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74-時給1000YEN


 いつものエイトイレブンに行ってきた。


 あの納豆が一つだけあった。すぐに確保した。今日は良いことがありそうだ。


 さっさとすることをしてログインしよう。遅れると大変だ。


 食事、トイレを済ませる。掲示板は… やめておこう。時間がない。


 よし、ベッドに寝転がりVRギアを装着。そして、ゲームを起動する。


 白い世界を抜け― ここは、自分の部屋だ。時間は8時34分。まずは9時までに傭兵事務所だから日課をこなそう。


 リュックサックから弁当箱と水筒を出して台所へ行く。


 居間には誰もいなかった。当然だろうリアルでは平日の朝だからな。


 しかし、ナギさんだけはわからない。


 台所で弁当箱と水筒を洗う。静かだった。



「おはようございます。あなた」



 いきなり、背後から声がした。体がビクリとしてしまう。俺の小さな心臓に悪い。危うく弁当箱を落とすところだった。



「お、驚かせないくださいよ。おはようございます」


「そんなつもりはなかったのですが。私もいるんですから早く慣れてください」


「もう、完全に引っ越して来たんですか?」


「だいたい、必要そうなものは運び終わりました。全てを持ってくる必要はありません。あちらはあちらでしばらく使いますから」



 実感が湧かないがナギさんは、このチームハウスの一員になったようだ。もしかしたら、凄いことなのかもしれない。



「そうですか」


「あなた、手を出してください」


「こう、ですか」



 俺の出した手をいきなり握ってきた。少し冷たい手だ。え?どういうこと。



「ありがとうございました」



 ナギさんの表情がさっきより和らいだ気がする。ま、まぁ、ナギさんの機嫌が良くなったのならそれで。



「それでは、今日は指名依頼がありますので、これで」


「朝食は大丈夫なのですか?つくりますよ」


「大丈夫です。露店で適当に済ませますから。では」


「あなた―」



 今日は本当に時間がない。ナギさんには悪いが急がせてもらおう。


 自分の部屋に戻りリュックサックへ弁当箱と水筒をしまう。そして、リュックサックを背中に装着、対物ライフルを持って部屋を出る。


 玄関にはマユミさんとアオイちゃん、ナギさんのであろう履物を確認できた。いいから、急ごう。



 公園で水筒に水を汲む。噴水の石像は今日も変わらず水を注いでいた。お疲れさまです。


 露店で開花丼を食べて傭兵事務所へ向かう。ハンバーガーの露店は繁盛しているようだ。この時間でも客が列をつくっていた。



 傭兵事務所の前に来た。時間は8時56分。バッチリだな。


 傭兵事務所に入り対物ライフルをいつもの場所に置く。


 振り返るといつものお姉さんがいた。



「おはようございます。今、何か背筋に冷たいものが走ったんですけど。ひょっとして、いつものお姉さんとか思ってませんでしたか?」



 す、するどい。ついに、いつものお姉さん呼びを封印するときがきたようだ。いつものお姉さんという響きが名残惜しい。



「お、おはようございます。メイさん。考えすぎですよ」


「それならいいのですが… それでは、こちらへ」



 メイさんは窓口に行くと思いきや全然違う方向へ歩いていた。素直についていく。



「えーと、窓口じゃないんですか?」


「まだ、時間がありますから」



 微妙に答えになっていないような気もするが、メイさんは我が道を進むのをやめない。



「どうぞ、こちらへ。中で座って待っていてください。シグレさんはコーヒーですよね?」


「あ、はい。コーヒーで」



 いつかの個室だった。前回と同じところに座り情報端末の時間を確認する。


 静かだ。微妙にすることがない。対物ライフルが、少し気になる。情報端末の画面をボーッと見つめながらメイさんを待った。


 ガン賢のアイコンをタップしそうになったところでメイさんが部屋に入ってきた。



「お待たせしました」



 コーヒーが二つと砂糖の容器、それと大きめの封筒がテーブルに置かれた。


 コーヒーが俺の前にやってくる。いい香りだ。砂糖を入れつつ礼をする。



「ありがとうございます。でも、窓口で良かったのでは」


(役得、役得。シグレさんとモーニングコーヒー)


「でも、ここでもいいんですよ。担当ですから」



 やりたい放題だな。いつか怒られるぞ。巻き込まないでくださいね。


 コーヒーは美味い。メイさんも機嫌が良かった。しかし、落ち着かない。



「それで、アズマさんの依頼は」


「え?もう仕事の話なんですか?もう少しフリータイムを楽しみませんか?」



 時間、時間。上司に怒られてしまえ。



「えっと、アズマさんの依頼で出向く場所がそこの防衛隊基地ならフリータイムもいいかもしれませんが」


「えーと、待ってください。この書類によりますと… 違いますね。麒麟重工第二研究施設とあります。ま、少し遠いですけどフリータイムを切り上げる理由としては弱いですね」


