徳川劇場:教えて数正先生!徳川最強伝説①
人物紹介も兼ねた徳川家の歴史です。面白おかしく解説していくつもり……そんなに長い話にはしないつもり……
数正先生「今日は皆さんに徳川最強伝説を教えます!」
忠勝「おおー」
正信「待ってました!」
康政「現在進行形だぞ!」
数正先生「今回話をするのは徳川家宿老にして家康の懐刀と言われた私と徳川最強三人衆が話をします!」
忠勝「兄者は絶対に忠勝が守るぞ!」
正信「私がいないと家康ちゃんは何も出来ない!」
康政「腸が腐ってる奴と同列にされるのが気に入らない!」
数正先生「まぁその辺は私も気に入らない部分が有ります!」
三人「!?」
忠勝「我は三方原の戦いで敗走する味方を助けるために一人で大軍を足止めして武田信玄に曰く「今関羽!!」(正しくは今張飛)と言わしめたんだぞ!我の姿を見るだけで織田も武田も豊臣も皆戦わずして逃げるから秀吉から「日本一!!」(正しくは東国一)と言われたぞ!!「兄者に過ぎたる物は忠勝ぞ!!」と世間に言わしめたりしたぞ!(家康の存在感……)
※今張飛と言うのは実は当時は今関羽以上に価値のある評価だった可能性がある。というのも本場中国及び戦国時代の日本で一番人気の三国志武将は張飛だった。強さは当時から最強の一人と考えられていたし、個人の武勇伝では呂布を上回り、忠義の面でも最高クラスと評価されていたからである。当然だが…戦国時代で誰よりも三国志に詳しかった武田信玄が忠勝を「今張飛」と言ったのは大変価値のあることである。ちなみに戦国時代の最強武将候補で天下人三人の確実な評価、当時最強クラスの武将からの確実な評価、世間での認知度など全てで確実な高評価を得ているのは忠勝だけと言っても過言ではない。
康政「忠勝も凄いが……そうだな私は姉川の戦いで朝倉軍を軽く蹴散らして織田軍を壊滅寸前に追い詰めていた浅井軍をボコボコにしたし、真実を手紙に書いて秀吉に送ったら「十万石の賞金首」にされたので望み通り豊臣軍をボコボコにして秀吉から褒美として十万石もらえたぞ!!」
※最近地味な武将と言うイメージが何故か付いた康政ですが……エピソード(実話)のぶっ飛び具合は戦国トップクラスであり、ちゃっかり初代老中の一人に抜擢されているなど凄さは言うまでも無い武将である。ちなみに徳川四天王で『唯一嫡子では無く出世した武将』でもある。有能な兄を追い抜いて実力で頂点の一人にまで上り詰めている。そういう意味もあって戦後は秀吉から好意を持たれたから十万石を貰えたとも言えるのである。
正信「江戸幕府初代老中で江戸時代初期の幕政を牛耳っていました!松永久秀からは気に入られ、家康ちゃんとはマブダチです!!チョロインの黒田長政ちゃんからは「福岡くれてありがとう!」と感謝されました。まさに皆様に愛されし徳川家の参謀です!!」
※前半生が謎の多い正信ですが…あの松永久秀からの高評価は異常といえるものがあり、最初期から傑物だったオーラがある。徳川最大の危機であり、その場にいたことが徳川最高の家臣の証明と言われる『伊賀越え』で衝撃のデビューをして以降は謀略の世界の本多忠勝という具合で大活躍した。人を煽てるのが上手かったのか…黒田長政が大満足して父孝高に「おまえの活躍で天下を取れなかった…orz」と言わしめたりしている。
数正先生「凄いですね、因みに小牧長久手までの勝利は全て私がいたお陰ですよ?」
三人「……」
数正先生「それよりも本題に入りましょう!まず最初に徳川家の血筋についてです!!」
忠勝「血筋?そんなのに何の意味があるのだ!」
正信「いきなりタブー」
康政「源氏じゃないのか!?」
数正先生「徳川家の遠い祖先である。松平家の発祥の地は三河国加茂郡松平郷(現在の豊田市の大部分)だと言われています。」
三人「遠い祖先?」
数正先生「そこ引っ掛かりますよね!まず知っておいて欲しいのは松平家の源流は陰陽師の二大勢力の安倍氏と加茂氏の加茂氏だと言われています!」
