第5話
「最近のニュースでも毎日してるよね。人が消えるって。」
ミクラ「そうなのか?」
周りの噂話で時間を潰しているミクラだった。
「でも最近ピタっと人が消えるって事がなくなったんだって。」
「一切ないみたい。どうなったのかね~。」
ミクラ「塔を壊したんだよ」
ミクラは周りに聞こえないぐらいの声の大きさで呟いた。
俺もだいぶコッチになじんできたよ。
でも時々懐かしい気持ちになるんだ。故郷がね。
パンダどうしてるかな…。いやいや。パンダだし。
帰りたいけど帰れない~。っか。
「俺は王だぞおまえ達何するんだ!!!」
ん?
なにか向こうで騒がしい。
ミクラ「あ、バン王じゃないか!?」
確か魂を捧げたはず…塔が壊れて正気に戻ったか?
バン王「おう、あの時の、アプリを作ったやつじゃないか。」
バン王「所々記憶が曖昧なんだ。どうしてここにいる?」
ミクラ「連れてこられたんだ。同じでしょ?」
バン王「ここはどこか分からんが、テレポート石が何個かあるんだ。」
バン王「帰るか?」
まじか、ここでも魔法が使えるのか?
ありえねー!!
ミクラ「帰るぜ!」バン王「ああ、行くぞ!」
またあのパンダを見られるのか、うれしはずかしだぜ!
終わり。