47話 『タイミングトレード』。。
47話 『タイミングトレード』。。
ネットニュースのコメントでこんな感じの質問があった。
『何故株の購入は単元100株と決まっているのですか?』
そうすると色々な人が返信の書き込みをしていた。
『主は昔を知らないのか?1000株単元の時代もあったのに』
とか、
『企業が送る決算短信の費用がかかる』
とか、
『そんなに100株買いたくなければ、1万円から買える証券会社とかで買えば?』
とか。
コメントした主は納得がいかない。
もっと理論的に教えろ。と。納得いかないと。どうやら100株より1株の方がもっと買う人が増えるし、自分も任天堂とか買えるのに。だそうだ。
どうやらこの主は、物事を客観的に見えないらしい。
何故と疑問が浮かんだら逆の立場で考えるべき。
これは、仕事が出来ない上司にも当てはまる。
我が強い人ほど自分の側からの考えしかできない。
何故、単元100株かって?
俺はこう考える。
企業が資金をより効率よく集められるからじゃないの?
株は買うとか売るとか以前に、企業が株を発行しないと買えない。
じゃあ何故株を発行するのか?
資金を集めて、開発費や設備投資をしてもっと利益を出す為だ。
自分が株式会社の社長になればよくわかる。
1株を沢山の人に買ってもらうか。100株を単元にしてその100分の1の人から資金を集めるか。
全銘柄1株から買えるのなら、ライバルはほぼ全社。任天堂やファストリ、トヨタ、ソニーなどの大型株も1株で買えるのなら、俺が社長の会社なんて少数人数しか買わないだろう。ライバルが多いせいで、1株1000円だとしても100人しか買ってもらえなかったら…。
だからこその株価であり、購入縛りを100倍にする事で大企業との差別化を図る。任天堂は100株買うのに600万円必要だが、仮に俺の会社は1株1000円だとすると、10万円で購入できる強みがある。
まあ、本当の所は知らないが、100株購入は覚悟を決めて買うから俺はその方がいいと思う。何しろ上がったら数があった方が儲かるし。
株の基本は会社への投資。だからこそこれから成長するであろう銘柄を探す。
その銘柄を探す事。
サラリーマンとしてデイトレなどの細かいトレードに限界を感じた俺は、現物の個別銘柄を探す事に時間を割くのを極端に少なくした。
結果、武器を手に入れた。
指数先物とCFDだ。
だが、自分の意識が甘いと大きく損をする。
戦術とは作戦だ。
俺は、基本逆張り戦略。下がったら買う。上がったら売りで仕掛ける。
だが、今の相場は難しい。価格も中途半端なのだ。
チャートのトレンドも掴みにくい。
決定打がないとでもいうか。
俺は、戦術よりは戦略を変えてみようかと思った。
戦略とは方針だ。いくつもある投資の中で何を選ぶのか?
ここから練り直す。
先ずは日興証券の逮捕の話し。
俺は、もしかしたら日興証券ではもう買えなくなるのではないか…と思い、口座だけ開いたSBI証券のアプリをダウンロードをした。
そして、使い方を覚えた。
PTS相場があるので、一度買ってみようかと思った。
何しろ、場が閉まった15時に好材料のIRが出ると、翌日の朝9時しか買えない所、その日の夕方から買える。
場は大きくないから、売る人がいないと買えないし大きな数は買えないが買えたらラッキー程度でも良い。
そして、N君のETFの話し。VIX恐怖指数は買ったことがある。
それならば、日興証券のニーサ枠でETFを買うのもアリか。
いや、せっかくのニーサ枠なら少しだが監視している銘柄を買うのもいいのではないか…。
実際、監視しているJBRは押し目買いチャンスだったし、フィールズも狙っていたら上がった。アドウェイズも増配で上がったし、ちゃんと現物でも上がる。
だが、気になるETFもある。
小麦だ。
正直安い。低位株だろう。しかも小麦といったらロシアだ。
価格が高騰するかもしれない。
まあ、よく分からないしよく知らないけど、あんまり持ってはいないジャンルなので持っておいてもいいと思った。
ちなみに、日興証券ではこの小麦のETFは買えなかった。
となると、SBI証券はETF専門口座でも面白い。
と、同時にETFを沢山狙うよりはアメリカ株も仕込んでいけば良いのではないか…。
原油のETFを買わずに、アメリカ株のエクソンモービルを買ったように…。
となると、3銘柄ピックアップして毎月配当が出るようにすれば良い。
エクソンモービルとアルトリアグループとベライゾンだ。
この3銘柄買うだけで毎月配当が出る。
そして、日経平均、S&P500の先物指数とCFDでの大型株狙いだが…。
我慢とはいえ、やはりどんどん仕掛けていきたい。
そこはあまり大きく買わずに、先物指数でデイトレをする。
小銭稼ぎで充分だ。
となると、CFDだが…。
ここはメインにすると危険だ。だが大きく儲けたい。
それならば、暴落、暴騰の時だけ買うのはどうだろうか…。
甘さとは買うタイミングが下手という事だ。
何故下手なのか。我慢できずに買ってしまうからだ。
それならば、タイミングを間違わなければ良い。
そう。バーゲンハンターで充分ではないのか。
どうせ色々買っても大型株はすぐに暴落する。すると追証回避の損切りをして損失が増える。時間の無駄なのだ。
効率よく利益を出す。だからこそのレバレッジだ。
1銘柄だけを暴落、暴騰した時に仕掛ける。
それが本来の先物の買い方だ。
整理すると、
日興証券でニーサ買い。
SBI証券でPTS買いとETF買い。
アメリカ株は3銘柄で毎月配当。
指数先物はデイトレ。
CFDでは大型株のバーゲンハンター。
細かい戦術は、基本逆張りでいいだろう。
利確は早目にドンドンと。
追証回避の損切りはしない。
そして、一つのトレードで沢山銘柄を買わない。
アメリカ株の3銘柄以外は1銘柄に集中する。
今年になってからの先物オンリーのトレードは、いわゆるトレーニングと思えばいい。
経験値は上がっているはずだ。
というか、2年の集大成は結局の所色々なトレードを覚えただけか。
とりあえず、今の塩漬け銘柄を整理したら一度試してみよう。
名付けて…
この2年で経験したトレードを駆使した、
『タイミングトレード』
良きタイミングでどれかに入る。
タイミングが合わなければスルー。
だが、どれかはトレードしているから我慢はしなくても良い。
心理的にポチポチする余分なトレードをしなくて済むはずだ。
無駄な損切りもしないだろう。
2年経ったこの地獄の住人は、まだもがいていた。




