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α-3 イベント

「クラン長!別クランが攻撃してきます!」


「みみみじゃないクランなら倒していいよ!」



クランイベント中、予想外の事態に混乱する中。俺は思っていた



ちゃんとクラン内メッセージ見とけやぁぁぁぁ!!!!ちゃんと通達しといたやろがいっ!



「ハハハハハハ…もうヤダ…」


「ひぃぃぃぃっ!【本田】さんっ!」



みみみのクラン長?!なんでここにいるんだよ…!



「どうしたんですか?!何故ここに?!」


「た゛す゛け゛て゛ぇ゛ぇ゛!!」


「クラン長!危ない!」



後ろから対人専門クラン『spade』のメンバーが俺に斬りかかってきていた



「ぁ………!」



何も声を上げることなく突然斬りかかってきていたプレイヤーは倒れた



「何ボケっとしてんの」


「この人がしがみついてて動けないの!私悪くないの!お分かり?!」


「落ち着きなよ…戦闘下においての指揮はまだあのポンコツ共の方が上手いよ?」


「ぐう…」


「ぐうの音ギリギリ出してる暇があったら早くその子の方を終わらせてきて」


「イエッサー」



その場をクランメンバーとマリーオサントネヨットに任せてみみみの持ち場、右翼に移動する



「ヒャハハハハ!こいつら弱ぇぞ!」


「うっっっわぁ…」



地獄絵図と言えばいいのか、みみみのクランメンバーが為す術なくリスキルされ続けている



「どどどどど、どどどどどうすれば…!!」


「太鼓の鉄人みたいになってるから落ち着こうね…」



とりあえず…幹部陣をここに連れてくれば一応どうにかなりそうだけど…これ本体に無理やり行った方がいいか…?



「クラン長として皆に現状通達お願いね、「今回のイベントの指揮権を【本田】に渡すこと」「PvPが好きな人は襲ってきているプレイヤー、苦手な人とどっちでもいい人はボス優先」「『no na(N)me ne(3)w star(S)』のメンバーに攻撃しないこと」の3つ」


「は、はいぃ…!!」



あたふたしながらも耳に手を当てて口をパクパクさせているということは自分のクランにのみ届くクラン長だけが許された音声メッセージ、通称「テレパシー」を使ってるな。よし、俺も…



『クランメンバー全員に通達、襲ってきているクランは『spade』、PvP特化プレイヤーはその相手を、幹部組はみみみの方の『spade』の相手を。その他メンバーはボス特攻、ボスを倒し次第右翼にて合流、分体全部の討伐を終わらせます』



テレパシーを終わらせた瞬間、遠くからうちのメンバーの雄叫びが聞こえてくる。こういう時だけ頼もしい野郎どもだ



「うちの持ち場はうちのに任せておけばどうにかなるので、ここで少しだけ支援します」


「ありがとうございますぅ…!」


「スー…………ここに居る『spade』メンバー全員に告げる!うちの幹部が今からここに来る、最悪()()気で行く!逃げるなら今のうちですよ?」



うちの幹部1人が倒されるまでにこっちは10人以上の足止めを可能とする。そして相手もこちらも死んでも生き返る。こいつらの目的、PKポイントは自分が殺される度にリセットされ、相手からのPKポイントの強奪も不可能


うちの幹部が来たらこいつらにメリットは無くなる



「チッ…!リーダー!」


「おいおい、「逃げる」?つまんねぇこと言うなよ…俺たちは単純に殺し合いを楽しみに来てんだ。望むところじゃねぇの…!」


「それは潰されてもいい、と言うことで良いですね?」



総戦力値90万のリーダー様がなんか言ってら…



「クラン長、幹部全員現着…指示を」


「さっきも言った通り『spade』の相手をしてあげてください。最悪()()気で行っていいです」


「「了解!」」



潰す、それはこのゲーム内で済む話では無い。プレイヤーの精神を潰す。それ即ち、相手がトラウマになるレベルの殺し方も許可するということ


このゲームでは暗黙の了解がある。目を狙うこと、手足の損壊を狙うことはしない事だ。どちらも精神的ダメージを伴うため、胴体や首などの目の届かない範囲や一撃必殺になりうる箇所にのみ攻撃すること。それが誰が決めた訳では無い、マナーだ


それを無視して殺していい、つまり頭に剣を刺される瞬間や手足がない感覚を味あわせてでも、1人でも多く戦力を削り続けろと命令した











おかしいおかしいおかしい


なんなんだこいつらは…!



「うわぁぁぁぁ!」



また1人、目の前で頭に剣が刺さって悲鳴をあげながら殺された。暗黙の了解じゃなかったのかよ…!?



『リーダー!援軍を…!あいつは…!バケモ…!!』


「おい!おい!」



N3Sの方に行ったうちの幹部がフレンド通話で悲鳴をあげている…幹部はこっち来るんじゃなかったのか…!?



「ハハハ!あんたそんなに強かったのか、無課金とか言ってたくせに」



耳をポンッと叩いて耳の周りに魔法陣が現れている。フレンド通話か………?あいつが死んだ理由の正体も知れるか…?探りを入れてみるか



「な、何の話だ…!?どうなっている?!」


「あ?あ〜、いや…丁度今日入った新人がいまして…総戦力値60万強ぐらいって言ってたので、てっきりイベントキャリーに来たのかと思ってたんですけど…」



さっきから何を言ってるんだ………?



