窓際の小鳥が鳴く日
今回は日向目線で書いていきます。
次回は若葉目線で書いていきます。
この小説は舞能事務所ーエンターテイメントーに出てくるメンバーも
この小説に登場しますので、是非、↑の小説もお読みください。
現在、メンバー全員20歳。
2012年2月14日。
メジャーデビューを果たした僕たち。
現在新しいCD製作に向けて、各自、部屋にこもりっ放し。
イメージでは
CDタイトル曲が大人っぽい曲で
カップリング曲が明るい曲にしたい。
若葉から曲のパートの練習が完了したといわれ、若葉の部屋へ行った。
「こんな感じになったんだけど、どうかな?」
「どれどれ?」
見るとなぜかピアノだけのはずなのに違うパートの部分まで混ぜて弾いている。
まぁ、本人もうまいから、何も言わなかったけど・・。
「いいんじゃない?」
「やっぱりね、千葉には負けたくない!」
メンバーはそれぞれあだ名がある。
おれは千葉。
若葉は若葉。
新も新。
大地は大ちゃん。
聖夜も聖夜。
まぁ同級生だから、別にあだ名をつけられて怒るとかはないけど。
千葉っていうのもな~と毎日思う。
おれを甘く見るなよって言っても、甘く見られるし
かと言って逆切れもしたくない。
「千葉のパートのところも練習してみた。」
そんなことを言って、サラサラピアノで弾き始める若葉。
さすがピアノ教室に15年言ってるだけある。
そして次、大地の部屋に行って
パートが出来てるか見に行くと、聖夜と新まで居た。
こんな時間のない日に遊んでる?
「みんなで音あわせ。それがさ~ヴォーカル居ないとさっぱりで」
「大地だってヴォーカル役うまいじゃん。」
そんなことでピアノとドラムのいない音あわせをしてみた。
まだ、歌詞も決定していないけど
前に一度作っていた、借りの歌詞を歌って。
ギター×ギター×ベースで弾いてみると
以外にも合う。
そして、なんか落ち着く。
いっその事ピアノとドラムは要らないんじゃないか?
だけど、やっぱり、ピアノは必要だけど
ドラムはこの曲調に合うかな?
「ねぇ、新、おれはさードラムはこれはいらないと思う。」
「あ!おれもそー思った!」
なんと、大地も同じ意見。
聖夜はというと?
「おれは・・ピアノを静かな感じにして、ドラムはサラサラな感じがいいけど?」
「でも、やっぱりドラムを静かに入れてみない?」
結局、ドラムはいれることになり
次の日。
地下のレコーディング室に言って、レコーディングをすることになった。
3回ぐらいやり直してやっとうまくいった。
ESPOWallはアイドルでもない。また、K-POPでもない。
バンドだけど、騒ぐバンドでもない。
そんなことを考えながら、歌っていると、乗り気になってきた。
そして夕ご飯。
今日はカレーライス。
もう、この後は自由時間。
若葉以外は全員寝室に行って
寝ようとしていた。
あ、もちろんお風呂にはちゃんと入った後のこと。
「千葉と大地はさ、もちろん彼氏いる?」
「おれいなーい。」
と大地。
「おれもいない。」
「なーーーーーーーんだ。」
なんかむかつく、その言い方。
「ファンからさ、よく付き合ってるんじゃない?ってあるじゃん。」
そういえばそうだ。
最近はそういう質問が多い。
「まあね~」
「どうすんの?ファンレター返すの?」
と質問してくる若葉。
「おれたちはそんなファンとの交流盛んにしてどうすんの?」
とおれが返す。
バンドグループはそんなにファンとは関わっちゃいけない。
ライブのときにたくさん関わればそれで良い。
「付き合ってるってことにしとけば?」
適当に言ってみると、何も言わずに寝た。
そして次の日
今日は全員オフの日。
メジャーデビューをしたといっても
売れてきたとはいえない。
オフの日だって週2ぐらいはある。
朝9時ごろ、3階に上がっていくと
若葉と大地の姿がなかった。
テレビの前に座ってゲームをして遊んでいる新と聖夜。
「大地と若葉は?」
「1階の音楽編集室にいるけど?」
「わかった。」
行って見ると、いない。
そこにスタッフが居たので聞いてみた。
「若葉と大地はどこですか?」
「さっきここに居たんですけど・・外じゃないですか?」
2人はいったいどこへ・・・?
次回は恋愛あり?