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36話 損切りの話。。

36話 損切りの話。。


気付けば10月も終わろうかとしていた。

今年の10月は裏と表。明と暗。

株の話ではない。

天気の話だ。

序盤は暑い。30度超えもあるほど。

一転して半ばを過ぎると寒い日も。気まぐれ日本株と同じく天気もドタバタだ。

しかし、10月後半になると天気も落ち着き秋晴れの日も多くなっていた。

『安定』。

そう。安定のフタ文字。俺の株もそういきたい所だ。


ここで親友のS君と久しぶりに電話で話した。

最近は少しながら利確が続いているという事だった。

S君は春先に上場廃止となるオンキョーに手を出してマイナス15万程の損失。そこから半年でマイナス5万以下まで持ってきたそうだ。

その間損切りしたのは1度のみ。

ABホテルをアフターコロナとして狙っていたがマイナス5万程まで落ち込み、何かの拍子で上がってマイナス1万になった所で損切り手仕舞い。

S君の資金も100万程。堅実かつ見極めは俺より上だろう。

俺はというとこの半年、なんだか思うようなトレードはできなかった。

S君は以前株で失敗している為慎重だ。基本低位株を狙う。

低位株以外では今の時代に合っているか、業務内容を重んじる。

例えばスノーピーク。キャンプ用品が当たる!と俺が株をやり始めた1年半前から言っていた。今やスノーピークの株価は2000円前後から6000円になっている。3倍だ。

やはり株は夢がある。

ちなみに俺でいうと、買っていたのが売った後に大きくいってしまった株は何と言ってもAバランスだ。700円台で購入していたのが売った途端上がり出して一気に5000円台。

フェローテックもそうだ。一気に3000円台。

やはり株は夢がある。


が!

裏と表。明と暗。株は夢だけではない。10月の天気と一緒だ。

9月末の奇跡の上昇から一転の魔の8日続落。そこから何とか安定させようとじっと耐えていたがそれも限界に来ていた。

8日続落から落ち着いたと思ったが、やはりアメリカの状況でやたら落ちまくる。アメリカ株は連日市場最高値を記録。円安ドル高。だがそうは言っても落ちる日もある。そんな時に待ってましたかのように日経暴落。1日でマイナス500円なんて当たり前。

そう。特に日本で大きな事案があった訳ではないのにマイナス500円だ。


ここで先物をしていると困る事がある。

追証だ。

またしても追証アラーム。今月5回目だ。

俺はもう限界と思った。

そう。ここからは損切りの話だ。

一度損切りについて書いてみようかと思っていたのでいい機会だ。


ヒントはS君だ。

冒頭に損切りの話があった。ABホテルのマイナス1万での手仕舞い損切り。

これはオンキョーでマイナス15万くらった直後で資産100万の15%に当たる。

そこでマイナス5万のABホテルは切れない。

そこから何かのタイミングで上昇してマイナス1万になった。


ここで考えられるのは2つの分岐点。

①上昇を期待してプラスまで持っておくか。

②手仕舞いして次の銘柄にいくか。


ここがヒントだ。

実は損切りは株をやり始めた頃からその必要性は知っていた。実際テラで思い知ったからだ。そこからいくつも損切りはしてきた。

が、今年は損切りをしすぎていたように思う。

余分な損切り。

俺にとってはジースリーだ。夏前のマイナス15万の損切りが響いて調子が狂った。

そこから無駄な損切りはしない事にした。


先の分岐点。

S君は手仕舞いを選んだ。俺にも相談はあったが手仕舞いを勧めた。

理由はオンキョーでマイナス15万くらった直後だったからだ。

今後大きな負けはもう致命的だ。一旦手仕舞いして次を狙った方が良い。という事になった。


今の自分に置き換えてみる。

恐らく①の選択だ。

とにかく利益を上げたい。ここまで待つならもっと待つ。

しかし、案の定ABホテルの株価は落ちていった。

S君の選択は間違いではなかった。

その後順調に利確できて、オンキョーのマイナスをカバーしようとしている。


今の俺の思考ならまた含み損が膨らみ、どうにも動けない日々だ。


どうにも動けない日々‥。


しかしそうは言っても俺はデイトレ専門ではない。

中期のスイング派だ。

多少の事なら待つ。

しかし待つにも限界はある。

月に5回の追証アラームは異常だ。

そこに気づかないとセンスはなし。何かがおかしいのだ。

何がおかしいか?

