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プロローグ
プロローグ
これは神様が気まぐれに始めた人生ゲームだ。
特に何かきっかけがあった訳でもないだろう。ただ何となく、思い至りすぐにそれを開始したに過ぎないのだ。
これは人生ゲームだ。
プレイヤーは、たったの二人?
神と魔王の出来レースにすぎないゲームだ。
これは人生ゲームだ。
何も生み出さない、ただただ失うだけのゲームだ。
これは人生ゲームだ。
人の生命を弄んだ、遊んだ、ゲームだ。
あなたの魂が所持金です。あなた自身が駒なのです。
ナビゲーターには、神の使者、天使にしますか?
それとも、魔王の使い魔、悪魔にしますか?
これはゲーム。
神の代理に天使。魔王の代理に悪魔。
駒の代わりに人。ボードの代わりに世界。
所持金の代わりに、生命。
「愛されているなんて思うなよ? 愛されるような事をしているなんて思うのは、只の思い上がりにしか過ぎないんだぜ」
「わからないな、一体どうすればいいんだよ?」
「俺が知るかよ、考えろよ。お前はまだ生きてるんだから」
初めまして、もしくはこんにちは。
感想などありましたらよろしくお願いします。