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今川家との婚姻~瀬名姫とは結婚しねぇよ!!~

マイページの活動報告に主要な登場人物を紹介しています。

 今川との交渉をしていた酒井忠次は窮地に追いやられた。忠次の胃は今にでも破裂しそうなレベルで痛くて仕方が無い。


 当初今川が要求してきたのは以下の通りだった。


 一、東豊田及び蒲郡市の割譲、ただし、同地の通行権と通商権は認める。

 二、関税収入及び港の使用権、空港及び航空基地の使用権、漁業権、外交権、通行権、通商権の今川家への帰属

 三、瀬名姫と秀康の婚姻

 四、岡崎城代に秀康が就任する、城代としての収入は今川家に支払う

 五、関東遠征に従軍する。そのために必要な物資及び兵器を今川に提供する。


 という風になっていた。瀬名姫は清楚系の美人として知られており、肉食系の秀康様にピッタリだと思われた。他には義元公は私に「忠次殿を西尾城主にしてあげよう!」などと言ってくれていた。


 これは良い話と思い早速、岡崎城にスキップして帰ったところ大変な事態になった!!


「この俺が!瀬名姫と結婚するだと!!ふざけるな!断固拒否する!!!(ブチギレ)」


 ※瀬名姫とは後の徳川家康の正妻の築山御前である。秀康の母は築山御前が恐妻になった時に家康が手を出した娘である、そして築山御前は秀康の母が身ごもっているにも関わらず命を狙ったと言われている。そのため秀康にとっては仇敵ということになる…


 ※ちなみに一説には秀忠の母親も築山御前に殺されたと言われている。秀康の母親は本多重次に助けられたために一命は取り留めている。


 主君は瀬名姫との結婚と聞いた瞬間に激昂してブチギレしてしまった。傍にいた富正と成重も一緒になって怒り出す始末になる。こりゃダメだ!と思い顔を真っ青にして数正の奴に泣きついてみたが…


「仕方が無いんじゃないですかね!(ゲス顔)」


 クソッが!!ふざけた野郎だ!!助けなんて求めるべきじゃなかった。戦々恐々としながらも義元公の元に帰って事態の報告をした。


「なんだとぉ!我が一門の瀬名姫と結婚できないだとぉ!!」(激怒)


 義元公も怒ってしまって傍仕えの刀を抜いて私に斬りかかってくるレベルになった。

(ああぁこれで私もお終いかぁ…チーン…みたいに考えた。)


「義元様!お待ちください!!」

「止めるのかぁ雪斎よ!!」

「はい、ここはひとまず私めに良い考えがございます!!」


 そう太原雪斎殿が言うと話の流れが変わった。


 以下の通りの条件に変更された。


 一、東豊田及び蒲郡市の割譲、ただし、同地の通行権と通商権は認める。

 +長沢松平家の所領の割譲

 二、関税収入及び港の使用権、空港及び航空基地の使用権、漁業権、外交権、通行権、通商権の今川家への帰属

 三、今川姫との秀康の婚姻+ご祝儀として金五百貫を差し出す。

 四、岡崎城代には長沢松平家の松平康忠が就任する、城代としての支払額は二割に増額する。うち一割は今川家、残りの一割は長沢松平家とする。

 五、関東遠征に従軍する。そのために必要な物資及び兵器を今川に提供する。

 六、大高城代に秀康が就任する、尾張地方での軍役の経費及び全ての責任は秀康のものとする。

 七、駿府駐在の大使(人質)として広忠を差し出す。久松松平家からは於大の方を人質として差し出させる。長沢松平家からは忠輝を差し出す。


 ※大高城代に秀康がなることで今川家が負担するはずだったものが松平家の負担へと変わった。


 ※久松家の於大の方は家康の母親である。秀康からすると祖母になるので身内であり、守らなければいけない人であることは変わらないため非常に効果のある人質であった。


 当主の広忠様を差し出せとは…中々凄いが…いくら実権が秀康様にあるとはいえ…人質としての効果は抜群である。他の二人も秀康様にとっては直系の肉親なので効果は大きい


「私は…田舎者なので存じておりませぬが…今川姫とは、誰のことでしょうか?」

 太原雪斎「義元様の娘でございます!」

「義元様に、そのような娘様がおりましたとは存じておりませんでした…」

「実は…これまでは秘匿されていたのだ…」

「は!?もしや…」

「心配するな、一応は氏真様の一卵性の双子である。」

「なんとぉ!氏真様は双子だったのですかぁ!!」


 その後、詳しく聞いたところ…次期当主に双子の妹がいると困るということで妹の方は家臣の家に預けられたらしい。のちに甲斐から追放された武田信虎が自分の娘の嫁ぎ先である義理の息子の義元公のいる駿府に住み着くと自分の孫が不憫だとして引き取ったそうである。そして養子にして育てているそうだ…その時に名前を『姫』という名にしたらしい。


 ええい!このさい何でも良いわぁ!!早速秀康様に知らせねば!!


 このことを秀康様に伝えたところ…あっさり今川方の条件をのんでしまった。




 岡崎城では吉良兄弟にによる微笑ましい光景が行われていた。


「トントントントンキラノノトン、トントントントンキラノノトン、どうですか?姉上様!」


 吉良義昭は姉の義安の方を叩いたり揉んだりしている。


「うんうん気持ちいよ!(歓喜)」


 吉良義昭は相生山での責任を義元に擦り付けられそうになって命が危なかった。義昭は姉である義安に助けを求めて泣きついた。


「おねえさまああああ!たずけてぇー」

「…」

「裏切ったの…悪かったから!助けてください!なんでもしますからぁ(泣)」

「なんでもするんだね?」(ゲス顔)

「なんでもします!なんでもしますから!!」(土下座)


 こうして義安の要請で秀康も義昭の助命を願った。結果、義昭は東三河の領土を全て今川に差し出す代わりに知多半島の半田市を代わりに貰って助かった。



 その頃、秀康は瀬名姫との結婚が回避されて嬉しかった。ただし、関東遠征は新たな松平家に問題を生んだ。言うまでも無いが遠征に秀康が出かけている間の尾張方面と三河の防衛を誰に任せるべきか悩んだのである。


「困ったもんだ!」


 悩んだ末に秀康は以下の人員を尾張と三河に置いていくことにした。


 三河には石川数正、松平康忠、西郷正勝(与力)


 対刈谷城包囲には土井利重(山口教継)、吉良義昭(与力)、久松俊勝(与力)


 大高城には本多重次


 鳴海城には石川家成


 豊田には大久保忠世、大久保忠佐、吉岡定勝を駐留させることにした。


 今川方も岡部元信、山田景隆、天野景貫、菅沼定盈、鵜殿長持が尾張及び三河に駐留した。


 秀康自身は約七千を率いて関東遠征に参加する。途中、駿府に立ち寄って今川姫殿との結婚式をする予定である。

 またもや遠征で多くの資金を使うことになるので借金が増えるという結果になってしまう。


 ※織田家との和平で入ったお金のうち、捕虜と戦利品は手に入れた勢力のモノである。損害金は今川と松平家が大部分を手に入れたが…損害金は損害の補填であって収入では無い。賠償金は全て今川のモノとなっている。






次回は武田春信と北条氏康が登場します。あと武田信虎も登場します。


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