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25話 方向転換。。

25話 方向転換。。


ちょうど株取引を始めて丸1年。

2年目に突入した矢先にとんでもない事になっていた。


まずはCFDでの『良品計画』。

買った瞬間にウイグル問題で暴落。

正直、そこまで深く買うつもりはなかった。

上昇トレンドで普通に右肩上がり。そこで買って1週間後には売るつもりだった。

『サイバーエージェント』もそうだ。馬のゲームが大ヒットとかいってたから買っただけだ。当然右肩上がり。

が、両銘柄とも何故か買った瞬間に落ちる。

サイバーエージェントなんて売った次の日に株式分割発表ときたもんだ。

当然価格は上がる。

もう訳が分からない。


ただやってる事はアレと変わらない。

高値掴みの大チョンボ。

最早、自分の中では大きな教訓となった『テラ』だ。

『何が高西式だ!何がセミプロ打法だ!徹底しなかったら意味がないやろが!』

と自分に怒りをぶつける。

俺はやはり上昇トレンドはダメだ。

上がったら下がる。当たり前だ。

下がったら底にいく。そこで買う。損はない。なぜなら底だから上がるだけだ。

『プロとアマチュア』。

株投資のプロのやり方は分からない。

本とか読んでないからだ。

だが、どんな世界でもプロとアマチュアというのがあり、大きな根底には『違い』がある。

今なら分かる。プロとアマの違い。それは、

『徹底』だ。

折角、時間と労力とお金をかけて自分で気付いた実践法で利益を出していたのに…。

徹底できないアマチュアさ。

サイバーエージェント然り、良品計画然り、BASE然り俺はアマチュアだ。

正直、25日線を割ったのを買うとか、下がればナンピンするとか、利確は早目のセミプロ打法とか否を唱える人もいるだろう。

だが、また何か気づいたら自分の考えをアップデートすればいいだけだ。


俺は、『徹底』と『柔軟さ』を根本にして肝に命じる。

自分のやり方に対して自信を持とう。


が、時すでに遅し。

2021年5月の魔の3日間の暴落。

良品計画はマイナス60万。

追証警告が週に3度。

お金を追加したり、他の銘柄を損切りしたりして追証を回避する。

とうとうCFDでは、マイナス60万の良品計画だけ残る羽目になる。

そして、現物ではBASE。

欲が出て利確出来ずとうとうマイナス10万。

25万の利益から一気にマイナスだ。


この魔の3日。

どうやら、信用取引の追証がかなり多かったらしく、保有銘柄を切らざるをえなかった人が続出したらしい。

そして、マザーズでも。

マザーズの上位銘柄がこぞって暴落。これはアメリカインフレ懸念ショックとは違って、単純にマイナス材料が重なりマザーズ上位も暴落。

そうすると、信用取引をしている人が追証、つまり担保金がなくなり追加しないと強制決済というペナルティーがくるのを防ぐために、他の銘柄を切って担保金に戻す。たとえマイナスでも。

まさにBASEはマザーズ。その切らざるをえない銘柄だった。

売られると価格は下がる…。


俺は反省をしつつも、自らを奮い立たせる。

まだまだトータルでは大損ではない。だがこれからが重要だ!

ここで何をするかだ!


