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31話 〜基礎訓練〜

タイトル変更、結構致命傷だったかな……

「それじゃ」

「アスピアの翼が回復するまでの間、どうせ暇だろう。お前には宿題をやろう。」

伝えることを言い切って、火が落ちる前に帰ろうとした瞬間、ネロニアさんに引き止められる。


「宿題ってなにですか?」

「天粒を1箇所に集めれるようになれ。まぁ簡単にいえば魔法に至るまでの大切な基礎練習をしてこいってことだ。」


……力を1箇所に集中するってこと?

それぐらい簡単なんじゃ?

そう思って自分の手をにぎにぎしていたら。


「集めるってたって、これは筋肉でどうにかできる問題じゃないからな?

ヒントだけやるから、帰ってから練習しろ。」

「ヒントって?」


少し間をあけて彼女は言った。

「想像力を鍛えろ、それだけだな。」


……えっ?

それだけ!?


「じゃあ、また来年来いよ〜」

「ちょっと待ってくださ」

「ファーシア、帰るわよ〜」

私が説明を求めようとした時、アスピアに肩を掴まれ引きずられた。

抵抗することもできず、そのまま教会に帰るしかなかった。



次の日から早速、私の修行が始まった。

と言っても、力を集めるイメージからだけど。

想像力ってどう言うことか私にはわかんなかったし。

ちなみにアスピアの翼は少しだけ大きくなってた。


「さて、まずは手から何かを捻出するイメージとか?」

「頑張れ〜」

アスピアに応援されながら初めて見る。

お姉ちゃんもしたらいいのに、なんて雑念が入らないようにしないと……


「………」「………」

「なんも出ないけど、真面目にやってる?」

「いや、そんな簡単に目標達成できるわけないでしょ……」

アスピアの話を流しながら修行を続ける。

というか、途中から飽きたのか彼女はどっか行ってた。



「力を集めるイメージ……とか全然わからないんだけど?」

開始してからしばらく経って、気づけばそんなことを呟いていた。

瞑想とか、本を読んでみたりとか、いろいろしてみたけどなんの結果も残らなかった。

えっと……もう12時かぁ……


「おなか、空いたなぁ〜」

また、ポツリと呟く。

ご飯作ってこようかな。

そう思ってキッチンに向かう。


「あ、ファーシア様。今、ご飯作っているところですよ。」

私が台所に向かうとマリアさんがそこにいた。

いや、作っているところというか、作り始めたところじゃないの?

まだ野菜とか切ってないっぽいし。

というかレタスときゅうり?


「今何を作ってるの?」

「えっと、サンドウィッチです。卵焼きとハムレタスのものを作ろうかと思いまして。」

「……流石にその卵って鶏だよね?」

「はい、そうですが……冷蔵庫の中に入っていたものを使いましたが、アストラルモアのものが良かったですか?」

彼女は真面目な顔で聞き返してくる。


「いや、全然大丈夫だよ!? むしろ、鶏の卵が良かったから嬉しいの、うん!」

「そうですか。喜んでいただけたなら光栄です。」

彼女は笑顔でいった。


危ない……

流石に、あんな高級食材を気軽に出されたら心がもたない。

嬉しいより先に、申し訳なさで胸が苦しくなっちゃうから。

マリアさんが来るまでものをもらうなんて経験、数えるほどしかなかったから、あんまし慣れてないし。


「私も手伝おうか?」

「いえ、こちらは大丈夫なので、アスピア様の様子を見てきてもらえませんか? 「私も修行する!」って言って、教会を飛び出して行っちゃったので……」


「わかりました。ご飯、楽しみにしてますね。」

私はそう言って台所を出た。

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