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22. 記憶の塔に吊るされた男に忘却という月夜の審判を 1-5

また予約忘れた人が(略


本当にごめんなさいの2話投稿(1/2)




ステータスで悩みに悩んだ結果、とんでもない仕様になりました。多分おそらく絶対後々で変更すると思います

「さぁて!やって参りましたぁ!第一回!possible実験大会!」



シルバーベルにいる俺は無理やりテンションを上げてとある実験を始めようとしていた










「あの、今日はもう休みたいんですけど…」


「おぉ、そうか。そうだったな」


「じゃあ、失礼しま〜す…」



やさバーンに死ぬほど会釈をしながらログアウトをする


見慣れた天井に景色が変わり、俺は頭に着けていたゲーム機を外し、大きくため息を吐いて少し頭を抱えた



「情報量が多すぎる…!」



そもそも記憶のワイバーンから話が派生しすぎなんだよ…!複色竜?クソ強そうなワイバーンの屋敷?ドスパイト様?量子分解型転送装置?2つ名個体の素材?


頭痛くなってくるわ!



「こういう時の〜?」


『はいもしもし?お姉さんもうそろそろ寝ようかと思ってたんだけど…』


「マリーオサントネヨットぉ…!」


『うわぁ…こりゃまたキモイことに…』


「キモイ言うな!情報量多いからまとめるの手伝え」


『何?!新要素発覚…?早く教えて』



HAHAHA、マリーオさんは情報をまとめるのが趣味なド変態さんだ。しかもしっかり他の人には秘密にしてくれる。言うなればこいつは「誰もが知らない情報」よりも「情報をまとめる」方に興味があるんだ



「まず…」








『はぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!楽しいなぁ…!アヒッ…アヒッ…』


「キマってんじゃん。というかお前の考察、核心突きすぎてキモいんだけど」


『ある程度の情報をまとめてると出てくるんだよ。でもまさか死んでる理由が量子分解かもとかちょっと想像を超えすぎて引いてるけど…』


「ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ」


『なに?』


「二つ名個体ってどんなのがいるんだ?」


『二つ名個体か〜…今のところ確認されてるのは…鮮血のヴァンパイア、鋼鉄の大蛇、隻腕の大鬼とか?』


「隻腕…?」


『片腕しかないんだよ〜、もっと厨二チックな単語を覚えるといいよ?』


「いや、そうじゃなくて。隻腕ならやろうと思えば作れそうじゃないか?」



このpossible様は戦闘中の逃走をしても相手のモンスターは状態が保存される。つまりダメージを負ったままになるのだ!


モンスターの片腕ぐらい切り落とせば何とか作れそうだが…



『あ〜…そう思うでしょ?』


「誰かやったのか?」


『他の誰でもない、私がやったよ』


「どうだったんだ?」


『その…魔物にも社会があるんだよこのゲーム…』


「ふむ、まぁ群れを形成してる奴らもいるしな」


『つまり、片腕とかになって生き残り続けるモンスターはそうそう居ない。というかプレイヤーの前には現れないの。人間社会ではさ、義手とかあるけどモンスターにはその技術は無いじゃん?もう使えないって扱いで仲間に殺されるか、虐められて自殺するか、人前には出てこない引きこもりになるか…』


「はい?え、あの…ゲームだよねこれ?」


『まさか自殺するモンスターもいるとは思わなかったよ。ゴブリンで実験し続けて20体が死んだ時にもう辞めちゃった』


「精神的にやられそうだな…」


『まぁ、並の精神だとやれないだろうね』


「おっけ、分かった。俺も少し実験してみるわ」


『はいは〜い、またね〜』


「おやすみ」


『おやすみ〜』



馬鹿め、言い換えると精神弱そうな奴を対象にしてるから自殺するわけだろ?



「それなら、精神強そうなやつを二つ名個体にするだけだ」



非人道的な実験は明日にすることとしよう











と、言うわけだ。やさバーンに言ってドラゴニア山脈に戻してもらい、「俺がこの地に近づいたら迎えに来てくれ」と頼んでやさバーンと別れた


シルバーベルに来たのは森にいるゴブリンを実験対象に選んだからである



「さて、実験対象になりそうなゴブリンくんは居るかな?」



木の上に登り、辺りを見渡してゴブリンの群れを数個見つける



「群れには必ずリーダーが居る…そいつが狙い目だよな…」



リーダーはだいたい精神強いからな(?)


