ。」

「これって言うな。」

「ホンとうですか?信じれるんですかこの獣達は?」


あれ?俺も数に入ってるぞ?


「大丈夫大丈夫♪私たちお姉ちゃん助けるのに

すごい頑張ったんだから。」

「それは…見てましたから…」

「見てた?」

「いえ、あの、全然体の自由は効かなかったんですが回りの様子は…」

「だからあのタイミングで…ゴフッ」


わき腹に肘がぶちこまれた。

俺なんにもしてないのに…


ガコン!


俺たちは振り返ると蛇が動き始めていた。


なんだ?ルシルが出るために壊した穴からたくさんの蛇が溢れる。

それが束になり巨大な蛇の頭が作り出される。

体や尻尾の鎧も砕け無数の蛇が吹き出し胴体を作り出していく。

あっとゆう間に15メーター以上ある鋼の蛇が現れた。

やるにしてもここじゃ狭すぎる。


「逃げるぞ!」


皆で近くにある観覧窓を破って一階の廊下に出る。


「俺は植松さんを拾ったら行くから。」

「わかったわ。」


俺は更衣室へ皆は校舎を目指す。

蛇は廊下に出るなりルシル達を追い始めた。

うまく逃げろよ。



俺が更衣室にたどり着くと植松さんの姿は無かった。

なんでいないんだよ?

間違えたかと思って隣の部屋も探すが見つからない。

何処に行ったんだ?

建物が大きく揺れる。


(ユウマ崩れるぞ!)

「ちっしょうがない!」


俺は廊下に飛び出し廊下を進む。

壁もは穴だらけでいつ崩れてもおかしくない。


うおっ!渡り廊下落ちてる?

誰だこんなことしたの?!


俺は残ってる柱を蹴って校舎に渡る。

瞬間体育館の残っている部分が半壊して落ちていく。

けっこうギりだった。

校舎を見るとヒドイ有様だ教室だろうが廊下だろうが関係なく穴だらけになっている。


みんな無事なのか。

俺はめちゃくちゃになった廊下を走る。


校舎の下から音がする。

え?建物から出てないのか?

俺は校舎の真ん中の階段から下に向かう。

ここでもない?

まだ下か?

三階にたどり着く。

尻尾が横切る。

ここか?

俺は尻尾が消えた方向に向かう。

連続した破砕音。

校舎の壁も柱も気にせず蛇は蛇行して体育館と逆の方向に向かう。


ドン!


蛇行する蛇の胴体に横合いからジローが体当たりを食らわせ窓際に押し込む。

同時にジローが触れてる部分が燃え上がる。


ジャッ!


ジローが触れてる部分から無数の蛇が槍の様につき出す。

身体中が貫かれジローは吹き飛ばされる。


「オラアアアアア!」

俺は奴の尻尾を殴り付けた!

拳がめり込み、やつを構成す小さな蛇が何匹も引きちぎれる。

さっきまでの鎧と違い手応えがある。

たが、尻尾の末端から蛇がイソギンチャクの様にほどけ俺に絡み付いた。

うおっ!

さらに無数の蛇の尾が拳の様に束ねられ俺を撃つ。

顔面に腹に肩に太股に満遍なく蛇の拳が俺を撃つ。

シュルりと尻尾が瞬間一本の尾に纏り俺を上から打ちすえた。

グシャっ!

俺は床にめり込んだ。


んなぁろおおおお!

俺を打ちすえた尻尾を背中に担ぎ上げ

天井に向けて思いっきり飛ぶ!

天井がめり込むくらいに打ち付け

一緒に床に落ちると再び飛ぶ!

二度三度、天井に尻尾をぶつけて離れる。


俺が離れたタイミングでジローが教室の穴から飛び出し蛇の胴体に腕をつき入れた。


「燃え散れ蛇野郎!」

ゴオオオオッ!

絡み合う蛇の隙間から炎が吹き出し何匹もの蛇が飛び散る。


蛇は苦しげに悶えると体をくねらせ移動した。

廊下の奥まで蛇の尻尾が消え…

こちらに向けて頭が飛び出してきた。

その大きな顋には閉じないようにルシルが踏ん張っている。


「おわっ!」


俺は巻き込まれてルシルに捕まる。


「黒滝!どこを触ってるんですか?!」

「あっ…ごめん…て鎧じゃないか!」

「鎧ですがだめです!」

「はぁ…じゃあ早く倒すぞこいつ!」

「…しょうがないですね。」


蛇の進行方向の壁や柱の倒壊に巻き込まれつつも

俺たちは蛇の口の中で踏ん張る。


「なぁにいちゃついてるんニャ?」

「コハルちゃん!」


コハルちゃんは蛇の頭に飛び乗った。


「さっさと終わらすニャ!」


そうゆうとコハルちゃんは蛇の頭に爪をたてて尻尾に向かって走り始めた。


「蒲焼きにしてやるニャああああああ!」


まっすぐ尻尾まで引き裂かれる。

それでも蛇は動きを止めない。


「しぶといな!」

「黒滝、代わってください。」

「え?」


ルシルが蛇の顋から前に飛び出す。

当然俺が奴の顎を支える。


「ちょっ!おい!」


ルシルの腕が翠に光る。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


ルシルがラリアット気味に繰り出した腕が刃の様に蛇の口に突き刺さる。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」


そのまま尻尾の先まで横に引き裂いていく。

上側がコハルちゃんに楯に引き裂かれていたのも合わせて二つになって教室や廊下の窓を突き破って動かなくなる。

しかし下顎がまだ動く。


俺を乗せたまま俺を乗せ窓から飛び出した。


嘘だろ!


俺は急いで窓に捕まる。


飛び出した蛇の下半分はそのまま空に落ちていく。

終わった?


嫌まだだった。

動かなくなったと思った上の部分が暴れだし

窓を突き破った。

なんだ?自殺か?

いや、違う。

下に落ちたと思った半分が蝙蝠のような羽を生やして昇ってきたのだ。

ありえないだろ…

上半分とひとつになる。


どうやって倒すんだよこれ?

校舎の外に蝙蝠羽の蛇が羽ばたいていた。

体が赤くなっていく。え?あれって…


「なんか俺の熱に似てんな。」


それだ!


「よけろ!」


蛇がこっちに突っ込んできた。

俺たちはそれを必死でかわす。

一瞬で校舎の鉄筋が溶け内装が燃え上がり

破壊を撒き散らしながら校舎を突き抜けていく。


「ダメだ撤退撤退!」


俺たちは階段から上を目指す。


ゴガアッ!


階段の脇から燃え上がる蛇が校舎を突き破り俺たちの後ろを通りすぎる。

無茶苦茶だこいつ。

奴の突撃が続く。

一階にたどり着いた時には2階から先は火の海だった。


「急げ!」


コハルちゃんを先頭にジロー、ルシル、俺と続く。

コハルちゃんが窓から外に飛び出す。

ジローが続き、ルシルが飛び出す寸前に蛇が横合いから現れた。


くそがっ!


俺はルシルを後ろから突き飛ばす。

燃え上がる蛇の牙が俺を捕らえそのまま空に運ばれた。


「黒滝っ!」


一気に校舎の3階付近まで運ばれる。

同時に全身が燃え上がる。

そして奴は俺を空中で俺を放り出した。


あっ…


俺は全身を燃え上がらせながら空に落ちていった。









あっ…100話こんなペースで書いてていいのか?

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