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「こんにちは!」異世界転生! 〜実はこの言葉が世界を救う奇跡の呪文だった!!〜  作者: ヤム253
第2章「ざまぁ!異世界転生してハーレム生活したかったのに助けたのはゴブリンでした。」
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12話「ざまぁ!異世界転生してハーレム生活したかったのに助けたのはゴブリンでした。」④

緑の液体がヌルヌルと身体に纏わり付いているが、完全に人間の女の子だ。先程のゴブリンのようなおぞましい姿はない。

(ちなみに服はゴブリン病の膨らみ現象でいい感じに破けている設定です。)


「おお、ミーア! 奇病ゴブリン病から回復したぞ!!」


「私はエリアス領、領主バルト・ア・ヴエイストハルト。呼び捨てでバルトと呼んでくれ。この度は娘を助けてくれてありがとう」


(領主、やはり二人ともお偉い様と言うことか)


バルトさんは深々と頭をさげ喜びの気持ちを表している。


「いえそんな! バルトさん、頭をあげてください! 困っている人を助けるなんて当たり前ですよ!」


貴族の男は彼女に話しかける。

「ミーア、いいかい? この人がお前を治してくれたんだよ。」



娘は立ち上がりあたりを見渡す。

「あなたが………治してくれたんですか? ありがとうございます!」


ポロっ

娘はペコリと一礼をすると着ていた服が……


「私……、服が……」

挿絵(By みてみん)

貴族の男は「うおっと」と呟き自分が身につけていたマントを彼の娘に身につけさせる。

(ちなみにいい感じに恥部が隠れる感じです。)


[……裸を見られた…裸を見られたら裸見られたら結婚するしかない…。]

彼女は下を向き小さな声でボソボソしていて声が全く聞こえない…。




身長は140cmくらい、背中まで伸びた金髪、目は青色でくりっとしていて小動物のようだ。

僕が前の世界でやっていたゲームで出てきたお姫様のように可愛い。



(まさかあの気持ち悪いゴブリン…生物からこんな可愛い子が出てくるなんて!!

桃太郎もびっくりだよ!)



「あ…あの…。」

彼女は一呼吸すると僕に向かって高く綺麗な声で僕に話しかける。

「私の名前はミスティ・ア・ヴエイストハルト申します。(裸を見られたから結婚!裸を見られたんだもの、楽しい家庭を築きましょう!)」


「そうなんですね、ミスティさん。元に戻って良かったです。」


(裸の美少女がマントをで身を隠している……服ではないので隙間からチラリと見える胸……いや綺麗な肌……。頬が赤くなっていることを誤魔化すように、凛々しく話す姿が凄く可愛い。)


「私はミーアと呼ばれ慣れているのでミーアとお呼び下さい!(夫婦の条件はまずお互い親しい名前で呼び合うこと!)」


「えと、ミーア……さん?」


「ミーアで良いですよ(呼び捨てで呼んでください!)」


「えっと……ミーア。僕はサンと申します。」


「サン様っておっしゃるんですね……素敵なお名前……(家族以外でお互いの名前を呼び合うなんて初めて!)」



ミーアはバルトさんの方を向き口を開いた。

「ねぇお父様。恩人お礼がしたいので是非私たちの屋敷までお呼びしたいわ。」


「そうだな。私も同じ気持ちだがそれはできない。」


「え…どうしてですか?」

バルトさんは壊れた馬車を指差しながら口を開く。

「ミーア、残念ながら馬車は壊れてしまい馬も1匹だけだ。この馬は私とミーアを乗っけるのが限界だ。そして2人とも鼻が麻痺しているが、ゴブリン病のせいでかなり臭いはずだ。恩人をもてなす前に身体を綺麗にしないと失礼だろう。」



「うっ。そうね………。私もずっとこんな姿恥ずかしいわ………」

下をまた向いたミーアの頬が真っ赤になるのがわかった。



(………という事は僕も近くにいたから臭い筈だ。是非別日にして欲しいところだ。)


バルトさんは僕に声をかける。

「サン、因みに明日は空いているかね?お礼がしたい。」


「ええ、空いてますとも。」

(というか今日転生したばかりで予定なんて何もないんです。泊まる宿屋のお金も何もないですし…。)


「では明日の昼過ぎに迎えやろう。どこに馬車を向かわせれば良いんだ?」



そう言われた時僕はその回答に迷った。

だって宿代ゼロで野宿しそうなんですもの………


「………………実は。」



「ん?」

バルトさんが僕にキョトンとした顔をする。


こういうのは正直に話すしかない。

「実はバレンティアというホテルに泊まろうと考えているのですが、先程色々ありまして無一文なんです。もしかしたら野宿になるかもしれないので……」


バルトさんは話を割ってきた。

「野宿、それはいけない。アリアスはエリアスと同じく夜の鐘8回以上は外出禁止だ。外に出ている所を見つかったら衛兵に捕まってしまうぞ」


(そうなのか……じゃあ野宿はダメだな……)



「ちょっと待ってくれ。確か………」

ゴソゴソ

そう言ってバルトさんは腰のポケットを漁る。


「おっ。あったあった。」

彼は3枚の硬貨を僕に手渡した。



「あいにく私も色々急で、手持ちは少なくてな………でもホテル代くらいならこれで足りるだろう。」


バルトさんが渡した硬貨は銅貨でも銀貨でもなく、淡い青色に輝いていた。銅貨よりも少し大きかった。

「閃貨だ。3枚もあれば宿代には困らないだろう。」


閃貨………


確かホテルバレンティアのティーナさんが言ってたけど。閃貨1枚の価値は銀貨5枚分と言っていた。つまりこの硬貨1枚あればなんとか宿代をもらう事ができたぞ。

また宿屋に泊まっても閃貨は2枚余るぞ。



「良いんですかこんなに良いんですか? ありがとうございます。これで今晩泊まることができます!!」


「当たり前だろう。むしろ私の娘を助けてくれたのにこれは少ない方だ」


そう言うとバルドは娘のミーアを馬の前の方に乗せ、自分は後ろの方に座る。


「それでは明日昼過ぎ、鐘1回の時にホテルバレンティアに馬車を行かせる。」


「はい!ありがとうございます。」


「では、明日また会おう! ミーア、行くぞ!」


「はい、お父様。サン様、それじゃあまた明日」

ミーアが軽くこちらを振り返り小さく手を振った。


バルトさんとミーアは馬に乗り屋敷があるであろう場所へ馬を進めた。



ーーーーーーーーー

色々あったが遂に!宿泊代を集めることができた!しかも閃貨も3枚もらってしまった。

ミーア……可愛かったなぁ。でもなんでゴブリン病なんかに………?




それにしてもさすがアリアスのリンゴだな。

奇病と言われたゴブリン病も治してしまうなんて。


よし! このお金でバレンティア泊まることができる!


そう思った僕に疲れがどっと襲ってきた。

とりあえずティーナさんの所へ行こう!

僕はバレンティアに向かって足を進め始めた。


ーーー異世界転生を続けますか?ーーー



YES←

NO


サン

HP100/100

MP0/100


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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