第四話 子熊のゴロウのおじさんは、いつ来るの?
子猫のミイタロウの紙に、彼が好きな食べ物がかいているそうです。
紙にはこう書いています。
『 ★ ★ 』
子狐のウカミちゃんが言いました。
「星の形のお菓子、答えは金平糖でしょ」
でも、ミイタロウは首を横に振って言いました。
「違うよー。金平糖も好きだけどそれじゃないんだよ。あ、ポンキチくんはわかったみたいだね」
「んとね。ミイタロウくん、たまにポリポリ食べてるの」
子狸のポンキチくんは答えました。
ウカミちゃんは「ポリポリ?」と首をかしげています。
ミイタロウが「これだよー」といいながらポケットから小袋を出しました。
小魚が入っているようです。それをみて、ウカミちゃんがいいました。
「え? これって、いりこ? この絵がどういうヒントになっているの?」
これにはポンキチくんが答えました。
「んとね。ウカミちゃん。これはね、星が2つで『ニボシ』って読むの」
「せいかーい。あ、ゴロウくんもニボシすきだよね。あげるー」
子熊のゴロウくんは、ニボシを分けてもらってうれしそうにしています。
みんなでおしゃべりをしている中、子馬のサクラちゃんが「外でサッカーやろうよ」と言い出しました。
他のお友達も「やろうやろう」と言ってます。
走るのが得意でないポンキチくんは、少し困った顔しています。
ポンキチくんの様子をみて、ウカミちゃんは小さい声で「ポンキチくん、ファイトファイト」といいました。
そのとき、ゴロウくんは「みんな、ちょっと待って」といいました。
「今日、ぼくのおじさんがここにくるんだ。この手紙になぞなぞがあって、その時間にくるらしいけど、何時にくるかわかるかな」
ゴロウくんが出した紙にはこう書いています。
子猿のキイジロウがいいました。
「簡単だよ。三角が9個あるから、9時にくるんだよ」
子豚のブウスケくんは首をかしげます。
「夜の9時だと遅すぎるんだブー。でも、もうお昼過ぎているし、朝の9時のわけないよなぁ」
ウカミちゃんはポンキチくんにいいました。
「わたし、答えがわかったと思う。ポンキチくんは?」
「んとね。ぼくもわかったの」
このお話を読んでいるみなさんはわかりましたか?
答えが知りたい人は『次へ』に進みましょう。