2話 〜天使見習いとして〜
外出先からの投稿なので、もしかしたら編集し直すかもです。
追記:編集しました!
天使として働くことになった私はまず、「制服に着替えてきて」と言われた。
まず、天使に制服とかあるんだなぁ……
それは伝説のような白いローブじゃない。
どちらかと言うとセーラー服みたいな感じ。
背中には2つ、穴が空いている。
天使といえばの翼を通すためなのかな?
着替えの途中で、背中の神経に今までにない“感覚“が流れた。
背中に触れてる訳じゃないのに、"何か"がそこにある感覚。
鏡を覗き込む。
肩甲骨の少し下ーー
そこには死ぬ前には確実になかったものが。
ーー翼が生えていた。
翼というには小さすぎるけど......
……なんで?
幽霊に翼なんて生えないんじゃないの?
いや、私の勝手な決めだけつけではあるけど。
引っ張ってみる。
痛い......
少し引っ張っただけで数本の羽が抜けた。
もう次からはしない……
「まだぁ?」
…人を待たせていることを忘れてた。
とりあえず、着替えを済ませることにした。
「あら? 自前で翼を持ってたのね? じゃあ付け羽しなくてもいいわね。」
おっとりしている天使が言う。
「なんで幽霊なのに翼があるの? というかまず疑問を持ってくださいよ。」
メガネをかけている天使がそう返す。
「まぁ細かいことはいいじゃない。」
「いや、よくないですけど?」
私の姿を見て二人の天使がそう会話を交わしていた。
おっとりした方がステラさん。
メガネをかけている、最初に私の案内をしてくれた方がハイカルさん。
私は彼女達の保護下のもと“天使見習い“、つまりは彼女達の補佐として働くことになった。
当面の仕事は掃除や報告書の作成の手伝い。
報告書に関しては、「上司が現世で迷ってる子の対応を決める手伝い」らしい。
ステラさんがそう言ってた。
……もしかして、思ってたより重要で大変な仕事かも?
「そういえば、名前どうするんですか? 流石にカケネでは通せませんですよね?」
ハイカルさんがステラさんに聞いた。
確かに、このままだと色々不都合があるかも。
「うーんとね? 私たちで育てるんだし、farmから“ファーシア“ちゃんでどう?」
え? そこはギリシャ語から取るとかじゃなくて?
それにファシアって筋肉を覆う筋膜のことだった気がするけど……
「いいんじゃないんですか?本人がどう思うか次第ですけど。」
う〜ん……
まぁ、由来は"farmから"らしいし、なんとなくしっくりする気もする。
「はい! これがいいです!」
私は、明るくそう言った。
「あら、そう?気に入ってくれたなら嬉しいわ。」
名付けをした本人は照れている様子。
……今更だけど、“私たちで育てる“と言うのには触れないでおこう。
「さぁ。業務を再開しましょ。」
ステラさんの合図を聞き、報告書の作成に取り掛かろうとする。
ってそもそも資料がどこにあるかも知らないんだった。
「ファーシアちゃんはこっち来てね。」
「あっはい。わかりました。」
ステラさんについていく。
……えっ?
目の前には、今までに見たこともない量の書類。
軽く山が三つ出来上がっている。
これ、一日で終わるのかなぁ……
えーと?
“◽︎◽︎州で災害。明日には5名が天に登る予定……“
……やっぱり、天使の仕事だけあって内容が重い。
精神的に重い。
結局、今日の仕事は終わらなかった。
ハイカルさん曰くこれはデフォだったらしく、むしろ今日の量は少ない方とのこと。
ステラさんは仕事中、意外とドタバタしていた。
確か「あの資料がない!」とか「印鑑どこにおいたっけ!?!?」とか、
その度にハイカルさんに泣きついていたっけ。
……いつもこんな感じなのかな。
今日の業務が終わり、私はハイカルさんの家に招待されていた。
というより、正式に用意できるまではハイカルさんと一緒に暮らしていてと。
部屋まで案内してもらい、お礼を言う。
そうして部屋に入り、しばらくした時、お腹の音がした。
私はリビングまで行って、ハイカルさんに事情を話した。
「……幽霊でもお腹空くんだね。」
「そうみたいですね//」
……普通に恥ずかしい。
「そういえば食材切らしてたな。お腹は膨れないと思うけど小豆アイスでも食べとく?」
「あっ、いただきます!」
出されたのは、現世でもみる……ていうか現世で市販されてるやつじゃない?
えっ、天国でもあるんだこれ?
……そういえば、天界に来てからのまともな食事だなぁ。
「とりあえず買い出しに行ってくるから、ゆっくりしといて。」
そういって出ていく彼女を見送りながらアイスを頬張る。
冷たくて甘い。だけど、今の私は温かく感じた。
これ、日常を描ける分メインで投稿してるやつより1話1話の文章量多くなってますね。
とりあえず、タイトルコールはまだまだ。
(追加)アイスの名前を修正しました。