「まさかあいつが…まぁ、その新人の話は置いといて、私と戦う〜?」


「ハハッ!気になるところで話を終わらせやがって!お前に勝ったら教えて貰えるのか?」


「いや〜?どうだろ…私ってばPvP弱いから速攻殺されちゃうだろうな〜」


「嘘がバレバレだぞ…!」



腰にかけているマチェットを抜いて走ると相手も刀を抜く、さぁお手並み拝見だ…!



「あうっ…」


「………」



相手の鬼人族アバターのクラン長殿は胴体と頭が離れて死んだ



「一撃…だと?」



どういうことだ?まさか偽物?いや、クラン名の横に王冠マークがあった、クラン長で間違いない


なら特殊スキルか?死ぬことがきっかけのバフ…?いや、そんなスキルは図鑑で見たことない、図鑑に載ってないスキルは存在しないはずだ



「どういうことだ…?」


「言ったじゃん…私は弱いんだってぇ……」


「じゃあなんで自信満々に挑んで…、」


「やめてぇ!カッコつけたかっただけなんです〜!それ以上は言わないで〜!!」



顔を真っ赤にしながら顔を手で覆っている…マジなのか?!











「ブフゥゥゥゥ!カッコつけた瞬間に殺されてやんの〜」


「もうやめて…おぢさん恥ずか死しちゃう…!」


「ほら、早く本体倒すよ」



レイドボス本体に挑めるのは分体により多くのダメージを与えた2つのクランのみ、プレイヤーしか攻撃してなかった『spade』は分体を全部倒した瞬間に強制エリア移動という名のお別れをした



「しゃあっ!行けぇぇぇぇ!」


「おおおおおおお!」



地面が声で震えるほどの雄叫びを上げながら俺たちは本体を殴り、5分も掛からず終わってしまった



「やっぱりラストアタックはうちだったか…ごめんね」


「いえ…!参加だけでもらえる素材だけでもありがたいです!」


「これは個人的なプレゼント…」



インベントリから今まで貯めてきたボス素材を大量に取り出す



「みみみの皆も襲われながらよく頑張ったね、これは報酬だと思って持って行って」


「「うぉぉぉ!」」



みみみの皆は素材を取りながら喜んでいる



「クラン長!俺達にはないんですか〜?」


「そうだそうだ〜!」


「何が欲しいですか…?」


「投げキッスで!」


「キモっ…」


「「キーッス!キーッス!」」



いやこいつらキモすぎだろ…



「チュッ…」


「「っしゃぁぁぁぁぁぁあ!!!」」



沸いた、そしてこいつらの頭は湧いていた



「可愛いね〜?」


「やめてくんろ…!」



今すぐにでも消えてしまいたいほどの恥ずかしさを胸に、クランイベントは終わった



「あっ、【本田】さん!お話があるんですけど…」


「あ、噴水集合で」


「え?あの…!」



みみみのクラン長殿が何かを言おうとした瞬間、今度はイベントエリアから強制移動させられた



「なんか話してなかった?」


「いや、話そうとして終わった。噴水行ってくる。みんなにおつかれって言っといて」


「は〜い、行ってらっしゃい」



その場をマリーオサントネヨットに任せて俺は噴水までワープで移動した



「あ!【本田】さん!」


「話ってなんですか?」


「あの…【クロス】って名前のプレイヤー知ってます?」



おうふ?!まさか…みみみに入ったのか?!入っちゃったのか?!



「し、知ってる…」


「うちのクランで話題になってるんですけど…」


「………」



やっべぇぇぇぇ!手汗が出るはずないのに無限に出てくる感覚だけががががが…



「その…女性プレイヤーにセクハラばっかりするらしいんです」


「困った人だよね〜…HAHAHA」


「その…【本田】さんも女性なので…クランに入れない方がいいと思って…!」


「お気遣いありがとう、そちらこそ気をつけてね」


「はい!私のところは大丈夫です!メンバーが野良でパーティーを組もうとした時にセクハラされたぐらいです!」


「それは大丈夫なのか分からないけど……」



目をキラキラと光らせながら俺を見てくるが何も出ないぞ?いやまじで



「話はこれで終わりかな…?」


「はい!あ、いえ…」


「…………?」


「フレンドに…!なりませんか…?!」


「あ、はい。フレンド申請送ったので確認しておいて下さい。じゃあ」


「え!?あっ…はい……」



見つけた…!クラン長を任せられる人材………!!!!

みみみのクラン長ちゃんは名前を付けたい気持ちがいっぱいあるんですけど、いい名前が思いつかないのでしばらくは「みみみのクラン長」です



「潰すぞ」って強気で言ってみたら相手が予想以上に乗り気で困っちゃったクラン長さんがいるらしいですね。しかもその乗り気の人は仲間がやられた瞬間に返事を間違えたことに気づくという失態をかます阿呆です








おんぼろノートパソコンくんが本格的に壊れちゃったので今度こそしばらくお休みをいただきます。



理由その1

ノーパソが壊れたことにより各キャラの設定や性別、職業別レベルアップによるステータス上昇係数などのメモをスマホに打ち込み直し



理由その2

スマホのタイピング速度がパソコンより遥かに遅いため



理由その3

飛龍之財宝物語をより面白くするため





出来るだけ早く投稿を戻します

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