あ、あの群れのリーダーは弓のやつか…お、あの群れのはしっかり前衛だな…



「やっぱり色んなタイプがあるってことか…」



取り敢えずあの前衛のやつにするか…



「こんにちは!死ね!」


「gyagya!?」



リーダー以外の2体をすぐに片付け、リーダーのみにする



「まぁ…セオリーなら片腕だけだよな…」



飛んで攻撃しに来ているゴブリンにタイミングを合わせて片腕を切り落とす



「よし…退散!」



終始驚いている様子のゴブリンをその場において全速力で逃げる


戦闘判定が消えたタイミングで引き返し、また木の上に登って先程のゴブリンを監視する



「あ〜…群れで戦うゴブリンだから単独になるとそもそもの生活が上手くいかないのか…それに片腕無くなってるからバランス取り辛いのか…?歩きにくそうだな…」



モンスターにも生活がある。ゴブリンはモンスターじゃない兎などを狩って食料にしているようだが単独になったせいでそこら辺の兎も狩れそうにない…このままじゃ衰弱するか…?ならほかの群れに入れてもらえばいいのに。いや、足でまといを入れるほどゴブリンは裕福な生活状況じゃない。そもそも群れに入れて貰えないんだ。それがわかっているからこいつ自身もほかの群れに接触しない…なるほどな…



「よい…しょっ!」



木から降りてまた例のゴブリンの前に姿を出す



「ほら、これ食べな?」



インベントリからワイバーンの肉を取り出して渡す



「gyagya」


「何言ってるかわかんない、とにかく食べな。死ぬよ」


「gya-gya-」


「わかったわかった。またね」



またゴブリンから離れ、木の上に登ってゴブリンの監視を続ける



「お、食べてる…」



美味そうに食ってるな…よし、これで飯の問題はどうにかなるだろう。あとは二つ名になるかどうかだ



~1時間後~


「………」


~2時間後~


「……」


~3時間後~


「…」



いや、あいつ一生兎すら狩れないじゃん…だいぶ奥まで来て初心者エリアから外れたけど…流石に夜飯まで用意してやるほど俺は優しくないぞ…



「gya…!gugyagugya!」


「…?」



威嚇…してるのか?なんだ?


ゴブリンが叫んでいる方を見るとゴブリンの約1.5倍程ありそうな大きさのゴブリン(?)が姿を現した



「ホブゴブリンってやつか…?いや、ゴブリンキングとか言うやつかもしれん…」



とにかくひと目で分かるのは、あいつがここら一帯をまとめているリーダーということ。そしてそのリーダーにあいつは何かを訴えている



「gaaa…」


「gu……」



え?!自殺した?!何それ?!訳分っかんねぇ……!?



「ふざけんなよ…てめぇ…」



結構な時間見てたんだぞ…その時間を無駄にしやがって…!



「あいつへの土産としてお前も…いや、お前でいいや」


「gugaguga」


「そうだな…腕が無くなると結構辛そうだったから…目だな。その目を頂く」


「gagagaga」



話は通じない。だが分かることもある。笑いやがったな?お前なんぞいつでも殺せるかんな?!いやまじで…!



