ステータス確認!貴様のチートは・・・ここだぁぁ!
???
そこは暗い場所であり、人工物で出来た場所の中であった。
そこはダンジョンと呼ばれる場所であり、いまだに完全攻略者が出ていない場所でもある、
最古のダンジョンの1つである。
このダンジョンの入り口と周りには都市があり、そこから冒険者や騎士、貴族が入っていく。
そのダンジョンにまた一つの命が芽吹いた。
???
・・・・・・
何の音もない静寂の空間に俺は突っ立いていた。
いや、正確には立っていたというより、そこに存在しているようだ。
そう自分は思った。
「・・・・・・・ステータス。」
小さく俺はつぶやいた。
ヴォーンと音がしたと共に目の前に半透明のウィンドウが出現した。
『個体名:なし
種族:ドッペルゲンガー・亜種
職業:ダンジョンモンスター
称号:転生者 召喚者 輪廻転生
魔力:20/20
スキル:召喚術? コピー1 記憶力1 器用1
常時発動スキル:精神耐性1 毒耐性1 魔石吸収 』
ふむ・・・体力とか防御力は無いのか。
・・・お、長押しすると詳細が見れるのか、鑑定系持ってないから助かった。
何々?
『ドッペルゲンガー・亜種:ドッペルゲンガーが何らかの力の影響を受けた時になる変異種の上位種である』
なるなる、次。
『ダンジョンモンスター:ダンジョンで生まれたモンスターのこと。ダンジョンコアには計らえない。』
ほー、ダンジョンコアに逆らえないね了解、次!
『魔石吸収:魔石を吸収してコピー能力を完璧にする物』
よし!これ付けてくれてまじ勝ち組、次!
『召喚者:スキル召喚術がある者の称号 ・契約したモンスターに好かれやすくなる。』
お、最後の奴はうれしいな。嫌われたりしたらたまったもんじゃないしな、次。
『召喚術?:契約できるモンスターが一体のみ。だが、契約したモンスターは契約主のスキルを一つ使うことができる。』
おおお!これは、魔石吸収を使えという神のお告げが!・・・まぁ自分でこれを詳細に長く書いただけやけどね。はぁ~次。
『転生者:一度生を全うし、輪廻より記憶を消されず現世に誕生した者に付く称号 ・色々な事象に巻き込まれやすくなる。』
・・・・バットステータスだ!・・消えねぇかな。次!
『輪廻転生:魔力と個体名を失い、種族は初期に戻るが、それ以外はそのままでもう一度別の世界、または別の場所で転生をすることが出来る。ただし、魔力が200000(龍)と自分で発動しないと発動しない。』
・・・うーむ、嬉しいような悲しいような。言ってしまえば、半不死で、チート。
悪く言えば死のうと思うまで死ねない、恨みが重なればもうやばい存在になるでこれ。
・・・ん?これ、召喚術?で契約したモンスターも一緒に別の場所に行けるっとことか?
それなら俺は大歓迎なんやけどな。まぁ、今はいいか。まずは何か居ないか確かめへんと。
それから五分、カラ・・・カラ・・と骨が歩いている様な音が聞こえる。