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「こんにちは!」異世界転生! 〜実はこの言葉が世界を救う奇跡の呪文だった!!〜  作者: ヤム253
第5章【ドラゴンって色々伝説があるけど異世界だと意外と普通な事かもしれません!】
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28話【ドラゴンって色々伝説があるけど異世界だと意外と普通な事かもしれません!】⑥

こんにちはという言葉が世界を救う奇跡の呪文だったら?というお話です!


「あれあれぇ??お前らなにぃしてるんだ!?」

魔王領域の力を抑えるためドラゴン碑石の封印の強化を完遂し、あとは帰るだけだったのに……

ーーー異世界転生を始めますか?ーーー



YES←

NO


サン

lv:1

HP100/100

MP50/100


【オトモ】

ミーア

lv:2

HP150/150

MP150/150


アルディン

lv:8

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜サレスの森 碑石近く〜


「ぐわぁああああ」


!!!!


僕達が入ってきた獣道の向こうから大きな声が響いた。


「アルディンさんの声だ!!!」





何かあったのだろうか?


「急ごう!」

「え、えぇ」

僕とミーア、護衛さんの3人で来た道を引き返す。


ガサゴソ

    ガサゴソ



「あ、アルディンさん!!大丈夫ですか!?」



「ぐぬぅ……ぬぬぬ」

アルディンさんは道に倒れ込んでいて、お腹を押さえつけている。

お腹からは赤い液体がポタポタと地面に滴っている。





「アルディンさん! 大丈夫ですか! 一体何が!!!」



アルディンさんは僕の顔を一瞬みて


「……逃げ……ろ」






ガサゴソ

    ガサゴソ



「あれあれぇ?? お前らなにぃしてるんだ!?」


挿絵(By みてみん)


獣道の奥から……謎の物体が現れた

少なくとも目の前にいたのは人間の格好ではない……


馬のような頭をしているが、体は熊みたいな獣の体をしている。さらに20cmくらいの大きな爪があり足は象のように太い。

おそらくこれがミーアやアルディンさんが言っていた魔族だろう。自分より大きいくらい体格から恐怖を感じてしまった……



魔族は甲高い声で口を開く

「おいおい。お前ら! ここで何をしている!? ここはお前ら人間族が来てはダメな所だぞ。」




「お……お前は!」

僕はゆっくりと目の前の魔族に尋ねる。



すると目の前の魔族は甲高い声で自慢げそうに口を開いた。

「我が名はぁ! 魔王領域、第二隊長のイエデイ様だぁ!

我らのぉ! 魔王ガリアス様より!


«ここへ近づいた者がいたら排除せよ!»


とのご命令だぁ! お前らには恨みはないがみんな死んでいただくぜぃ!」




「魔王……ガリアス……」

異世界転生して初めて聞いたこの世界の魔王の名前……

つまり転生前にやっていたゲームで言うとラスボスの名前だ。


ポタポタ…

     ポタポタ…


「う………うぅ、68歳の老いぼれに……」」


イエデイの大きな体の後ろにいるアルディンは必死にお腹を手で覆っている。

流れる赤い液体は止まらない。


「アルディン!」

「アルディンさん!」


赤い液体がどんどん地面に滴り

土が濡れていく。

このままでは……アルディンさんは……死んでしまうかもしれない。


「このままじゃ……」


イエデイは僕達がピンチなのを喜んでいる顔をしている。

 

「ハハハ! 残念ながらぁ! こいつはもう助からないぞぉ! ドラゴンの碑石に近づくもの……怪しいやつは全員始末するぜぇ!」



ドラゴンの碑石……

おそらくなんらかの理由で、誰かが碑石の封印を強化しにここに来ると予測した魔王ガリアスが、封印の強化を防ぐためにイエデイをここに派遣したんだろう。

だが僕達はすでにドラゴン碑石の封印の強化は既に終わっている。魔王領域の魔力を弱める結界は徐々に広がり始めており明日の昼頃までには完了する。

目的は完遂してあとはみんなで帰るだけなのに……こんな恐ろしい魔族に会うなんて……


「お前らはここで終わるんだぁ!」

イエディは完全に戦闘体制になっている。動く事が出来そうなのはミーア、僕、護衛の3人しかいない。


「先ずは……弱そうな女の方だな……くらぇ!」


シュッ!


イエデイがミーアにに向かって鋭い爪を振り下ろす。


「きゃあぁあぁ!」




「お嬢様!危ない!」


ーギン!


護衛がイエディの前に立ち、爪の攻撃を剣で防ぐ。


「護衛さん!」


「お嬢様……今のうちに……お逃げください……」

さすが護衛さん、なんて反射神経だ。

しかし護衛さんの剣ではイエデイの攻撃は防ぎきれない。


このままではアルディンに続き護衛……その後のミーア…そして僕自身の命が危ない。


「あっ……っ」

護衛さんがイエデイの攻撃を剣で防いでいる後ろでミーアが硬直している。


「よく受け止められたなあ。だが、どこまで持つかなぁ。ハッハッハ!」

イエディの顔を見るに力の差は歴然……このままでは……


「お嬢……様……お逃げくだ……」





(このままでは……)

まずはミーアを守らないと……

僕がやることは一つ!

「ミーア! こっちだ!」  



僕はミーアの手を引いて再びドラゴン碑石の場所まで走った。「えっ!サン!??」




「お嬢……様……どうか……ご無事で……」




ーサレスの森 ドラゴン碑石ー

はぁはぁ……


2人でドラゴン碑石の所まで走って戻ってきた。


「サン……どうすれば……みんな死んじゃう……」

ミーアが不安そうに僕に問いかける。


「わからない……

でも一つ言える事はイエディって奴が魔族で僕達に敵意を持っていると言う事だ。もし仮に護衛さんがやられたらここまでやってくるだろう。なんとかこの状況を乗り越えなければ……」 


ゴソゴソ

  ゴソゴソ

何かないか……何かないか……

持っていたカバンを漁る。


(なんで……コレしか……ないのか……)



ーーー1話回想ーーー

……とりあえず初期装備を確認っと。」





ゴソゴソ

僕は自分のポケットに何が入っているか確認する。




おっ。

ポッケには小さなナイフとみたこともない硬貨が5枚入っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「ミーア……今使えそうなのは小さなナイフしか………」


カバンにあったのは……小さなナイフが1つ……

こんな小さいナイフでイエディと戦えるはずがない。



「サン……どうしてこんな小さいナイフを……無いよりかはマシだけど」



「ごめん………」

ミーアの言う通りだ。

なんでこんな物を持ってここまできているのかわからない。







「そうね……サン、一つだけ……この状況を打開する方法があるわ」







「方法?」

コメント、ブックマーク、評価して頂けると嬉しいです!よろしくお願い申し上げます。

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