「弱くありません。俺の知らないところじゃないですか?フリータイムは終了です。仕事の話をしてください」


「え?まだ、フリータイムは始まってもいませんよ。それでは私はどうなるんですか?」


「どうにもなりません。傭兵事務所の受付業務をするだけです。してください。早く」



 メイさんの機嫌が降下しているように見えなくもない。でも、仕事はして欲しい。



「シグレさん、少し冷たくありませんか?どうしようかなぁ。私は別に困らないんですよね」



 くっそ。メイさんまでグイグイ来るようになってしまった。どうして?



「相手はアズマさんなんだから、お願いします。早く。そうだ、俺のチームハウスに来たいとか言ってましたよね?」


「え?招待してくれるんですか?仕事ですね。仕事。私は仕事熱心で通ってますから」



 なぜ、プライベートな取引をしないと傭兵の仕事ができないのか?何かがおかしい。のだが、時間がないのでしょうがない。使えるものは使おう。



「それでは、早くお願いします」


「と言ってもこちらから説明することはほとんどありません。この書類を持ってさっき言った場所、麒麟重工第二研究施設の受付まで行ってもらえればいいのですから。ちゃんと2枚目の書類に地図もあります」



 地図をまず情報端末のカメラで保存する。書類には傭兵事務所から徒歩15分とあるが、初めての場所にそんな時間で着くとは思えない。


 残りのコーヒーを飲み干した。こんな風に飲みたくはなかったのだが。時間は9時40分くらい。何とか… なりそうなのか?いや、何とかしなければならない。


 書類を封筒に戻してリュックサックに入れた。



「それじゃ、メイさん。急ぎますから」


「え?招待は」


「あぁ、どうぞ今からでもチームハウスに来てください。場所は裏通りの寂れた公園の隣。1階がガレージになっている建物です」


(ちかっ。シグレさんの家、近い。これは…)


「場所はわかりましたが、シグレさんがいないのに私一人で何をするんですか?」


「何をするかは知りませんが、人はいますよ。ナギさんが」



 いきなりガタンと椅子が後ろに倒れる音がした。椅子を倒して立ち上がったメイさんは情報端末を取り出して何かをしていた。乙女ネットワークの確認なのか?それとも、ナギさんと直接通話するのか?


