関東決戦へ!
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駿河国での結婚式を終えると今川、武田、北条連合軍は一路関東へ向けて進軍を開始した。途中、武士の聖地と言われる鎌倉の鶴岡八幡宮に寄った。
「肉まんが食べたいのだー」
「それは中華街に行って食べた方が良いんじゃない?」
「美味しそうな匂いがするのだー」
グーと忠勝のお腹の音が鳴った。
「仕方が無いはね!買ってあげるわ!!」
「正信は優しいのだー」
「私のも頂戴!」
「お姉様、私にもください!」
正信が財布を開くと康政と政重まで言ってきた。
「はいはい、分かりましたよ」
「「やったぜ!」」(ハイタッチ)
「我に肉まんを~はやくー」
「あと、鳩サブレーもお願い!」
「ええ、それくらい…」
「皆にプレゼントしよう!」
「それは良いアイデアね!」
「皆の分だぞ!」(ゲス顔)
「分かってるわよ!」(康政に言われて珍しく引く正信)
というような微笑ましい光景もあったものの全体的には厳かな雰囲気が漂っていた。
ピロリーン♪という音と共に秀康が持っていたスマホに着信音が鳴った。
「なんだ?」
ポチッ!とボタンを押してメールを確認すると…
「秀康くん!春ちゃんに笑顔で手振ってくれない!?(お願い)」
というメールが武田晴信から送られてきていた。丁度、鶴岡八幡宮で我々の必勝を祝って神事が行われていた。秀康の向かいに丁度、武田勢がいた。そして、武田晴信が秀康をガン見してきていた。
「…」
困惑しながらも秀康が晴信に手を振ると晴信が嬉しそうに振り返してきた。
その後、再び軍勢は移動することとなった。
「海が見えますよ!秀康様、湘南の海ですよ!」
珍しく富正が喜んで外を見て言ってきた。
「湘南の海と言うのか…確かにキレイだよな!」
「この辺りは日本全国でも屈指の浜辺として有名だそうです!」
「ほう、ということは…よし、戦が終わったら湘南の海で遊ぼう!」
「「「おおおー!!」」」(秀康の言葉を無線などで聞いていた皆の声)
どうやら皆の気分は戦後にシフトし始めて『戦を早く終わらせよう!』と意気揚々になり始めた。
湘南を過ぎ、横浜に入った。ここで連合軍は決戦に関する会議をした。
そこでは以下のことが決まった。
中央軍(約十万人以上)
北条綱成軍、北条氏邦軍、大道寺政繁軍、北条氏康軍、北条氏政軍
北条氏康の前方に綱成、氏邦、大道寺政繁軍が出る形になる。北条氏政は各地に避難民を東京に避難させた後に兵力を率いて参戦する予定となっている。
北条軍には最新鋭のG1R戦車やBDRG1重戦車などが配備されている。その他、バスタブ型駆逐戦車など最新鋭の兵器がある。対戦車砲として7.5㎝砲や三突なども今川から購入している。
右翼(約七万六千人)
北条氏照軍など
対佐竹方面軍となる。対里見氏対策のため千葉氏を始めとした戦力は残してきているが…それでも七万の兵力を誇っている。
左翼(十万以上)
今川義元、武田晴信、松平秀康軍など
今川義元は七万人以上を動員してきている。これに松平勢七千が加わる。さらに武田勢三万六千が加わる布陣となる。
連合軍の戦力
戦車は今川が四号が千七百前後、三突が六百前後、三号戦車千三百両以上、その他、一号戦車、二号戦車、マーダー駆逐戦車などが千両以上いる。これに松平勢の約六百両が加わる。
北条軍は先の戦いで消耗しているものの今だに四千両以上保有している。中には最新鋭戦車も多く含まれているので戦車大国だけのことはある。
武田軍の中にはチハ戦車だけでは無く、スウェーデン戦車や三突なども含まれているものの戦車の総数が七百両と少ない。
航空戦力を見ると今川は一万機以上を関東遠征に派遣してきている。松平家は二百機を派遣している。武田家は三千機以上を派遣している。北条軍は消耗していても二万機を今だに保有している。
火砲は今川及び松平が対戦車砲として88ミリ砲を装備している。松平家はパンツァーファウストを装備している。武田家は織田家から供給されたバズーカ砲を七百ほど保有している。北条家は前述の通り7.5㎝砲となる。
※今川と武田の事前に派遣している戦力は除く数字です。つまり、武田の八王子の六千の戦力及び今川の先遣隊二千は含みません。
これが連合軍の現状で動員可能な全戦力となる。
「これなら勝てますな!」
「まったくです」
「では明日に備えて寝ましょう!」
「解散!」
横浜での会議は無事終了した。
関東管領上杉家は川越合戦で大敗を喫して以来というもの没落に拍車がかかったように力を失い、空前の灯のようになっていた。この状態を打開しよと考えた上杉憲政は上杉の家督を、かつて上杉家から越後の国を奪い取った長尾氏の長尾景虎に譲るという奇策に出た。