俺は長期で保有する銘柄を買って、下がった日だけナンピンするのに変えようかと思った。


それこそ少しづつ買う『フロッギー』の金額指定でだ。

『ラクーンHD 』、『フェローテック』、『イオンモール』。

この上昇している銘柄が暴落した時に買い、下がった日だけナンピンして株数を増やす。

これを1年かければきっと大きな含み益になっているはずだ。

そう。名付けて『定期預金法』。

早速実践。

1銘柄10万づつ。合計30万。

1週間後には3銘柄ともプラス。含み益は1万円程。


そして、『高西式』。

資金がないのでBASEを半分損切り。マイナス5万。

新たな購入は、『カナミックN』を400株。『シンシア』を200株購入。

『カナミックN』は徐々に上がり始めプラス7000円の含み益。

『シンシア』は決算発表で大暴落したからそんなに早くに価格が上がるとは思ってはいない。が、底の価格で買ったのでそんなに下がる心配はしていない。


「ふう…。とりあえず安心か…。』

俺は安堵した。


そしてCFDの方だがこちらは当分何もできない。

何しろ良品計画だけでマイナス60万だ。

現物で利益を出すか、良品計画が上がるまでは少し休む事にした。


さて現物に話を戻すと、『定期預金法』ではジワジワと利益は出るだろう。

しかし、あの暴落が来ると何もできない。

果たしてこのままでいいのだろうか…。

そして、『カナミックN』。

今ならプラスで終える事ができる。

確かに底から少し上がった所で買ったのだが思いっきり25日線を割っている。

なのでそのまま持っておきたい。

だが、また暴落が来ると一気にマイナスだ。

何しろ上がる時は微増なのに暴落日はやたら落ちる。

正直、誰かの陰謀とさえ思いたくなる。

だが、そう思って間違いないだろう。

株は微増。落ちるは一気。暴騰はラッキーパンチ。

そうやって考えると、漠然と答えが出てくる。


暴騰はラッキーパンチ?


そうか…。

ラッキーか。

スクロールとアドウェイズとBASEで利確しておけばプラス100万以上の利益になっていた。

価格が急に上がったからだ。

そうか。その大きな利益はラッキーパンチか。

そうやって考えると、ラッキーパンチは結構な確率でくるんやな。

いや、そうではなくラッキーなのか。

そんなラッキーなんて当てにしたらダメだ。


定期預金法…。

正直大きくは負けないだろう。

だが違和感がある。

間違ってはいないはずだ。

だが…。

俺は考える。


大きくは儲けたのはラッキー…。

暴落はくる。…。暴落は避けられない…。

結局、そこがヒントだ。

暴落はチャンスではないか…。

実際、暴落した時に買った最近の銘柄は5銘柄中4銘柄は利益が出ている。

ラクーンHD、フェローテック、イオンモール、カナミックN…。

全てプラス域だ。


という事は…。

ここで自分を客観的に見てみる。

何気に俺の特技でもある他人の目で自分を見てみる。

仕事の時も行き詰まった時は、そうやって答えを出してきた。

すると…やがて違和感の正体がはっきりと見えてくる。


『定期預金法はどうなのか?』

説教①長期なんて言ってる場合か。どこの金持ちや。

説教②今月負けまくってるんだから少しでも取り返せ。

説教③どうせ月末暴落するから、下がったらまた買え。

説教④長期ならアメリカやれ。


それだ!

長期ならアメリカやれ!負けてるんだから少しでも利確しろ!

暴落がきたらまた取り返しがつかない。塩漬けなんてあってはならない!


俺は違和感の正体が分かった。

つまり、安い時に買えばいいだけだ。

暴落は月に何度かはくる。その時に買えば良い。

どうせチャート分析とかする時間はないのだから、相場が勝手に安くなった時に買えばいいだけだ。

それも出来るだけ『効率良く』だ。

そうなれば答えは明白だ。

暴落した日に買えるように、資金を用意しておけばいい。

つまり、、

フルポジションはダメって事だ。


自分の持ち金の6割を暴落した時に買う。4割はナンピン用にとっておく。

で、相場が持ち直して上がったらすぐ利確を基本にして、利益を優先させる。


名付けて、『暴落陰謀逆手買い』。

もっと簡単に、『暴落買い』。


普段ノーポジだから下げてみろ。俺の為に下げてみろ。

と上から目線。


正直株投資をしていて、不思議に思った事がある。


なぜそんなに急に下がるのか?


今回の暴落もここまで下がる内容だったのか?

アメリカ株が持ち直した日でも暴落していた。

ビットコインの暴落も関係しているのか?


結局、今回の暴落で俺が思った事は、

『この株式の価格システムはネガティブな出来事があったら暴落する様に出来ている』だ。

そう考えると辻褄があう。

プログラムした人間がいるはずだ。

勝手に価格が動く訳が無い。

良品計画もだ。そこまで落ちる内容か?

ネガティブなニュースではある。がファストリは暴落してはいない。良品計画は落ちるとはいえ2800円から2100円まで一気に落ちた。何かが働いた証拠だ。

機関?それもあるだろうが、となるといつ下がるか分からないものに常にお金を張っている事になる。

プロの人ではなくても、株式投資を長年している人ならその正体は知っているのだろう。

が、その正体…事実はこの際どうでもいい。

俺がそう思っただけで充分。

事実は、訳の分からない暴落が月に何度かある。という事だ。


だったら、逆手に取ればいいだけだ。


俺は、今のすべての保有を利確した後、暴落した日に買う、この『暴落買い』を早速実践してみる事にした。


方向転換である。


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