 まぁ、どちらでもいい。俺はアズマさんのところに向かわなくては。遅れたら不幸になる気がしてとても落ち着かない。


 あのタイプのキャラを敵に回すのはフラグ畑でフラグを大量に育てているのと同じなのだ。俺のこれまでの人生経験がそう言っている。


 そのまま興奮したメイさんを残して個室をあとにした。


 対物ライフルを回収して傭兵事務所を出る。


 そして、傭兵事務所の横で地図を確認する。対物ライフルのストックを地面につけバレルを抱えながら慎重に情報端末を操作した。。


 どうやら、ここから北東のようで大きな道の側だからわかりにくいということはなさそうだ。流石、麒麟重工。


 対物ライフルを担ぎ傭兵事務所の前の道を北に進んだ。


 装甲歩兵を運んでいるとおぼしき車両が何台か横を通り過ぎた。ガン見をする余裕はなかった。今回は時間制限がある上、依頼主がアズマさんだ。絶対に口を滑らせないと誓う。


 今は地図に従い東へ向かう道を歩いている。初めての道だ。ここは飲食店が多い通りみたいだ。迷ってはいないと思う。


 あちこち見ながら歩いていると金網が張り巡らされた敷地が霧から現れた。ここ、かもしれない。施設のような建物は見当たらないが。


 門のところまで来た。表札のようなものに麒麟重工第二研究施設と書かれていた。建物が見えない。嫌な予感がしてきた。まだ、霧の中なのだろう。


 時間は9時55分。初めての場所でキョロキョロしすぎたかもしれない。大丈夫、ここまで来ていれば間に合うはずだ。



 間に合いませんでした。受付についたころには10時を過ぎていた。


 受付には、受付には、あのアズマさんによく似た人がいた。まさか、しびれを切らしたアズマさんが受付まで来ていた。なんてことあるはずが―



「いやぁ、シグレ君。おはよう。いきなり遅れてくるとは、随分大物になったようだね」


「お、おはようございます。で、ちょっと待ってください。書類には傭兵事務所から徒歩15分と書かれていました。それでも初めての場所だから20分前に出発しました」


「それ、で」


「この施設の門のところに9時55分くらいには着いたんです」


「それで、それで」


「門からこの建物までが遠すぎたんです。おかしくありませんか?」


「おかしくはないよ。敷地が無駄に広いだけだね」


「だったら、書類の時間。あれがおかしいですよね。全然徒歩の時間じゃないでしょ?」


「普通に徒歩の時間だけど。初めての人は通らない道を使っての時間だから」



 くっそ。既に罠が。そんな地元の人だけの道みたいなのがわかるわけがない。バカ正直に大きい道をたどってきたのが原因だろうが初めてなんだから仕方がない。


 ということは最初からこうなるようになっていたのか。ずるい。メイさんに案内してもらえば良かった。担当なら、それくらい余裕だっただろう。



「え?」


「ま、まぁ、私も鬼じゃないから―」



 鬼ですが。



「門のところに10時前に着いたというシグレ君の言ったことを信じて時間には遅れなかったことにしてあげよう。5分遅刻だけど」



 子鬼になった。しかし、チクッとする。



「あ、ありがとうございます」



 ま、どうぜ時給だから1000YEN減るかどうかなんだけどな。っていうか時給なのに、時給1000YENなのに指名依頼って。どういうこと?



「それじゃ、積もる話もあるだろうから私の研究室へ行こうかな」



 こちらには積もる話なんてありません。


 不思議な顔でこちらを見ている受付のお姉さんをこちらも不思議な顔で見返して広いロビーから離れていった。



「それにしてもシグレ君、私の依頼を結構スルーしたようだね。シグレ君が受けてくれるのを楽しみにしていたのに。どうしちゃったのかな?」


「ゴブ、ゴブリンのダンジョン。いや、異界が見つかってそちらが忙しくて」


「だったら、私の依頼があることも知らなかったのかい?傭兵は毎日、傭兵事務所に顔を出すものじゃないのかな?」



 真綿で首を締められているような、何かがジワジワ俺を追い詰めている。



「じ、時間的に厳しい日もありました。それに、アズマさんの依頼は条件を満たしていないものもあって」


「うん?それは最初のものだけだと思うけど。試作兵器の依頼は、シグレ君が受けてくれるものとばかり」



 こちらを見透かしているようなピンポイントな攻撃だ。



「い、忙しくて。それに、じ、時給だと。お金が必要なこともありましたので稼げる方を優先したというか」


「そうだろうね。それは私も理解できるよ。君みたいな傭兵を時給1000YENじゃ、納得いかないよね」



 俺は悪くないのに、何か凄く悪いことをしたような気分になってきた。やりにくい。



「傭兵事務所の依頼で俺が受けることができるのは時給1000YENの依頼ばかりですから。お金が必要なときは自然と遠のくというか。そんな感じで」


「ま、傭兵の側からしたらそうだろうね。ただ、あれには理由があってこちらで金額は自由にできないんだ。自由にできたらできたで問題なんだ。報酬がいい依頼だけを傭兵が受けるようになり報酬合戦にもなりかねない」


「た、確かに。そうなるでしょうね」


「そして、低い額しか出せないけど重要な依頼というのもあるんだ。依頼主はそれぞれだからね。私だって会社の経費を使えば君を納得させられる金額はすぐに出せるんだよ」



 アズマさんの懐は痛みませんからね。



「依頼の報酬が原因で大事な依頼が埋もれたら大変だと思います」


「だから、今日の依頼も時給1000YENだ。最高でもシグレ君には8000YENしかあげることができない」


「あ、でも、来たからには頑張りますよ。指名で逃げられませんでしたが」



 あ、口がすべっ。



「そこなんだよ。私の依頼は人気がなぜかないんだ。装甲歩兵に乗れるというのにだよ」



 胸に手を当てたらわかると思いますよ。装甲歩兵に罪はないですね。



「そうなんですか。アナザーの男子は装甲歩兵が大好きだと思っていましたが」


「君も最初だけでスルーしたよね」



 ぐっさりだ。お、俺はもう水を押したくなかっただけで。



「私はシグレ君という実験材料として逸材に出会えたというのに…」



 今度の俺は実験材料かぁ。俺の称号は変なのばかりだな。



「実験材料ですか」


「いや、そこは重要じゃないね。そこで私は考えたよ。仕事の合間にね。コーヒーを飲んでいるときだったよ―」



 コーヒー、飲みたくなってきた。どこかに自販機とかあったり… しないよな。



「私は実験材料としてシグレ君に魅力がある。しかし、君には私の依頼に装甲歩兵に乗れるだけでは魅力がない、もしくは足りない。でも、報酬は高額にできない」


「実験材料のところはもう少し表現を変えた方が」



 広い研究施設を歩き続けていた。すれ違う人がアズマさんに会釈して素早く通り過ぎていく。


 俺は場違いな格好と物騒な対物ライフルを担いでアズマさんのほんの少し斜め後ろを維持してついていった。



「そして、今後は私の依頼があったら飛びつきたくなるような何かを探したんだ。指名依頼というのも早々使えるものじゃないからね」



 この流れは俺寄りなのか?期待してもいいのかな。それとも斜め上のものが…



「あんまり無理しなくても。俺みたいなのはどこにでもいると思いますけど」


「私も最初はそう思ったんだよ―」



 チクッとする、心が。



「でもね。シグレ君みたいなアナザーがなぜかいないんだ。というか私の依頼を受けてくれなくて。結局現在満足いくのは君一人だったというわけだ。少しデリカシーに欠けてはいたけど。名前を覚えていて良かったよ。流石、私」


