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あの花の丘で side魚見刀児  作者: イチゴボール
4/6

違和感

「こんな所で、終わってたまるかぁ!」

男は勢いよく山谷に飛びかかった。体格差があったため勝てるとても思ったのだろうか。

「ふっ、狂ったか。」

男は右手で山谷の顔面を殴ろうとした。が、山谷はそんな攻撃なんか簡単にかわせる。避けると同時にカウンターに切り替えた山谷の右ストレートが男のみぞおちを捉えた。男はもがき、地面に倒れ込んだ。

「帝国軍人を舐めるなよ。」

男はまだもがいていたが、お構いなしに山谷が引っ張っていった。

「あっちはひと段落した様だし、そろそろ本題に入るか。」

俺がこの子供にお願いしたいことがあると言ったのの続きだ。

「まぁ、簡単に言うと、ここの仲介人をして欲しい。」

「?」

「うーん、なんて言ったらいいかな…。要するに、国からコメが来るからそれを受け取ってこの村に分配して欲しい。」

「!?…ぼ、僕がそんな重要な役割を…む、無理ですよ。」

「いや、できる。根拠はないけど、俺の勘が言ってる。大丈夫、上には伝えておくから。」

「勘って…」

「まぁ、物は試しだ!やってみろ。」

「は、はい…」


「ん?あの子は?」

山谷の声がする。男を上層部に受け渡し帰ってきたのだろう。

「あぁ、もういったよ。」

「頼みたいことって何だったんだ?」

「えーっと…」

俺はあのこと話したことを全て話した。

「あーなるほど。いいと思うよ。」

俺もこの考えは結構いいと思っている。

「よし、事件もひと段落したし、行くか!」

「おう…」

「?…なんか元気ないな。」

「ん?あぁ、少し考えてて。」

「え、何を?」

「この村の人口って何人だっけ。」

「えーっとねー、約5000人くらい。」

「そうか。」

俺がずっと抱いていた違和感が明らかになった。人口5000人。村にしては多いい方だ。それを踏まえてこの備蓄米の量…少な過ぎる。到底5000人分あるとは思えない。あ、そうか。そう言うことか。

「なぁ、山谷。俺、大変な事実に気づいたかも。」

「?…何だ、大変な事実って。」

「おそらくだが、ここにあるのは国からこの街に支給された備蓄米全てだろう。だとするならば、備蓄米が、全国民に行き届かない。と言うことが起こりやすくなる。今回の様に一人じめではなく、シンプルに数が足りない。と言う事態が起こるかも。」

「なるほど。食糧不足が加速するってことか。」

「まあ、そう言うこと。」

次回参謀本部。乞うご期待

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