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神のうた

作者: 宇治宮王子

僕は神だ。

何でも創造できる。


りんごとバナナの味がするぶどうを創造してみようか。


いや、止めておこう。

それは危険すぎる。


奈良県の歯科で虫歯を治している鹿を創造してみようか。


いや、止めておこう。

それは危険すぎる。


ニューヨークのフランス料理店で北京ダックを食べる織田信長を創造してみようか。


いや、止めておこう。

それは危険すぎる。


世の中危険のことだらけ、私の存在はそれに含まれて苺と苺の間に溶ける。


割れた鏡の破片でリストカットする少女は神に祈らない。

それを見て自慰する少年は神を信じない。


矛盾した大地に落とされたわれわれ宇宙人は、その矛盾を知らない。

哀れな宇宙人は、原曲の原曲が存在することを自慢げに語っているがいい。




僕は神だ。

神のうたを口ずさむ。


晴れた世界は綿あめ生成器によって分解された。

ぷっくぷくに膨れ上がった自称地球に重力を与えると非現実は失われる。


その危険を認識した物体Aはりんごとバナナとぶどうの道をそれぞれ歩みだす。

その危険を認識した物体Bはイルカとクジラに憧れた。

その危険を認識した物体Cは物体Cのまま傍観している。


木星からきた自称神が僕に神のうたを教えた。



「踊るチンポコリン」



そして僕は神のうたを口ずさむ。



チンポコチンポコ~踊るチンポコリン♪♪

チンポコチンポコ~踊るチンポコリン♪♪

チンポコチンポコ~踊るチンポコリン♪♪



みんな幸せ。



僕はタイムカードを押した。最後のタイムカードを押す手は震えていた。

こんなバイトやってられるか、フ●ック!!!



どうか 忘れないで ほしい

神のうた で 幸せになった 人々の ことを

ふと短編を書きたくなって投稿しました。よろしくお願いします。

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