パラケルの散歩道
人物紹介
アリア・クロイツ (男性)
柔和な顔つき
22歳 175cm 黒髪 セミロング 黒い瞳
トレードマークは黒いコート。
ルル (見た目女性)
ポーカーフェイス
??歳(見た目15歳前後) 150cm 淡い青色の髪 ロング(背中まで) 青い瞳
ワンピースみたいな服が好き。
胸は普通にある方
この世界にも四季があり、今は春から夏に向かっているところ。
風が冷たすぎず暑すぎず、ちょうど良い今の時期は歩いて旅をするのにぴったりだ。
精霊の国「パラケル」の街から離れた散歩道を歩く1つの影の主が、背中におぶっている少女に声をかけた。
「ねぇルル?散歩を楽しむんじゃなかったの?」
少女をおぶって歩いている男はアリア・クロイツ。少女を重そうに(実際は大して重く感じていないが)・・・歩くのもしんどそうに猫背になって歩いている。
「ん・・・兄さんの背中、気持ちがいいです」
「・・・そうかい」
少女、ルルの返答はアリアが欲しかったものとは異なるが、アリアはもう何を聞いても無駄だということを悟っていた。
-----説明part-----説明役:ゆっくり
ルルはアリアのことを「兄さん」と呼んでいるけれど、この二人は兄妹ではないんだね。
パラケルには無数の精霊が住んでいて、適正のある一部の人は精霊と契約を交わし、精霊の加護をうけることができるんだ。加護は、精霊を呼び出して火や水をださせたりというのが一般的だが、すごい人では精霊の力の片鱗を扱うこともできる。高位の火の精霊と契約を交した人は炎の剣を出すことができる。という具合にね。
精霊との契約方法は多種多様で、精霊と一騎打ちして認めてもらう、自分の理想を掲げ認めてもらうなど、とにかく精霊がその人を認めれば契約は交される。
なぜこの話をしたのかだって?
この二人は兄妹ではないと言った理由と関係があるからだよ。
言ってしまうと、ルルは精霊なんだ。
え?精霊のルルが、どうしてアリアのことを「兄さん」と呼んでいるかだって?
・・・それは、アリアの趣味だろうね。
積もる話もあるだろうけど、追々ね。
今はまだ、置いておこうじゃないか。
さて、話を戻そう。
-----説明end-----
景色を楽しみながらしばらく歩き、少し道が開けた休憩場所に差し掛かった。
ルルはずっと背中で寝ていたが・・・
「ルル、ちょっと休もうか」
アリアは良い場所を見つけた!と喜び、ルルを木陰におろし、自分も足を投げ出して座る。
「木陰も気持ちがいいねぇ」
アリアはふぅと一息いれ、同意を求めルルに顔を向ける。
ルルはというと、
「ん・・・まだ眠い・・・」
と言い、アリアの足に頭を乗せて、横になってしまった。完璧に寝る体制である。
「・・・まったく、仕方がないなぁ」
苦笑いをしつつ、この可愛らしい精霊の頭を撫でてやり、ゆっくり時間が流れるのを楽しむアリアであった。
説明が長くなってしまいましたね
プロットなど作成していないのですが、不味いですかね…?