world.5
「で、ナーシャちゃんはどこから来たの?」
「わかりません」
「じゃあ何歳?」
「わかりません」
「身長は?」
「わかりません」
「じゃあ...胸のサイズは⁉︎」
「キモい。死んでください」
「うおお...ナーシャちゃんの罵倒...」ハァハァ
うわぁ...ダメ人間だ。
「冗談は置いといて、本当にどこから来たかわからないの?」
うーん...異世界から来たとか言ったら脳内お花畑って思われるよな。
「はい、わからないです。」
「そっかそっか。とりあえず宿屋行こっk「変態ですか⁉︎」
なんてことを言い出すんだこの人!こんな昼間宿屋行こっかとは変態だな!
「ハハハハナーシャちゃんはどういう意味だと思ったのかな?おれは宿屋を早く抑えとかないと泊まれなくなるって心配したから言ったんだよ?」ニヤニヤ
「ぅ...ぁ.....ちが..........」
くそっはめやがったな。
『ちくしょう。ナーシャちゃん可愛いなぁ。顔真っ赤でプルプルしちゃって...ククッランスさんに知られたらどつかれるな。やべぇ...平常心。平常心。ナーシャちゃんは守備範囲外。おれはノーマル。』
「ぅぅっ...」
「からかい過ぎたなすまんなハハハハ」
「そ、それで冒険者ギルドはどこにあるんですかノームしゃん!」
ナンテコッタイかんじまった
「それ狙ってやってる?」
「やってません!」
そう。狙ってやってるわけがない俺は男だ!いまは説得力無いがな!
「ほい、ここがギルドだよ。ナーシャちゃんは冒険者ギルドがどんなものか知ってる?」
「わからないです。教えてくださいな。」
「可愛い...(ボソッ」
「え?」
「ん?........ああ!話の途中だったな。
冒険者ギルドっていうのは...
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ふむ。ノームさんに教えてもらったことによると、
・冒険者ギルドにはランクがありG-からA+にわかれていてランクさんはCらしい。
Dになったら一人前。Cは中堅くらい。
ランクさんがわかいときにはB+までいったらしい
・冒険者ギルドには依頼が集まり、自分のランク以下の仕事しか出来ない。
・冒険者ギルドの他にも商人ギルドとかいろいろある。
・冒険者ギルドには育成機関があり卒業するとD-からスタート出来るみたいだ。
「それでナーシャちゃんは冒険者ギルドに登録した事がある?」
あるわけないのだ。
「イイエありません」
「入るとして、親は知ってるのか?」
「私には親はいません。」
そう、嘘はいってないのだ、
「そ、そっか。辛いこと聞いちまったな。ギルドの機関は寮だから頑張れよ」
「はいありがとうございました」
「おう。じゃあな」
ノームさんに手を振って別れを告げる
冒険者ギルドの機関って学校かなぁ...めんどくさいなぁ。
ギルドの中はイメージ通りのむさくるしーおっさんが酒を飲んでら。こええええ。顔を合わせずまっすぐカウンターへ。
いかついおっさんと超怖そうな太ったおばちゃんと綺麗なお姉さんの3択だ。
誰がどう考えてもお姉さんのとこだな!
「あのすみません」
「はぁいいらっしゃいませぇ〜冒険者ギルド メラルド支店へようこそ〜今日はどのような御用件ですかぁ〜?」
間延びした話し方をする人お姉さんだな。
「あの、冒険者ギルドにはいりたいんです。」
「あらあら。じゃあステータスプレートをみしてくれるかしらぁ〜
...うん。ナーシャちゃんねぇ〜本当に入学するのかしら?」
「はい。冒険者になりたいです」
「それじゃあ1年間お勉強頑張りましょうねぇ。4階にある12号室で寝泊まりしてね。はい鍵」
「わかりました。」
12号室...12号室...あったあった。
ん?鍵空いてるじゃん
-コンコン-
「はいりますよー?」
ふむ。4人部屋なのか。
どのベッド使えばいいのかな
聞きに行くか。
「お姉さん。どのベッドが私のですか?」
「あー。いってなかったわね」
「はい。ナーシャちゃんはこのベッドを使ってねぇ。」
ベッドにあるプレートにナーシャって書き込まれた。魔法か?すげえ
「はい。」
「荷物はぁベッドの下ね」
「わかりました」
「なんかあったらまたよんでねえ」
「ありがとうございます」
...まてよ?服とかねーじゃんどうしよう
-ガチャッ-
「お、お、お前!!」
「ひゃい!」
「お前誰だ!」
「あ、あの、今日からギルドに「なんだ新入りか泥棒かとおもったぜ」
「泥棒じゃありませんナーシャですぅ!」
この身体に慣れてきたな。超怖い
「お、おう。俺はランガだよろしくな!」
「はいよろしくお願いします」
...ッチ男と同室かよ。女の子ならよかったのに...グヘヘヘ
「なんか言ったか?」
「イイエ?」