「関東管領上杉家の家督を継いでくれぬか!」
「分かりました、引き受けましょう!」
この申し入れを長尾景虎が引き受けた最大の理由は越後国の結束のためには常に戦争を必要としていたことに理由があった。
「越後は結束が弱い」
そう越後国は結束が弱い、常に外敵を必要としていた。川中島での武田家との戦いも武田晴信の方の考えは景虎も読めないが…少なくとも景虎は本気では無い部分があった。というのも現実的に越後の長尾氏の本拠地である春日山城の防衛のためという目的以上には信濃国への侵略にメリットを感じなかったからである。
もちろん頼ってきた村上家や小笠原家などへの配慮も考えて武田家を排除できる可能性があったのであれば試みる気にもなるが…晴信相手では厳しい面が強すぎて難しいのが現実である。
「今回もやってみなければ分からんからな…」
という風に軽い気持ちで景虎は上杉憲政の要請に応じたのである。だが、戦いは思わぬ戦果を挙げた。一度目は北条に侵略されていた上野国の救援が目的だったが…思いのほか楽に北条軍を撃破することに成功した。二回目は佐竹氏や結城氏などの反北条勢力の救援を目的とした遠征となったが…これも容易に実現できた。
「これは行けるかもしれない!」
「はい、景虎様!」
「宇佐美も賛成!!」
側近二人の賛同も得て景虎は越後の総力を動員して北条家討伐に本腰を入れることに決めたのである。
「T34戦車とKV1は、どのくらい配備されている?」
「T34は現在、既に三千両以上まで配備が進んでいるよ!KV1は五百両以上配備されているし、KV1SとKV2も配備が進んでいます。」
直江景綱が景虎の問いに答えた。
「カチューシャの配備も進んでいるな?」
「もちろんです!そちらは既に予定数をオーバーしているよ!」
「上出来だな…」
「はい!」
「T34の配備が充実するのを待ちたいが…今しかあるまい!」
「そうですね、冬が来る前に戦いは決するべきです!それに北条も戦車を量産していると聞いています!」
直江の意見を聞いて決心がついたのか直江と宇佐美を従えて待っていた側近と上杉の将校達の元へと景虎は行き彼らの正面で止まる。
「諸君、我々は遂に関東の地を平定するところまで来た、関東の秩序を乱す!野盗共を退治する時がきた!!やつらは恐れ多くも自らを北条家などと抜かしているが…実際はタダの国泥棒にしか過ぎない!我々関東管領上杉家は足利将軍に任命された由緒正しき関東の支配者である!!今こそ関東の秩序を我らの手で取り戻そうではないか!!ウラー!」
「「「うらあああああああああああああ!うらあああああああああああああ!!うらあああああああああああああ!!!」」」(大きな叫び声)
関東管領上杉軍
総数は上杉軍だけで十五万を超えている。これに佐竹の三万六千と結城氏の七千が加わる。
布陣は上杉軍主体だが佐竹軍が左翼を担当することは決まっている。(もちろん上杉軍が加勢する。)
結城軍は中央と左翼の間に配置されることが決まっていた。
戦車の総数は上杉だけで約八千両に上る。これに佐竹の千三百両、結城の三百両が加わる。
T34は大部分が上杉家だが…佐竹氏に対しても支配下のつくば市に生産工場を設置したものの生産は始めたばかりのため数は少ないが上杉が配布した数十両が配備されている。結城家にも数両が配布された。
航空兵力は上杉が一万七千機以上となっている。これに佐竹の三千機、結城の三百機が加わっている。
火砲に関してもカチューシャを始めとして連合軍に数では負けていなかった。
この戦線以外では下総国と上総国の大部分を里見氏と佐竹氏の援軍が占領したが…千葉氏が守る千葉市に北条軍の援軍が駐留して頑強に抵抗していて身動きが取れなくなっていた。
上杉景虎は持久戦は大変困る状況なので敵が野戦に打って出てくるの待っていた。この待っている間に今川と武田の援軍が来たものの…もともと来ることは予定に含まれていた。それを敵の兵站が強い部分で向かい打つのか自分たちの兵站が届く範囲でするのかの違いでしかない。むしろ兵站が届き、関東平野の中でも一番平坦な空間の多い武蔵国で戦うのであれば地の利は我が方にあると断言できるだろう!
これで連合軍を壊滅させることが出来れば関東制覇は夢では無くなる。さらには武田の主力を撃破できることに成功すれば甲斐信濃を手に入れることも可能になる。
まさに夢が広がる状況が見えていた。
「直江、宇佐美、この戦いに勝てば我らの夢も実現出来るかもしれぬぞ!」
「はい!景虎様!!」
「やりましょう!」
二人の強い後押しを受けて上杉景虎は決戦へと向かう。
最強決定戦と言っても過言ではない!戦いになりそうですね!!
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