「気を付けます」


「着いたよ、シグレ君。入って入って。入るときは、それぶつけないようにね。なぜか、私が怒られちゃうから」


「は、はい」



 アズマさんが開けてくれた扉を対物ライフルを持ってぶつけないように慎重に通る。


 広い部屋にはたくさんの机、雑然と置かれた謎の機械や装置とどうでもいい私物みたいなもの、そしてその持ち主達がいた。視線が俺の方に集まる。しかも、可愛そうなものを見る目によく似ていた。歓迎してくれている風には見えなかった。


 アズマさんが手招きをすると部屋の人間がこちらに集まってきた。



「この傭兵が私のお気に入りのシグレ君だ。私達の研究を末永く手伝ってもらうためにも丁寧に扱ってね。壊したらどうなるか、わかっているね?」



 集まった人達が一斉にアズマさんから視線を逸らす。


 え?壊れるような実験があるの?初耳だなぁ。モンスターに係わらない命の危険性がまた増えたようだ。



「シグレ君も何か言ってあげて」


「あ、はい。アナザーの傭兵シグレです。よろしくお願いします。お手柔らかに。壊れやすいですから」



 お、今のに面白いところがあるとは思えなかったが。受けは良かったみたいだ。



「壊したら倍返しだから」



 アズマさんの一言にまた、視線が一斉に泳ぎ始める部屋の人達。凄く心配になってきた。



「それじゃ、シグレ君はこっちに」



 アズマさんの仕事場らしき場所に案内される。低い仕切りに囲まれた広いブースだった。ブラックボックスがいたるところに転がっていた。ノートパソコンが3台もある。



「それで、今日の俺の仕事はここで?」


「違うよ。その前にやることがあってね。まず、君のその大きい銃や身につけている装備を外そうか。それで、その辺りに置いておいて。ここから誰かが持っていくとか絶対にないから安心していいよ」



 それは確かに安心できそうだった。アズマさんにはどこか不可侵な何かが漂っている。そのアズマさんを敵に回すものはいないということだろう。


 対物ライフルをいろんなものが転がっている床に置き、適当なスペースに外した装備を置いていく。


 アズマさんが情報端末で誰かと通話していた。



「アマノ君、準備できてる?   そう、じゃ、持ってきて」



 アズマさんが情報端末を机に置いた。それを確認して報告する。



「装備を外しました。いつでも大丈夫です」


「ちょっと待ってね。今、いいものがやってくるから」


「はぁ、わかりました」



 さっきまで集まっていた人達はいつの間にか自分達の元いた場所に戻り仕事をしていた。


 何だか落ち着かない。俺は確かにゲームをしているはずなのだ。はずなのだが、このリアルで怖い上司に呼び出されたような感覚。こんなところまでリアルにしなくても。


 するとさっき入ってきた扉が開き一人の女性が入ってきた。箱型のケースと一緒だった。こちらにずんずん進んでくる。



「アズマさん、こちらになります」


「いやぁ、本当にこんな短時間でできるとは3部の有志は凄いね。それに比べて4部ときたら」



 女性を目で追っていた部屋の人達が一斉に仕事熱心になる。なかなか面白い。緊張が少し和らいだ。



「それが、私も記憶が曖昧でなぜか朝には完成していました。自分でも何をどうしたのか、よく覚えていないくらいです」


「そんなに頑張ってくれたとは、3部には大きな借りができたようだね。まぁ、このシグレ君がいつか返すよ」


「え?俺なんですか?なんで」


「そういえば紹介がまだだったね。こちらが3部のアマノ君。で、こちらが」


「アナザーの傭兵シグレです。よろしくお願いします」


「はい、3部のアマノです。こちらこそ、よろしくお願いします。そのうち借りは返してもらいます。実験で」



 何もしていないのに借りができていた。おかしい。


 そして、アズマさんが持ち込まれたケースを開けて、こちらに見せてくれた。



「シグレ君、これが今後の私の依頼に魅力を付加するものだよ。どうだい、これには逆らえないと思うけど」


「ちょ、こ、これは」



 ケースの中には緩衝材に大事にされるように一丁の真新しい銃が横たわっていた。



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