50話 負けなしトレード。おみくじの意味。。
50話 負けなしトレード。おみくじの意味。。
2022年も下半期となる。半分終わろうとしていた。
歳を重ねると1年が異常に速く感じる。
これは恐らく仕事で毎日同じ繰り返しで、目新しい事がないからだろう。
目新しい事がないから毎日の事なんて記憶にインプットされない。
だが株投資はいい刺激にはなっている。だが、やり始めの時と比べてそこまで携帯画面を見る事はなくなった。いよいよベテランの域か。。と思いながらも、初心者だろうがベテランだろうが利益を出さなきゃ無意味。
ラッキーパンチでもポテンヒットでも利益を出さなきゃ負け組なのだ。
8月に現物も意識しようかと思いながらも、先物はバーゲンハンターに徹する。そう思って2ヶ月半経っていた。
さて、その成果は…。
先に結論を言うと損切りなしの利益40万円の利益。
40万円の利益が多いかは置いといて特筆すべきは損切りなしだ。
トレードは26回ほど。26勝0敗!
サラリーマンやお父さんの小遣い稼ぎなら満点のトレードだ。
余った費用で株をやっているなら、外食だろうが旅行だろうが買い物だろうが何でもOK。
余裕のある大人…。
現実はそんなもんなんだろうな。
億トレーダーとか、何千万も投資してますとかよりはよっぽど現実的だし何しろカッコいいではないか。
株で利益を出している事を黙っていて、だが何故かあの人お金に余裕がある、、みたいな…。
まあ、そんな事を思いつつ、でも億を儲ける方がいいよなやっぱり。
とか思うのがサラリーマンだ。
この物語のサブタイトルは、『リアルなサラリーマン投資術』みたいな感じだから、これから書く26勝0敗はある意味答えなのかもしれない。
大きく分けて、この物語の目的地は3つある。結果ともいおうか。
①ボロ負けで退場。
②月に5万円〜10万円程利益の小遣い稼ぎができる。
③億トレーダー又は何千万トレーダーになっている。
①は、投資を始めてから2年の間に2回退場の危機があった。
だがそれは勉強と思っていたので、回避。
②はどうだろう。家のローンも終わり子供も独立をしたサラリーマンなら充分だろう。だが俺にはスズメの涙。やらないよりはやった方が良いというレベルだ。
では③の億トレーダーか!?
いやいや、それは目的地ではない。単なる理想か願望の類か。
では俺はどこを目指しているのか?
そこをはっきりしておこう。
このサラリーマンの投資術は、ズバリ『権利収入』を目的としている。
毎日、毎日やれ下がった、上がった!利確しようか、、いやチャート分析だ、やれ決算だ、夜中眠いのにアメリカの動向はどうだ…、、。
きっと株トレードをしている人は、大なり小なり毎日がこんな感じだろう。そりゃ1年も速く感じる。
俺はできればそんな疲れる毎日とは早くおさらばしたい。
携帯のトレードと睨めっこの毎日なんて面倒だ。
そう。本当ならば買ってほかっておいての方が楽だし、それで利益が出ていれば幸せに感じる。
だが、この少ない資金と残りの人生を考えたらモタモタしてはいられない。
『権利収入』。それは配当だ。
何もしなくても毎月お金が入ってくる。
今はこの土台作りをしているのだ。
それこそがサラリーマンにおいての理想系。
俺の初期投資額はたったの100万円ポッチ。
ここから、大きく稼いで退職時には権利収入を得てサラリーマン人生を終える。
これこそが俺のサラリーマン投資なのだ!
なのだ!はいいが、。結局はお金を増やさないといけないので、株投資のトレードをやる事には何も変わりはない。…
さて、この2ヶ月半のトレードの話し。先ずは現物。
日経平均ダブルインバース。まあETFなのだが日興証券のニーサ枠で買うので現物扱い。
日経平均が上がったら下がる。日経平均が下がったら上がる。
つまり逆張り戦術の最も有効で簡単なトレードだ。
大体、日経平均が28000円にいくと360円を切ってくる。
27500円台で360円を越してくるイメージ。
今年の日経平均のレンジは28000円台から26000円台。この流れは恐らくアメリカの金利、FRBが止まらないと変わらない。つまり物価高、インフレが止まらないと、爆上げはない。
ネガティブ発言で一気に27000円割れ。プラスの思惑で28000円に寄る。ただそれだけの事だ。各企業の決算やらなんてあまり意味はない。
ここを頭に入れてトレードをするだけで視野が広がる。
つまり350円台になったら思い切って買う。
2000株でも。成り行きで構わない。でほかっておくとアメリカの誰かのネガティブ発言でドーンと日経平均が下がる。
となると日経平均ダブルインバースは上がる。
で、370円を突破したらすぐに売る。これで利益4万円。
これは日経平均225の先物をやっているから理解できるトレードだ。
ヒット&アウェイ。
超簡単に利益を出す方法だ。
現物では、少額短期トレードで、QDレーザー、JBR、円谷フィールズ、セガサミー、Aバランス、アクセル、俺には馴染みの銘柄だがこの辺りが爆下げになった時、いわゆる各銘柄に起因する下げではなく、特に決算の影響で下がったのはなく、日経平均先物が夜中、又は朝の開始前で確認して爆下げになった時、もっと言うとアメリカの金利絡みのネガティブ発言で思ったより爆下げになった時に仕込む。
