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35話 魔の8日続落!。。

35話 魔の8日続落!。。


9月半ば。俺は武田薬品の配当権利を狙う事に集中すると決めた。

残りの現物保有のアドウェイズ。

ここはやはり危険な銘柄だ。機関に売り仕掛けで狙われている。

一瞬利益圏まできた所で全保有利確。手仕舞いをした。


これでBASEもアドウェイズも手仕舞い。

少額だが利益で終える事ができた。

「ふう、、これで武田薬品の配当権利が入れば9月はプラスで終われる。」

ここで一息。


と思ったが相場はグングン上昇していた。

総理大臣の辞任が決定し、海外投資家から期待感で買われているとか。

現物の方はノーポジ。資金はある。

「ちょっと勝負してみるか…」

雰囲気に呑まれるとはこの事だ。

ここでセンスのいい投資家なら買うのは控えて、様子を見るだろう。

なぜなら、上昇しているということは高値掴みの可能性もあるからだ。

ここで一つ前に書いた事が思い浮かぶ。


『ここ最近の勢いの日本株。だが俺はイケイケドンドンで上がるよりはどこかで下がるのではないか…という思いが強かった。

『日本株は弱い』。

俺の投資歴1年半の感想だ。』

この一つ前に書いた事だが、この上昇地合いの雰囲気でこんな考えは弱気なのか?

この答えはすぐ先にあった。


資金があるなら買っておこう。

と思うのも無理はない。

俺は日鍛バルブを500株。東洋エンジニアリングを200株購入。

少し成長したのが全額買わなかった事だ。資金余力を残して置いて下がった時にナンピンする。

俺も中々上級者らしくなったものだとこの時は思った。


さて月末。

CFDで購入している武田薬品の配当権利が入金された。

20000円程だが。

が、ここで嬉しい誤算があった。

なんと任天堂も配当権利が振り込まれていた。

任天堂は20株ほど購入していた。

一株60000円を切りどんどん下がっていたので買ってみた。

その分の配当権利金がなんと20000円!

「配当って100株ないと権利ないけど、CFDは関係ないんやな。」

これは大きな情報だ。

配当が出る月を調べて、その銘柄を片っ端から買っておけば100株なくても毎月配当権利が得られる。

まあ、実際は資金の問題でそんな事は無理なのだがこれはこれで新しい情報だ。


これで9月は配当権利と現物の売買益でプラス70000円で終える事ができた。


さて10月。

現物で買った日鍛バブルと東洋エンジニアリングが利益圏にいけば速攻利確だ。

そして今月の配当権利銘柄を持っていないCFDの方は、この上昇相場で利益にいったら一旦利確すれば良い。


これで10月利益のビジョンはできた。

仕事で中々トレードが出来ない中、これでとりあえずは…。

と思っていた。


が。ここで思い知らされる。

いや、ここ最近の相場では中々あり得ない事が起きる。

自分の1年半の経験で思った事が確信に変わる。


『日本株は弱い』。


ここからは日経平均の動きを記す。

9/14の今年最高値の30670円を記録。

この時は34000円まで一気にいくんじゃないか?

と言うアナリストもいた。

9/15、16と2日間続落。350円程値を落とす。

だが9/17に176円値を戻す。

株はずっと上がりっぱなしではない。

値を落としながらも上昇していく。調整と言われるものだ。

上昇トレンドではこうゆう上がり方をするので、今回のこの3日間の動きは調整と思われた。


そして連休明けの9/21。マイナス660円。9/22はマイナス200円。上がってたので利確する人が増えただけとは思えない落ち方。

だが、祝日明けの9/24は609円プラス。

日経平均も30248円と大台は超えていたので、そこまでの危機感はなかった。


しかし、9/27から急展開をする!

きっと歴史上でも経験則として振り返る事になるだろう、『魔の8日続落』!

なんと8日間連続続落!中でも1日マイナス600円オーバが3回!

8日間の続落金額はマイナス2719円!


ここで忘れてはいけないのが、日本の状況だ。

総理大臣が変わり、緊急事態宣言も明けた週なのだ!

「これは最早、岸田ショックと言ってもいいのではないか…」

一体なんて事をしてくれた!

