第二話 プレゼントを持ってきたのはだれ?
子豚のブウスケくんのプレゼントの箱に暗号のような文字があります。
[さ][ぎ][や]
[く][ら][ん]
[し][あ][ぼ]
子狐のウカミちゃんがききました。
「ポンキチくん、ほんとにブウスケくんのプレゼントの中身がわかったの?」
子狸のポンキチくんは、うなずきました。
「んとね。こたえはね。『サクランボ』なの」
「せいかーい。さすがポンキチくん。うちの庭の桜の木でとれたんだブー。よく洗ってきてるから、すぐ食べられるブー」
子豚のブウスケくんがにっこり笑いました。
「あ、そっか。たて、よこ、たてに読めばよかったんだ。ポンキチくんすごいね」
ウカミちゃんが感心したようにいいました。
そのあと、子馬のサクラちゃんが小熊のゴロウくんに声をかけました。
サクラちゃんの横には、イノシシのボタンちゃんとヒヨコのカシワちゃんがいます。
「ゴロウくん。あたし達のプレゼントはこれだよー」
サクラちゃんの横の台には、白いハンカチと黒いお皿、それにオレンジ色のボウシがあります。
それぞれに、かわいらしいクマの絵がついていました。
サクラちゃんが言いました。
「あたしのプレゼントはどれかわかる? あたしのプレゼントは明るい色でやわらかいものよ」
続けてボタンちゃんが言います。
「あたしのは、うすくてまるい形だよぉ」
最後にカシワちゃんです。
「あ、あたしのは……明るい色でまるいです。どれがだれのプレゼントか、わかりますか?」
ゴロウくんは「えーと、えーと……」と考えてます。
ポンキチくんはすぐにわかったみたいでニコニコしてました。
ウカミちゃんは「ごめん。もう一回ヒント教えて」と言いました。
このお話を読んでいるみなさんはわかりましたか?
答えが知りたい人は『次へ』に進みましょう。