これは、先物のニュースを毎日読んでいるから流れが分かる。
この金利に関わるネガティブ発言での爆下げは、押し目買いの大チャンス。
その時は下がってもまた上がり出す。
で、速攻利確。何千円でも利確。
勝ったら逃げるセミプロ打法だ。
何故簡単に利確できるかと言うと、その企業の事を良く知らないから。
あくまでも日経平均225先物の流れで買っているので、その先どこまで伸びるかは知らない。知らないから利確。
これは、日経平均先物専門だからできるトレードだろう。1銘柄に固執しない。
あくまでも大事なのは利確だ。
そして、次は大型株のCFD。
こちらはあまり失敗できない。一度の失敗が致命的だ。
だが、日経平均先物の流れを見ているからこそ得意でもある。
先ずは日産。大型株なのに500円から600円のレンジ。レバレッジ5倍だから少ない投資でも大量に買える。20万円の投資でも100万円の買い付け。500円で買ったとしても2000株は買える。
この日産が500円を切った。480円台。ここで買おうか迷うが、俺はバーゲンハンターだ。1日爆下げした時に飛びつくのはベターだ。まあ悪くはないがベストではない。
次の日。監視してると460円台に。ここですかさず20万円、つまり100万円の買い付け。
そして、しばらく3週間程してると500円になった瞬間売り。8万円以上の利益だ。
480円台で買わなかった理由。それはやはりアメリカの誰かのネガティブ金利発言だ。アメリカ株は大幅な下げ。この下げは1日では終わらないだろうと思ったから次の日も下がると思った訳だ。
それはズバリ的中した形になった。
その調子でファストリやPanasonicやトヨタやサイバーエージェントを買っては売って利益を出す。
惜しいのはソフトバンクGだ。5500円辺りの価格が4800円になった。
先程の2番下げハンターを狙おうかと思って1日待ったら、4800円台が底でそこから異常な強さを見せる。
何と7000円台まで駆け上がっていった。
もし、4800円で200株程度買っていたら、6800円で利確しても40万円。
何と一撃で40万!
うーん…。
これだよなぁ。こうゆう一撃が欲しいんだよな。
どこかで反撃の一撃がないと、昨年の良品計画のマイナス100万円の穴は埋まらない。
一撃を狙うなら日経平均225の先物だ。
こちらはレバレッジ10倍。しかも買いからも売りからもエントリーできる。
日経平均が26000円を割ったら大きく買う。
日経平均が28000円超えたら気持ち50%で売りで入る。
売りはやはり怖い。売りとは日経平均が下がったら利益の事だが、日経平均は上がろうとする力が強い。
なので全力で行く時は買いのほうだ。
当然バーゲンハンターよろしくの下がったら買うに尽きる。
それでもトレード時間はほぼ1日、23時間トレードできるのでこれはこれでいい刺激になる。アメリカの市場が動くサマータイムで日本時間22時半から、11月からは23時半から大きく動き出す。
なので、常に買いたくなる衝動に駆られる。言い換えると、大きく買う程ではない時、相場が膠着している場合でも買いたくなる衝動。
そう言う時は5万円程日経平均を買いで買って、同じく5万円程S&P500の先物を売りで買う。
これでどちらかは利益になる。何千円単位でも。
これも俺が編み出した綱引きトレードだ。
この日経平均225とS&P500の先物で、今回の利益の半分の20万円を叩き出す。
ちなみにチャートも存在する。
シカゴ日経平均先物チャートだ。
それと合わせてダウ平均チャートも見て利確を決める。
超短期トレードの類でもある。
今思えば、新年のおみくじに書いてあった、『目先を変える。』
この答えが出たともいえる。それは『アメリカの動向に重きをおく。』
この1点に尽きると言う事だ。企業のファンダメンタルズや時価総額、決算はあまり気にしない。
新年か…。
あれからおみくじを引いてからもうすぐ1年も経つのか…。
本当に時間がすぎるのは早い。
負けなしトレードが出来たからといって満足はできない。
やはり一撃の利益がどこかで欲しい…。
狙ってみるか…。
現物はダメだ。企業の内容なんて調べていられない。
レバレッジ10倍をかけて、日経平均225を買うか…。
いや、大きく買うにはバーゲンハンターに徹しないとダメだ。
となると…
レバレッジをかけて、5倍の大型株。
候補…。
何となくある。…決算で落ちてそこからヨコヨコの大型株が…。
ソフトバンクGは海外の機関の格付けでランクが下がった。
売りで入るならいいチャンスだが…。ソフトバンクGは自社株買いを頻繁に行うから、結局上がっていく。それならば慌てて買わずに買うなら下がってから買いたい。
となると大量に買い付けができる日産もありだ。
現在11月も中頃を過ぎた頃。
きっとFRBの金利がそろそろ頭打ちとの観測とかで、年末にかけて上がっていくだろう。
そうなると、1点集中で大きく買ってもいけるか…。
何となくある…銘柄か…。
狙ってみるか…。
俺はとりあえずその銘柄を監視する事に決めた。
虎視眈々と狙いを定める。
その銘柄とは、1周回ってのまさかのど真ん中銘柄。
『トヨタ』と『任天堂』である。