第三話 子猫のミイタロウは、何が好き?
3人のプレゼントを当てましょう
白いハンカチと黒いお皿、それにオレンジ色のボウシがあります。
子馬のサクラちゃんが、明るい色でやわらかいもの。
イノシシのボタンちゃんが、うすくてまるいもの。
ヒヨコのカシワちゃんが、明るい色でまるいもの。
小熊のゴロウくんは考えています。
「サクラちゃんのは明るくてやわらかいから、ハンカチかボウシだね。他は……ポンキチくん、わかる?」
子狸のポンキチくんは「うん」とうなづきました。
「んとね。ボタンちゃんのはお皿なの。カシワちゃんのは、まるいからボウシなの。サクラちゃんはハンカチなの」
「「「せいかーい。さすがポンキチくん」」」
問題を出した三人は、それぞれのプレゼントをゴロウくんに渡しました。
そらから、ともだちみんなでテーブルを囲みました。
お菓子やケーキが並べられて、いっしょにいただくことになりました。
ブウスケくんがたくさんもってきたサクランボも、テーブルに乗せられています。
おや? みんなで好きな食べ物を言い合っています。
子鹿のカノコちゃんは「わたしピザがすきー」と言っています。
イノシシのボタンちゃんは「あたしはクリが大好きだよぉ」って言ってます。
ポンキチくんがいいました。
「んとね。ぼく、カキがいちばんすきなの。ウカミちゃんは油揚げが好きだっけ?」
ウカミちゃんもいいます。
「油揚げばっかりじゃないよ。お鍋の餅巾着も大好きよ」
「んとね。それも、油揚げなの」
そんな話をしていると、子猫のミイタロウが紙を1枚出しました。
「僕が好きな食べ物はこれ。何かわかる?」
その紙にはこんな風にかいてました。
『 ★ ★ 』
みんなはそれを見て首をかしげました。
最初に子兎のピョンサクくんが言いました。
「ピエロさんの目玉に見えるよ。前にサーカスのピエロさんにキャンディもらったの。おいしかったよ。こたえはキャンディ」
次に子羊メエリンちゃんがいいました。
「こんな形のクッキーをママに焼いてもらったことがあるよ。こたえはクッキー」
ポンキチくんはウカミちゃんにきいてみました。
「んとね。ウカミちゃんはどう思う? ミイタロウくんが好きな食べ物」
「そうねえ……。あの形の食べ物……。あっ、わかったかも」
このお話を読んでいるみなさんはわかりましたか?
答えが知りたい人は『次へ』に進みましょう。