7話 〜事件?〜
展開は決まってるんだけど、文字にするのが時間かかるのよなぁ……
大きな砦に囲われてるし、戦争状態にでもあるのかなって思っていたけど違うみたい。
街の施設には金属が多く使われているし、路上は屋台などで賑わっている。
「あれ、嬢ちゃん見ない顔だね。引っ越してきたのかい? それとも伝説の天使様かな?」
そう、屋台のおっちゃんに声をかけられる。
ちょうど暇にでもなったのだろうか?
多分背中の羽を見ての発言だとは思うけど、怖くはないのかな?
「はい、そうなんです。まぁ堕天しちゃいましたけど。」
「おう、どうしてそうなったんだい。」
「それがわからなくて、本当に身に覚えのない罪で追放されて……」
「それは大変だったな。どうだい、お好み焼きでも食べてくかい。」
「えっでもお金ないですよ。」
「いいから、ちょっと待っときな。」
お好み焼きかぁ、そういえば西の方で食べたなぁ……
あれは美味しかったって……
「お好み焼き!?」
「いきなりどうしたんだい?そんな騒いで。」
「えっ、いつ頃からあるんですか?」
「そうだなぁ、15年前ぐらいからだな。天使を名乗る女の子が来てな、異国の文化だとか言ってレシピを置いていったんだ。それが意外と美味くてな。今じゃうちの名物!」
へぇ……"天使"かぁ。
「その天使って今もいるんですか?」
「あぁ、今も街のどこかほっつき回っていると思うが、どうしてだい?」
「いや、会ってみようかなぁと。」
「それはいい! なんせお前さんは来たばっからしいじゃねえか。会って色々聞いてこい!」
そんな会話をしながら待っていた。
「あいよ。」
そうして出てきたお好み焼きは……
やっぱり現代のものと同じだ。
少なくとも見た目は。
一口食べてみる。
そこで、違和感を感じる。
「この生地の素材ってなんですか?」
「どうして聞くんだい?」
「いや……元のレシピは知っているんですけど、自分が知ってるのと食感が違くて……」
「なるほど、しょうがない特別に教えてやる。米粉、卵……」
「小麦粉じゃないんですか?」
「小麦粉なんて高級品、戦時中じゃあまり食べれねえよ。なんせどこもかしこも酸性の土ばっかりだからなぁ、ある程度強い種のある米の方が育てやすい。」
訂正、戦時中だったみたい。
でも米を使っているからこんなモッチモチな生地だったのね。
お好み焼きを十分楽しんだ後、西に向かっていた。
あのおっちゃん曰く、
「西の丘の上にある教会に住み着いているから、この通りをまっすぐ進んでみろ。待ってたらいつかは会える。」
とのこと。
まっすぐ進むと、言われた通りの丘と教会が見えてくる。
印象としては、黒い屋根に白いレンガ造の壁で、まるでお城みたい。
だけど、所々でステンドグラスがアクセントを与えている。
教会に着こうというそのとき、声が聞こえてきた。
「痛っっ、誰かこいつらを止めて、痛っ!」
急いでそちらに向かう。
そこには、カラスに襲われている"翼の生えた女の子"がいる。
「あ、そこの人間! この天使"アスピア"を助けなさい!」
なんか偉そうだなこの子。
その後、普通にカラスに攻撃しようとした。
かわされたけど、なんか逃げていった。
「ありがとうね人間! なんて名前なの?」
「ファーシアと言います。一応堕天使なんですけど……」
沈黙が流れる。
その間目の前の天使は動かない。
「えっ……あ、あなっ、貴方堕天使なの!?」
お手本のように崩れ落ちる。
「堕天使……堕天使に助けられた……もうお嫁に行けない!!」
「いや、元から一般天使はお嫁に行かないでしょ。」
天使は神様に召喚されたりするのが基本なんだし。
ってステラさんに教わりました!
「うるさい!どうせ貴方も私を殺すことが目的なんでしょ!?」
本当に違うんだけど……
「ここがどんな場所かわからなくて、教えてもらいたくてきたんだけど……」
「うぅ……本当に闇討ちとかしないのね?」
「しない、しない。」
「それなら……まぁ、いいわ。とりあえず中に入りなさい。」
そうして、教会の中に入っていく。
内心、大丈夫なのかな?と心配になっていた。
まさか、ここから"逸れた運命"が大きく動こうことになるなんて、想像もしてなかった。
アスピアは、ギリシャ語の盾“アスピス“を文字った名前。
詳しくは次回語ります。
追加:多分、カラス傷つけるのが怖くてパニックになってたんだと思います、アスピア。




