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6.ヤバいことするやつ程同じことを繰り返す

「素材はスモールレッドワイバーンの牙と爪、これなら強めの武器も出来そうだしな…少しは変わるだろ」



『注意!:この素材を扱うレベルが推奨より低くなっています。失敗をすると素材は消失してしまいますがそれでもいいですか?』



「おうふ」



まさかの技術不足で俺が持っているワイバーン素材は使えないようだ。他の素材はもうゴブリンしかないけど…



「いっか、取り敢えず銅鉱石とゴブリンの小角と小爪の三つで作ってみよう」



『選択した素材で武器作製を開始しますか? はい/いいえ』



「はい…やるぞ…」



魔物の素材を武器にするには二つパターンがある。


一、素材を熱してそのまま叩いて形にしていく方法。これは素材そのままの耐久値になるので少々壊れやすかったりする。だが素材になったモンスターの潜在能力が引き出されたりする


二、素材と鉱石を合わせて金属塊(インゴット)にしてから形にする方法。これは耐久値の高めな鉱石と合わせることで耐久値が跳ね上がる。その代わりに素材になったモンスターの能力が殺されてしまったりする



「まぁ…今回みたいにゴブリンとか雑魚敵だったら、二つ目以外の選択肢はないってことだ」



ゴブリンの素材をあらかじめ粉状になるまで粉砕する。これはSTRが高いほうが出来栄えが上がりやすい。そしてその粉を…



『great!温度が下がる前に叩いてください』



熱々になった銅鉱石君に振りかけて一緒に叩く!


カンカンと心地よい音が鳴り響く工房、どんどん一体化していく素材たち、孫娘を見る目で見てくる師匠(クソジジイ)。嗚呼、今俺は最高にゲームをしている気がする!テンション上がってきたぁ!



『上クオリティの小鬼銅(ゴブリンインゴット)ができました』


「よし!」






幼女ちゃん見守り隊


12.風陰:20XX/04/21

幼女たんが鍛冶してる、音がかわいい。おっさん達のガンガン!って感じの音じゃなくてキンキン!ってめっちゃ音が高い。音的に金属に負けてるまである


13.マンマミア:20XX/04/21

あの子STR低そうだから鍛冶師に向いてなさそうなのは言わないほうがよさそうね。「たん」はキモいからやめた方が良いと思うわ


14.刃雷:20XX/04/21

ふぁ!?マンマミアの姉貴やんけ!


15.マンマミア:20XX/04/21

ちょっとワイバーンの弱点について皆にかき集めてもらおうと思って


16.風陰:20XX/04/21

そう言うのは魔物詳細まとめスレに行って聞いた方が良いんじゃないっすかね…それにマンマミアの姉貴が知らない情報だったら俺達も知らないだろうし。ってかなんでワイバーン?


17.マンマミア:20XX/04/21

皆の言う幼女様がご所望だったから


18.デイナメイト:20XX/04/21

そう言うのは秘匿情報だったりするからあまりスレとかには書き込まない方が良いぞ、俺とミルクボサシはそれで1000万シグを詫びとして渡したし


19.マンマミア:20XX/04/21

え、嘘。消せない?消せないのこれ?どうやって消すの?


20.風陰:20XX/04/21

意外なことに姉貴はポンだった。スレの発言を消す機能は無いよ。詫び金渡してきな。そしてお前ら、幼女様のためにワイバーンの弱点あぶり出し作業行くぞ


21.刃雷:20XX/04/21

もうドラゴニア山脈に来たでござる


22.風陰:20XX/04/21

早っ、でもあそこは上位種までいるから困るんだよな、幼女様の進行度的には通常種の飛竜の方だろうから多分ミスティルティアの方の飛竜山の方が良い気がするけどな












「よし、良い出来だ!」



小鬼銅の短剣(上)

小鬼の素材と金属を合わせて作った短剣、小鬼の素材特有の柔らかさが金属と調和してしなやかな曲線を描いている



ククリナイフみたいな感じの短剣ができた、なんとSTR +8。初期装備の懐かしい短剣の二倍



「後ろから向かい風が吹いてるぜぇ…時代が来てる感じする」


「あの、【本田】?」


「はい」



声的には【マンマミア】だと予想。お、当たった。けど何で【ミルクボサシ】や【デイナメイト】みたいな感じで頭を下げて俺に金の入った袋を渡してきてるんだ?