忠勝「陰陽師とは何ぞ!」
正信「安倍晴明とかだよ!」
忠勝「誰ぞ?強いのか!?」
正信「幽霊とかには強いんじゃない?」
忠勝「ふーん…(興味なし)」
康政「武士では無いのか…」
数正先生「これについては三河にある様々な資料や物的証拠により証明されています。つまり松平家の歴史は相当古いということです!三河一帯での松平家の痕跡は沢山ありますので松平家が三河に古くから住み、三河で古くから力を持つ地元の一大勢力だったことが分かります。」
忠勝「ポジティブシンキング!」
正信「古くからって何時から?」
数正先生「陰陽師を祖先としていますし、少なくとも平安時代には既に存在していたのは確実でしょうね」
康政「新興勢力では無い!ということだな!!」
数正先生「陰陽師と聞くといろいろ思い浮かべる人がいますが…もともと陰陽師とは暦を操る技術集団のことを指します。安倍氏は後に朝廷や藤原氏に取り入ったことにより学者系になりましたが…加茂氏は主に土木工事を生業とし、土建屋として全国に展開しました。なんで全国に加茂氏の人間が広がったのです。」
忠勝「フランチャイズ?」
正信「のれんわけ」
康政「みんな同族か分からんな!」
数正先生「源流松平家も実は土建屋としての生業を通して松平郷を中心に広がっていきました。その過程で岡崎、形原、竹谷などの分家が誕生したと言われています。この源流松平家は大変裕福な一族だったらしく三河一帯で非常に強い力を持っていきました。」
忠勝「穴掘りは楽しいぞ!」
正信「井戸を掘らないと水が手に入らないし、農業も出来ないからね!」
康政「みかじめ料!みかじめ料!」
数正先生「三河物語では「故あって新田氏の末流が家康の八代前に松平郷に流れ着いて彼が源流松平家の入り婿になったことで松平家が始まった」と書かれています。」
忠勝「三河物語?」
正信「大久保フィルター!?」
康政「捏造か?」
数正先生「これは徳川家の祖先を新田氏に結びつけるための捏造だという人間もいます。しかしながら!!『17世紀に編集されたとされる『松平家由緒書き』という文献でも謎の入り婿が登場します。』つまり、謎の入り婿は存在した可能性が非常に高いのです!」
忠勝「なん…だと…」
正信「謎の入り婿」
康政「プー太郎か!?」
数正先生「この謎の入り婿が松平家の初代親氏もしくは信武だと言われています。」
忠勝「初代!?」
正信「初代の前の松平家とは…」
康政「やはり捏造か?」
数正先生「源流松平家は入り婿を入れた時点で消滅し、この謎の入り婿の血筋が源流松平家を乗っ取りました。そして現在の徳川家及び松平一門は例外なく、この初代を祖先として位置ずけているのです。」
忠勝「乗っ取り!?」
正信「ニートが頑張った!?」
康政「プー太郎の癖に頑張ったな!」
数正先生「この謎の入り婿は無一文でプー太郎でしたが…何故か貴族文化に精通していて京都に強力な人脈を持っており、この謎の入り婿が登場してから突然変異的に松平家が武家として急速に力を付けていくのです。故に、この謎の入り婿が高貴な家柄の人だったとしても何も可笑しくありません。」
忠勝「源氏か?」
正信「平氏かも!?」
康政「都合いいな!」
数正先生「源氏の可能性は低くないと思います。根拠としては同地域は古くから源氏系が割拠していましたし、三河は源氏最高峰の清和源氏嫡流で最高の家柄と言われる足利氏の直轄地でした。同地からは現代で総理大臣を出した細川氏や後の徳川家の親戚である吉良氏などが誕生しているからです。また、松平家の活躍も足利氏の繁栄とリンクしていることからも松平家が源氏側陣営なのは確定的と言えます。」
忠勝「三河は最強なり!」
正信「日本はトヨタ!トヨタは三河の物!!」
康政「日本の経済の中心三河!!尾張は植民地!!」
次に続く
まだ続きます。正月だからね、出来る限り頑張るつもりです。




