愛しさと 切なさと 美しさと
間一髪鶴丸の秘剣を破った猿の助。今決着を着けるべく向かい合う二人であった。
猿の助「へへ、これで五分五分の戦いが出来そうだ」
鶴丸「調子に乗るんじゃないの、僕の秘剣を破った事は素直に褒めておくけど僕の剣術はあんたの遥か上をいってるの♪」
猿の助「そうかい♪じゃあ俺も本気で行かせてもらう、この槍でな!」
鶴丸「何その槍、全然美しく無いじゃない!もう良いわ♪死ねばあんた!!」
猿の助「猿の助、参る!!」
槍を突きだし飛び掛かった猿の助。
鶴丸「やっぱあんた好みじゃないわ~死んでちょうだい!!」
ガキン
猿の助の槍を刀で受け止める鶴丸。その顔には笑みが溢れていた。
鶴丸「何年ぶりかしら~、僕とまともに剣を交える敵に会えたのは!絶対美しく殺してあげるんだから♪」
鶴丸は猿の助の槍を払い退けると下から上に刀を凪ぎ払った!
ヒュバッ
「グッ!?」
猿の助の頬を僅かにかすめ血が流れた。
鶴丸「ふふふ、あんたはこれからこの血をい~っぱい吹き出しながら死ぬんだよ♪」
ギンッ
ガギンッ
チャリッ
鶴丸の猛攻を槍で受け止める猿の助。しかし徐々に押されぎみになっていた。
猿の助「こいつ、速い!」
鶴丸「これで終わりよ♪」
鶴丸はとどめの上段から降り下ろす!
ドスッ
鶴丸「げっ!?」
猿の助は間合いを詰めすぎた鶴丸の足の甲を槍で貫き地面に固定すると素早く腰の胴田貫を抜き鶴丸の脇腹を切り裂いた!
鶴丸「なっ何故この僕が!斬られるわけ?」
鶴丸の脇腹からはおびただしい血が流れている。もう戦える状態では無かった。
猿の助「お前は自分の速さを過信しすぎて間合いを詰めすぎた、だから俺の槍がお前の足に簡単に届いたんだ!」
鶴丸「そう、ちょっと油断しすぎたかしら、ゴフッ!!・・・完敗ね♪」
・・・。
鶴丸「もうどうせ助からない…せめて貴方のてで美しく死なせてくれるかしら?」
猿の助「引き受けた!!」
鶴丸「かぐや鶴丸、美しく散ります…」
ヒュザシャ
美しきイケメン侍、かぐや鶴丸ここに散る!
猿の助は鶴丸の亡骸を人目のつかぬ場所に埋めた。それは猿の助の心境の変化を物語っていた。