「え、どうしました?」


「スレを…」


「あ~…」



察した。もうこれあれじゃん、ワイバーンの話出てるじゃん?スレを見らずともわかる



「拝見します」


「ごめんなさい」



えっと…「幼女ちゃん見守るスレ」っと…ん?無いが?そうだよな、俺が消させたもん。キモいからやめろって言ったもんちゃんと



「あの、出てこないんですけど…」


「え?」



俺の言葉に驚いた様子で【マンマミア】は自分のウインドウを開いて探していると次は不思議そうな顔をして俺に告げる



「いや、あるわよ?≪幼女ちゃん見守り隊≫」


「え?≪幼女ちゃんを見守るスレ≫じゃないの?!」


「そのスレは知らないわ…」



「幼女ちゃん見守り隊」…あ、出てきた。懲りずに居るな【デイナメイト】、あいつもうそろ死刑にしてもいいと思うんだ。うん、そうだなそうしよう。死刑だ死刑



「まぁ、事情は分かったんで…今後気を付けてください。このお金は貰っておきますね」


「ほんっとうにごめんなさい…!」


「良いです。今後気を付けてくれるなら。あ、あと採掘隊にご入隊おめでとうございます。詳しくは【デイナメイト】に聞いてください。それじゃ」


「採掘隊…?」



受け取った1000万シグをインベントリに突っ込んで裏路地のようなところに行ってから次男に通話を書ける







「ってなわけで、どんどん俺の話が広がるわけよ」


「今日はもう一旦落ちて雲隠れしたら?今の時間分かってる?」



ウインドウを開いて時間を確認すると今はなんと5:16。お爺ちゃんならもう起きてる時間帯だな



「やべっ、父さんに見つかったら怒られる」


「別に怒らんでしょ父さんは」


「ちょっと今日はもう落ちるわ」


「おやすみ~」


「おやすみ~」



長男はもう落ちていて最後に残っていた次男に現状を通話で報告してから俺は仮想の世界から離脱した



「ふぃ~…疲れた。やっぱりネットの方の人達はやばい奴しか居ないな。人のストーカーはするし、人の情報を勝手に垂れ流すしでやばいな。マジで兄ちゃん達以外に重要そうな情報は言わんがいいな…」



ゲームの中の反省をしながら眠りにつく、やはり俺は鈍感だったのかもしれない。初日にして誰も成しえなかった幼女アバターの作製、2000万シグの稼ぎ、新しい称号の発見、ユニーククエストの発見。これがどれほど凄いことで話題の種、そして運営の監視対象になることか想像もしていなかった。









「よしっ、気分爽快!体力全快!やる気千倍!野獣せんぱ…やめとこう」



結構古くなってきたネタを言いかけたがまぁいい。現在時刻朝の7:45。いつも学校に行くために起きている時間とほぼ誤差無し。生活リズム崩れてない!よぉし!朝飯食ってゲームするゾ!



「おはよ~」


「おはよ、ちゃんと寝た?」


「うん、なんで?」


「昨日の2時ぐらいに寝ようと思って寝室に行くときに少しだけ部屋の抜き打ちチェックしようと思ったらまだゲームしとったけんさ」


「ちょっと新しいゲームってことで舞い上がって調子こいたよね、2:30には寝た」



勿論嘘である、しっかり5時までやってたのは流石に注意喚起来るレベルなので伏せておくしかないのである



「朝飯何が良い?」


「適当にパンで良いよ、頭働かせれたらなんでもいい」


「じゃあ上に目玉焼き乗せてジブリ風にしてみたくない?」


「ありよりのあり、それでお願いします。お父様(マスター)


「あいよっ」



ノリノリでパンをトースターに入れて目玉焼きを作りながら鼻歌を歌っている。中々テンションが高い…昨日見ていた韓国ドラマで好きな展開でもあったか…?外では父さんは少し寡黙気味と思われがちだが家の中では中々のお気楽主義の遊び人に変化する



