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外伝:青葉家の日常

マイページの活動報告に主要な登場人物を紹介しています。

 京ケ峰の戦いに勝利後、僕ら青葉家の経営する、自動車工場とスクラップ工場の人員とレッカー車が総動員で出撃して戦場で修理待ちの戦車や破壊された敵戦車などを次々と工場へと運んでった。


「凄いなぁ、儲かるなぁ」

「おかずが増えるね!」

「ミサの仕事が増えるね!!」

「えっ!?ミサミサ働かないといけないの!(驚愕)」

「当たり前だろ!!」

「そんなー」


 何を言ってるんだ!この娘は!!徹夜してでも働け!今働かないで、いつ働くんだ!!また貧乏暮らしになるだろうが…


「秀康様は京ケ峰の戦いでの活躍のボーナスとして皆に二十万円をお配りになると宣言していたぞ!!」

「嘘つけ!ミサミサは百万だと聞いたぞ!!」

「うっ!どうしてそれを!!」

「皆が喜びのツイートしてるぞ!!」

「クソッ!」


 周囲にいた皆から冷たい目で見られてしまった…困ったものだな…


「まぁ良いでは無いか!」

「「「良くない!!」」」(周囲からの反撃)

「ぐっ、だがしかし、一般兵の葬儀もしてくれるなんて秀康様も凄い方だ!!」

「「「へ~」」」

「おまえら、金にしか興味が無いな!」

「「「おまえがいうな!」」」

「…」


 何か話題を変える必要があるな…


「秀康様は僕らに四号戦車をプレゼントしてくれるそうだ!」

「「「おおおー」」」(感激)

「これで僕らの戦力は大幅に増強される!」

「車長は誰にするの?」

「ミサで良いだろう!」

「やったぜ!」

「ちなみに新たに手に入れた三号はミカが車長になることも決めたから」

「お兄ちゃん、ありがとう♪」

「アキハにも電子機器で何か欲しいのを買ってあげるよ!」

「戦車より劣るね」

「お金が溜まったら指揮電波妨害車買うからさ!」

「約束だよ!」

「おう、任せとけ!」


 これで下がった好感度を回復させる効果が出ただろう。良かった、良かった。


 この後も戦場の隅々まで探索して忘れ物(お宝)が落ちてないか調べまわった。途中にあったグロい死体は回収部隊の人に持っていって貰いながらではあった…


 良く戦っている時に『人を殺した罪悪感を感じる』などという嘘がまかり通るが…現実は戦っている時は意外と気にならないものである。問題は戦いが終わった後である。興奮していた感情から冷めると…敵の死体でさえ…悲しくなるものである。


 僕らはあくまでも戦車や車両をメインに回収しているが…他の一般兵士の中には死体が着ている服を積極的に探っている兵士がいるのも事実である。そういう兵士を銭ゲバと思う人もいるだろうが…基本的に大きなモノを取るのは上位層で小物や小銭を取るのは下位層の領分となっている。


 彼らのように死体漁りをする兵士達は身に着けている装備が少し劣る兵士が多いのも当然と言える…むしろ今回は圧倒的勝利なので上位層が下位層の領分に入ってこない、それは彼らにとっては非常に、うま味のある戦いとなったという証拠である。


 当然、辛勝の戦いになると上位層も死体漁りを始めるので下位層は『呆然と眺めている』だけということも良くある。そうすると下位層は死体運びなどを行う羽目になる。今回は死体運びは近くの住民や非戦闘員もしくは岡崎から出稼ぎにきた人が行う。彼らは死体に一人につき千円前後の回収代を貰う約束になっている。


 死体は上位層の死体であれば身代金が貰える。下位層でも遺族がいれば幾らかのお金になる。引き取り手のいない死体は焼却場に持っていかれて焼却されついでに肥料にされると噂である。そのため、焼却場は幾らかで買い取るらしい…


 上位層とは領地持ちの人たちのこと、そういう意味ではイネトラやミラコッタなども下位層になる。事実として二人を含む青葉家の兵士達も目についた死体の服を探って欲しそうなモノをとったりしている。車の空きスペースに死体を乗せたりもしている。(小銭稼ぎ)


 ここで簡単な青葉家の序列紹介


 青葉家


 領主としては新参かつ小領主だが領地持ちの武士であることは変わらない。青葉家は若狭国の青葉山から取っているとみられる。遡れる範囲では越前国の斯波家家臣だったが…後に三河まで流れて来たという流浪の一族である。


 秋葉家


 近くにある秋葉神社の祭祀の一族、元領主一族でもある。現在は没落気味のために青葉家に吸収されている。


 相武家


 青葉家の重臣の一族、領主の次くらいのポジションにいる。


 稲生家


 足軽頭の一族、残念ながら青葉家が小さいので領地は持たない。しかし、終身雇用で青葉家に仕える家なので位は高い


 鏡家


 足軽の家だが常時雇用である。普段は狩猟をしていたりする。


 ちなみに青葉家は上位層ではあるが…下の方なので辛勝になると…お零れを貰う立場になるので…辛い立場なのは下位層と大して変わらない。


 先の織田家との戦いでは運良く、M3軽戦車を鹵獲したというだけである。代わりにマクシミリアの家に二号戦車を売却している。


 さてここまでは辛い話が多かったので愉快な話をしよう。


「分かっていると思うけど!新品のパーツを使って交換するなよ!!」

「スクラップから持ってくればいいんだね!」

「そうだ!新品は棚に置いとくんだ!」


 わざわざスクラップになる戦車から馬鹿正直にクズ鉄と部品に分けて転売するだけでは旨味が無い、当然のことだが…スクラップから抜き取った部品を修理依頼で来た車両に取り付けるのである。これが利益が出る良い方法なのだ!!


「一円でも多く儲ければ!皆の収入になるんだ!頑張ろう!!」

「「「おおおー!」」」(皆の声)

「張り切って行こう!」

「儲かったら皆で労使交渉をしよう!!」

「「「おおおー!!」」」(さっきより大きな声)

「…」

感想や評価なども励みになるのでよろしくお願いいたします。

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