「ga…!」


「よっ…と」



戦闘開始の合図は無い。突然始まる攻撃は想像より遅く、しっかり見て回避をしても遅くはなかった



「うん、何とかなるな」


「gaaaaa!」


「今…!」



大きな棍棒の振り下ろし、そのモーションに入った瞬間に投げナイフでこのモンスターの右目を潰す



「gaaaaa!!」


「さらば…!」



片目が潰れていることを確認し、全力で森から出る勢いで逃げる



「まぁ、あいつはボスっぽいし…?すぐに死ぬほどヤワじゃないだろ…適当にほかのモンスターでも実験してよっと…」



その後、ほとんどのゴブリンが自殺しまくって諦めた俺は素直に寝た


正直なところ俺は舐めていた。あんなにもやさバーンのおっさんが常識を覆す力があると言っていたのに、それを軽く見てしまっていた







「そういえば、ゲーム内時間はリアルの10倍の速度で動くらしいな」


「そうだよ?」


「リアルで2時間経ったら向こうでは大体1日経ってんのか…」


「まぁ、そうしないと大体の人が朝限定のモンスターとか夜限定のモンスターとか倒せなくなっちゃうでしょ」


「あ〜確かに、でも精神だけは10倍歳とってるようなもんだよな」


「そこら辺は確かどうにかしてるらしいよ?体感時間を短く感じるように?みたいな?」


「説明ふわふわしてんな〜…まぁ、確かに。だいたいリアルと同じぐらいしか経ってないように感じるしな…」



ゲーム内で10時間遊んでも感覚的には1時間のように感じている。なんとも怖い話だが楽しい時間ほど早く時間が流れてるように感じてる理論として封印しておこう…


そう思いながら昼の弁当を食べ終え、次の教科の準備をし始めた







「え…?」



まぁ…ほんの少し、ほんの少しの興味だった。ギルドに行ってクエストボード見たら2つ名個体のクエストとかあるのではないかと…



「おいおい…これで何体目だよ…」


「めんどくせぇな…あの辺は最近レベル上げに使っていたんだが…」



緊急クエスト『隻眼の中鬼の討伐依頼』

突如、初心者エリアと上級者エリアの境目に出現した右目が潰された中鬼。潰されているとは思えないほどの視力の良さを誇り、その目に移るもの全てに襲いかかっていると報告されている


クエスト内容:2つ名個体【隻眼】の討伐


報酬:女王、ハレリア=シルバーベルからの特別報酬



「どうする?行くか?」


「バカかよ、2つ名個体はバケモンだ。「レベルは飾り、その倍以上の実力と常識外れな動きをすると考えた方がいい」ってあの【コークイズゴッド】が言ってたんだぞ?俺たちに勝てるわけないだろ」


「無理に決まってるだろ…!報酬につられたバカ共がこの化け物に経験値をあげちまってるに決まってる…!複色竜の次は2つ名個体かよ…!」


「………ハハ」



思わず乾いた笑いが出た。まさかこんなに大事になるとは、俺がやること大体大事になるな…ってそうじゃない。どうしようか、とりあえず死ぬ気で特攻して俺が倒すしかないんだよな…



「やるしかない…」



俺がクエストの紙をボードから剥ぎ、カウンターに行こうとすると誰かから肩を掴まれる



「【幼女】…!辞めておけ!死ぬだけだ!トップ帯か前線組に…」


「悪いことは言わない!やめておけ!2つ名個体は普通のモンスターじゃねぇんだ!」



こういう時は真顔で相手の目を見て話す。おふざけじゃないこと示したらどうにかなるものだ



「私がやる、邪魔しないでくれ」


「…!」



掴まれていた肩が解放され、俺は早速クエストを受注し、ギルドを後にしようとすると上級者の貫禄のある赤髪ポニーテールから止められる



「待ちな、これ以上モンスターに経験値を与えられちゃ討伐に出る人の迷惑になる」



まるで俺が負けるとわかっているような言い草、少しイラッとした。


失礼な野郎に一言言ってやる…!