「ハイお待ち!ジブリ風トースト寿司のシャリ抜き一丁!」


「キモい組み合わせを考えんで貰って…いただきます」


「いただきま~す」



うん、うまい。これにマヨネーズか塩コショウ、もしくは両方を掛けたら多分格別に美味いだろうが冷蔵庫までマヨちゃんを取りに行くのがめんどくさいのでこのままで頂く



「あ、そうそう。なんか郵便来とったよ」


「誰から?また蓮兄ちゃん?」


「いや、亜嵐(あらん)角石(すみいし)って人から。中々の和名っぽいやんね角石」


「亜嵐角石…アランスミシーか、俺の友達だわ」


「はへぇ…かっこいい名前の友達やんね」


「偽名やね、昔の映画監督の偽名って言われてたはず」


「またお洒落な偽名だことで、そこのテーブルの上に置いとるけん自分の部屋に戻るときに持っていきな~」


「へい」



朝食を済ませて例のテーブルの上に置いてあるダンボールを見て見る



「「本田様へ」か、こういう名前にしておくと便利だな」



見た目に反して少しだけ重いダンボールを持って部屋に戻る



「さて…誰からだ?一番可能性があるのは「唐揚げ」さんだけど…」



ダンボールを閉じているガムテープをカッターで開けるとそこには「Possibleを始めるにあたっての注意点と必要な基礎知識」と書いてある恐らく国語の教科書より分厚い紙束と少し前に作業通話で語っていた「本田に少しでもいいからやってほしいリスト」が送られてきていた



「あ~、この量の資料を作る程の暇人は一人しかおらんな。「マリーオサントネヨット」さんだ」



某有名な口ひげ配管工が好きすぎて「一緒に寝たい(意味深」と言っていた女性の方だ、「兄姉にPossible勧められたから俺もやるかも」と言ったら「んじゃあ色々と基礎情報を送ってあげる」と言っていたがまさかこんな量が送られてくるとは…



「いつもだと10枚ぐらいに収めてたのにな、Possibleはまとめるのが難しいほど情報が多いのか?それともただ単に好きすぎて省けなかっただけか?」



全ては読めばわかる話、紙束を取り出して一枚目をめくる


「大まかな世界観」と題して三行でまとめてあるのを見て俺は察した



「これ、めちゃめちゃまとめてこの量なんだ…」



天井を見上げて次のログインまでに読むか、ゲームを進めながら読むかを考えながら少しずつ読み進める

前回の予約が出来てなかったみたいなので今日は2話投稿です(1/2)


マンマミア

名前の由来は某配管工、何となく察しの良い人は気づくかもしれませんが、とある人物と接点あるかも…?マンマミア自身はストーカーされていることに気づいているのでもうそういうものだとしか思ってないみたいです。私は容認してるしあなたも容認でしょ?精神というよりは私もいつの間にかストーカーされてたしこれはマナー違反ではないよね…?って感じですね。実はマンマミアさんはゲーム初心者



唐揚げ

名前の由来は凌と知り合ったゲームで名前登録の時に「唐揚げが食べたかったから」らしい。凌のネットの友人、同級生と言うことだけは判明している模様。性別不明、どこに住んでるのかも不明、口調は男性、声の高さは女性。BL好きで凌にも勧めて引かれた過去がある。性癖はネクロフィリア等々少しだけ特殊。誰かは分からないが被害者の一人が「BLを進めてきたってことは女性であってほしい、男に勧められたとか考えたくない…」と主張している。Possibleに出てくるかどうかは現在不明



マリーオサントネヨット

作中の説明通り、某配管工が好きすぎて「一緒に寝たい(意味深」と話した、女性。凌の持っている情報は女性大学生、頭もよく、すでにそこら辺のサラリーマンより稼ぐ方法を確立しているらしい、らしい。一度だけ凌に求婚したことがあるほど狂っているが「老後に相手がお互いに居なかったら」という実質「死ぬまで結婚しねぇわバカ」という返事をされている。お互いに煽っては煽り返し、共通の敵にはしっかりブチギレ寸前までは煽り散らすぐらいに混ぜるな危険であり、仲良し。一応相手がロールプレイをしていたらそれにアイコンタクトだけで合わせることができるため、人数が多くなるほど最強の相棒にもなる

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