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10.チームハウス

「おや、鷹見さんに小鳥遊さん、今日はどうしました?」

「五十嵐先生!チームハウスの申請に来ました!」

「チームハウスですか………少し待ってくださいね」

「はーい!」


 五十嵐先生が書類をあさり始める、書類の量から見て少し時間がかかりそうなので私は理恵ちゃんにこれからのことについて相談することにした。


「理恵ちゃん、次に行くダンジョンについてなんだけど、そもそも私たち初級下位も中位も踏破してないよね……そのまま上位や中級に行ってもいいのかな……」

「大丈夫だよ!そもそも初級は踏破してもあんまり美味しくないらしくて、私も実際に踏破したわけじゃないから本当のことはわからないけど、ほとんどの人は初級は飛ばしてるみたい」

「じゃあ、次に行くのは中級下位?」

「そうだね!それが良いと思う!」


 書類の確認が終わったのか先生がこちらを向いて声を掛ける。


「中級に行くのは自由ですが、本当に気を付けてくださいよ?実際小鳥遊さんは初級上位で死にかけてるんですからね?」

「す、すみません……」

「まあ、スタンピードなんてそうそう起きることではありませんが、先日のあれも大体5年ぶりぐらいですしね」

「そうなんだ……よかった…またすぐにあんなことになる事はないんですね」

「そうですね、安心していいかと……それでチームハウスの件ですが、普通の一軒家くらいのサイズと、かなり大きいサイズがありますが、どうしますか?」


 理恵ちゃんは少し考えてから書類を受け取り私の方に見せる。


「今のところパーティーメンバーを増やす予定もないしこっちの普通サイズでいいんじゃないかな?」

「私は理恵ちゃんに任せるよ……こういったことまだわからないし…」

「ではこれがカギです、寮の部屋はまた使うこともあるかもしれないのでそのままでもいいです、そもそもほかに使う人もいないですしね」

「早ッ!もう使ってもいいんですか?」

「そもそも学園所有のチームハウスを使うパーティーも少ないので、申請を出したら間違いなく10分後には承認されます」

「なんでですか?便利そうなのに……」

「ほとんどの人は自分で家を買うんですよ、それをチームハウスとして登録して使うんです」

「「ああ……」」


 探索者には金銭感覚がおかしい人しかいないのだろうか、そう思いつつカギを受け取った私たちはさっそくチームハウスに向かった。


「おお~!これが私たちの家になったのか~」

「まずは内装を確認しないと、足りないものがあったら買わなきゃいけないし……」


 見て周ったところ個室は3部屋あり、どの部屋もレイアウトはほとんど同じ、足りない家具もなく、しいて言えばキッチン用品が心もとないくらいだった。


「まあ、探索者なら毎食外で食べても問題ないだろうからね……」

「エリちゃーん、一緒に家具買いに行こ―」

「わかった、すぐに準備する」


 お気に入りの服どこの箱に入れてたっけ……


「ねぇねぇ、何かお揃いにしよー?」

「お、お揃い……」

「そうだ!パジャマ一緒のにしよ!」

「そそそそうだね」


 お揃いのパジャマ……私今日寝られるのかな……


「えーと、ソファーは買ったし、キッチン用品も買ったし………後何ほしいかなぁ」

「家具とは違うけどパソコン買わないと」

「そっか、引率者が付かなくなったから報告書を書かないといけないんだっけ」

「うん、えっと…ノートパソコンでいいよね、報告書以外に使うことなさそうだし」

「え!?ゲームしたり……」

「えーと……私あまりゲームしたことない……」

「そっか……一緒にゲームとかしたかったn――」

「ハイスペックのゲーミングPCを買いに行こう」


 その後、生活用品などを買ってショッピングデート(?)は終わった。


 家に帰ると結構遅い時間になってしまっており、早々に食事や入浴を済ませて寝る準備をしていると、理恵ちゃんに声を掛けられた。


「ねぇーエリちゃん、今日は一緒に住む初めての日でしょ?一緒に寝たいなーって思うんだけど……って、エリちゃんどうしたの!?鼻血すごいよ!?」

「だ、大丈夫……一緒に寝よう…」


 理恵ちゃんの部屋のベッドで寝ることになった、正直朝まで生きていられるか自信がない、落ち着かない私は寝返りをうつと目の前に理恵ちゃんの顔が……


「えへへ、エリちゃんあったかいね、明日から探索頑張ろうね」

「ソウネ、リエチャンモアッタカイヨ」

「あはは、もしかしてエリちゃん友達とお泊りしたことない?」

「ワタシトモダチイナカッタカラ」

「……ゴメンね余計な事聞いて、でも…そっか、初めてなんだ…えへへなんだか嬉しいな」

「!!!!!!!!」


 私の体はこれ以上の幸福を受け取ることが出来ずに眠るように気絶した。



―――――――――――――――


「あれ、エリちゃん眠っちゃったのかな……」

「……すぅ………すぅ」

「エリちゃんまた鼻血出てる、もしかして体弱いのかな……今なら言えるよね…エリちゃん、私と友達になってくれてありがとう、私を助けてくれてありがとう、私、エリちゃんのためなら何だってしてあげたい、だからこれからもずっと一緒だよ」

家の都合でしばらく更新をお休みします。

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