「負ける気で挑んで勝てるわけないだ…ろ……」



なんでだろうか、この人の顔を見た瞬間少し安心感があった



「いや、万が一の話をしてるのよ。これを持っていきな」


「おいそれは…!」


「あれってまさか…」



ギャラリーがザワついているが俺の手の上に置かれたのはよく分からない巻物だった



「これは…?」


「即効魔法書『帰還(テレポート)』、投げるだけでMP消費無しで最後に寄った街に戻れる代物。もし、死にそうになったら使うんだよ」


「貴重なものなんじゃ…」


「良いの良いの、チャレンジ精神を忘れて欲しくないのと…自分の目で2つ名個体の強さを確かめてきて欲しいから」



この人の目は妙に惹かれる、俺の事を真っ直ぐ見てくれている安心感というか…なんというか…


結局そのままギルドを出て俺は一人で溜息を吐いた



「ふぅ…今から格上と戦いに行く主人公キャラみたいになったな…」



さて…一つだけ思い出したことがある。装備問題だ


今までプレイヤーキラー、スモール飛竜種2体、ダンジョンボスと戦ってきたが武器以外初期装備のままである。しかもその武器も少し毛が生えたぐらい、ほぼ誤差である


さすがにやばそうな雰囲気な2つ名個体君は装備を整えないと確死必須だ


前に店を見て回ったところ、売られている装備は大体弱い。自分たちで作った方が断然良いのである



「師匠〜」


「【本田】!大丈夫か!?」



俺の耳のイヤリングを見てすぐに近寄ってくる師匠の顔はとても心配していた



「それがもう記憶が消せないとか何とかで、大丈夫っぽいんですよね…」


「そうか…!それは良かった…!」



いや良くねぇよおっさんこの野郎、居るらしい兄弟の記憶は無いままなんだからなマジで



「それは置いといて…今日は装備を一新しようと思って来ました」


「そ、そうか。武器鍛冶師の資格は持っているとお師匠様が言っていたが…防具鍛冶師の方はまだ認められていないのだろう?」


「防具鍛冶師にはなれてないですね」



お師匠様って誰だ?また俺は記憶が消えているのか…?いや、変な事言うとまたこのおっさんが悲しむだけだ。悟られないようにしておこう



「手伝うか?」


「いえ、自分の力でやらないと…」


「それもそうだな。頑張れ」


「はい」



とりあえず武器は強めの行って大丈夫…防具は…鉄鉱石かなんかでいいか…



「ふぅぅぅぅ………よしっ!」







竜星の短剣(最高)

ドラゴ鉱石をふんだんに使い、竜種の素材の力を引き出すことに成功した武器鍛冶師の最高の逸品。竜種を初め、植物種にも特攻効果が付いている


STR+72


武器解放

・??????

詠唱:【竜の力が宿りし短剣よ 今こそ真の姿を解き放て】

MP消費量単位:40

効果:????????




鉄の軽装シリーズ


鉄の髪飾り(特上)

鉄鉱石を使った一般的な頭装備。梶氏のこだわりが細部まで行き渡っている1品。綺麗な見た目からは想像できない程の防御力を誇る


DEF+22



鉄の胸鎧(上)

鉄鉱石を使った一般的な胸鎧。鍛冶師のこだわりが見える1品。胸元だけを隠す鎧の代わりに軽量化に成功している


DEF+18



鉄のすね当て(上)

鉄鉱石を使った一般的な腰装備。鍛冶師のこだわりが見える1品。防御箇所が少ない代わりに軽量化に成功している


DEF+12



鉄のシューズ(上)

鉄鉱石を使った一般的なシューズ。鍛冶師のこだわりが見える1品。小さく弱々しい靴に見えるがこの靴に攻撃すると………


DEF+12






ふぅ………いや…ね?思ったよ。うん、いや。思ってる事わかるよ?



「めっっっっちゃ強ぇ武器できた………!」



いや、これは結構えぐいのでは…?めっちゃ強いだろ…!!!(※混乱により語彙力低下中)



「この髪飾りもいちばん高くなるはずの胴装備より防御力高ぇし…!これが最高クオリティの力…!フフフフフ…フハハハハハ!」



他にもいろいろ使えそうなものを作っておいた。よし…これで準備は出来た。あとは例の野郎にぶちかましてやるだけだ




本田

Lv.15

JOB:鍛冶師

所持金:20764200シグ


HP:27

MP:12

STR:18(+72)

DEF:13

DEX:20(+62)

AGI:19

LUK:5


SP:70


装備

頭:鉄の髪飾り

胴:鉄の胸鎧

腰:鉄のすね当て

脚:鉄のシューズ

アクセサリー:見習いのエプロン

アクセサリー:なし

武器:竜星の短剣









そのモンスターは怒り狂っていた


目に見えるもの全てを蹂躙し、敵味方の判別もつかなくなっている程に


そのモンスターは経験を積んでいた


自分の片目を奪った、自分より強かった小人に勝つために


そのモンスターは笑っていた


あの小人が近付いているのを感じたために…

ステータス低すぎやろ!って思ったそこのあなた!そんなあなたにレベルアップ時のステータス上昇するステータスの法則をここに提示…



レベルアップ時のステータス上昇の法則

レベルアップ直前までのプレイヤーの行動を加味した後、最も使われたであろうステータスが成長する。(Lv1に付き、5ポイントまで)


さて、ここでタッカーさんが嫌いそうな勘のいい皆様はお気付きの通り、自分で振れるステータスポイントもLv1に付き、5ポイント貰えます。つまり、レベルが上がる度にステータスポイントを割り振っていれば上昇数値は倍になる訳です。本田は1ポイントも振ってないので普通の人の半分しかステータスが上昇してないわけですね…



いや…最初は掛け算式に増えるようにしてたんですよ?アバターの性別、職業を元に上昇係数を作ってですね?そしたらなんと、AGIとDEXが208に対してDEFが8とかいうゴミが作ったステータスになっちゃったので…


もう自分でステータス振りを考えれるこのシステムにしちゃえ!って感じです。もしかしたらレベルアップの行動参照上昇数値は5ポイントから10ポイントに変えるかもしれないです。いや、した方がいいとは思ってますはい

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