怒りが込み上げるが、ここは株トレードの世界。

これも株なのだ。


実際、保有の銘柄はどうなったか。

現物の日鍛バルブと東洋エンジニアリングは少し落ちたが、そこまでの大きなマイナスではない。


やはり大型株だ。

日経平均が落ちるという事は大型株が影響を受けている。

CFDだ。

まさかの追証がこの間で4回。

俺は現物でナンピンする資金をCFDの証拠金に回した。

武田薬品を損切り。マイナス40000円。

株式分割で価格が2000円になったトヨタを購入していたがすぐに損切り。マイナス30000円。

なんとか回避。

だが、せっかくのプラスだった良品計画がまさかのマイナス35万。ここは損切りできない。


「まるで仕手じゃないか…。」

このまるで仕手。まさかの日経平均が?

この疑念を調べるべく俺はYouTubeを見まくった。

今は昭和ではない。誰でも簡単にプロの株式アナリストから情報を頂ける。

流石に俺もここは見させてもらった。


色々なアナリストが同じ事を言っていた。


「機関投資家の空売り仕掛け」

「海外勢の先物売り仕掛け」


特に顕著だった日がある。前場は何とかプラスで踏ん張っていたのに、後場になった開始直後の急落!

日本が昼休みの時を狙って空売りを仕掛けて落とされた!


「ち!ふざけるな!」

益々怒りが増す。

総理が変わる緊急事態明けの前。買いまくって価格を上げるだけ上げといて売る。

やってる事は仕手と同じじゃないか!

そう。日本の状況を利用されたといっても過言ではない。


『日本株は弱い』。


これは、機関に価格を操作される事を意味する。

確信に変わった瞬間だった。


……。

なげていても仕方がない。

ここは、見直しと今後の方針を変えるしかない。

毎月勝つとかはもうどうでも良くなっていた。

今回の動きで分かった事がある。

先述の日経平均の動きの中で、ポイントになるのがここだ。


〜そして連休明けの9/21。マイナス660円。9/22はマイナス200円。上がってたので利確する人が増えただけとは思えない落ち方。

だが、祝日明けの9/24は609円プラス。

日経平均も30248円と大台は超えていたので、そこまでの危機感はなかった。〜


ここだ。よく考えてみた。

同じ週でマイナス600円とプラス600円がある。

明らかにおかしいと思わなくてはならない。

すなわち、機関が大きく動いている証拠だ。

この9/24のプラスの日に逃げる事ができていれば相当センスがいいのだろう。


そして、やはり資金だ。

この大幅な落ち込みはよくある。

今までも経験してきたではないか。

その時の為にじっと待つ。

なんだかんだいってだ。その後上がるかどうかは置いておいて、株は安く買える時を狙うのがいい。

つまり『暴落狙い』。

以前にも経験した事だ。


きっとこの8日間暴落で買った人はその後利確できるだろう。


そして、今回新たに思った事はこの『空売り』だ。

俺は信用取引はしていない。

だが、先物の一種であるCFDをしている。

このCFDにも同じのがある。

『売り建て』だ。

下がったら利益。差金決済だからできる技だ。

もし、良品計画でもソフトバンクGでも任天堂でも武田薬品でもトヨタでも、売り建てで買っていたら大きな利益になっていた。


配当権利は貰えない。逆に払う事になる。

売り建てだからだ。

しかし、この『仕手日本株』で利益を出すなら売り建てでいいのではないか?


時期は10月。

そろそろCFDの税金の事を気にしなくてはならない。

今年は税金を払う程利益は出ていないので、最早このままで良い。もう年末までは税金のかからない程度の整理以外はCFD取引は中止。


現物は暴落だけ待って買い。


12月まではこれで良い。

結果、今年は大きな利益はあげられそうにない。

『結局勉強の1年で終わるのか…』

だが、俺的には5月が1年の括りだ。

1月からはCFDは売り建て。現物は『暴落狙い』。


これが一番日本株で利益を上げる事ができるのではないか?

この『魔の8日続落』は、いいきっかけになるのではないか?


俺はとりあえずそう思って納得する事にした。

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