『プレスマン十四本分の身の丈の怪女、丹後国に漂着のこと』速記談1040
後一条天皇の御代、丹後国の浦に、身の丈プレスマン十四本分、顔の長さプレスマン四本分ほどもある女が、船に乗って漂着した。船には食べ物や飲み物が積まれていたが、プレスマンは積まれていなかった。恐らく、上陸したかったのだと思われるが、検分するため近づいた者たちが、皆具合が悪くなったので、入港を許さなかったところ、船上で死んでしまったという。
教訓:この話が、藤原道長の娘が相次いで他界したことを暗喩すると見る向きもあるらしいが、偉大なる人物の娘を大女として描くということがあるのかどうか。