具体的にはソフトバンクGと任天堂だ。

一向に上がらない。

底値だと思って買ったが一向に上がらない。


いや、9月末は流石に上がった。総理大臣辞任の時だ。

その時に手仕舞いしていれば大きな損失はない。

だが、先の分岐点の②の考えには至らない…。どうしても①に期待する。

その結果。1ヶ月後の今。

任天堂マイナス11万。ソフトバンクGマイナス14万。

合わせてマイナス25万。

俺はここで迷う事なく損切りした。

ずっと①に期待していたのにだ。


なぜ迷う事なく損切りできたか?


それは後でまとめる事にして、今回の任天堂とソフトバンクGだ。よくチャートを見直すと下落した時に飛びついた。そこは逆張り派だから間違ってはいない。だが下降トレンドの入り口に飛びついている。

下がっていけばナンピンだ。

だがそれも追いつかないぐらい下がる。

で、今も上がらず下降トレンド継続中だ。

要は、チャートを少しでも見ろと。下がったから買う。それは仕方がないし間違ってはいない。だが買った後ナンピンするかどうかはチャートをよく見てからだ。

買ったら下がる。それは最早あるあるだ。

大事なのは底値かどうか。

下がったらラッキーで飛びついて買う。次の日上がる。事もある。

だが、それは危険という事だ。

底値でも本来、上がり始めた時に買えば理想だ。

つまり今回のマイナス25万は、

チャートをよく見なかった事と手仕舞い損切りをしなかった事の結果だ。


さて、話を損切りについてに戻すとなぜ迷う事なく損切りできたか。

それはズバリ。

『次にやりたい、買いたいモノがあるから』。

結局資金は限られているんだから、何でも買える訳ではない。

S君はABホテルの手仕舞いの時にこうも言っていた。

「次に買いたい銘柄があるんだよね。」

それなら手仕舞いしてそれ買いなよ!

となった。


要は損切りとは資金の調達だ。


じっと待つ銘柄もあってはいいが、次に行きたいならば多少上がった日に手仕舞いして次の投資に向かう。

ただし、損切りのやりすぎはダメ。

『手仕舞い』とはよく言ったもので、まさしく一旦終わる事も大事だ。

そもそも、これはいい!と思って買ったのが、2週間経っても全然含み益が出なかったら最早失敗だ。

いい時は買ったら含み益は少額でもプラスになる。


つまり…。損切りの話をまとめると、

①中期スイングでも、買って2週間経ってプラスになっていなかったら手仕舞いのタイミングを見計らう。

②次に買いたいモノがあったら、執着しないで手仕舞い。

③損切りのしすぎはダメ。損切りして致命的なマイナスになるのならほかっておいた方が良い。


今更ながら損切りの話になったが、ここ数ヶ月は何も進展なし。損切りしていないからだ。

ダメージを少なくできる手仕舞いタイミングもあった。

しかし、ここを履き違えてはならない。

『日本株は弱い』。

ここを頭に入れないと、上がるのをじっと待つだけではそもそもが無理。弱いのだから。

買ったタイミング等色々あるが、俺のこの今回の25万の損切りは次への狙いだ。

つまりショックはない。


次への狙い。


俺は損切りしてすぐに実践した。

次の日から早速含み益だ。

その次への狙いとは…。


それは、

『大手の売り建て』買い。


下がったら利益。レバレッジ5倍のCFDで売り。

これは俺の怒りでもある。

下がったら利益は本来はしたくない。

日本の会社が下がって利益を出すのは心理的に嫌だ。

が、魔の8日続落。株は買いを落とすシステムなのだ。

それならばそれに逆らっても仕方がない。

つまり俺が悪い訳ではない。


そして俺は信用はしていない。ので現物は買いで普通にトレード。

俺はこの2本建て。本当はアメリカ株の配当も交えて3本建てで一気に利益を出す。

その準備に取り掛かろうとしていた。

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