岡崎城、それは敵の物なり
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車とかいう乗り物の中で現在の松平家の状況を確認したら最悪に悪いようだ…史実とは大分かけ離れている。例えば広忠公の時代なのに松平家は一応独立を保っている、理由は様々だが一番大きいのは今川家が今だに遠江国を完全に支配していないのが大きい、それと吉良家が清康公の死後に勢力を拡大したようである。その他に松平家は自分たちの保有していたセンシャ? ヒコウキ? 技術とかいう先進技術を今川家や武田家に切り売りすることで金銭を得ているようである。
独立していることは状況を悪くしている。まず史実通り、水野家が織田方に付いたことで織田家が勢いに乗り、攻めてきて豊田市、知立市を奪われ、岡崎城の目と鼻の先にある安祥城まで奪われてしまう。これに危機感を覚えた松平家は一致団結したらしく安祥城を取り戻すことに成功した。だが、代わりに本多忠高を始めとした重臣と優秀な兵士と戦車を多数失ったらしい…
戦国の世において松平家八代当主広忠公は無能だった…酒井忠尚、松平信定が離反の動きを見せている。そして一番やっかいなのは広忠公の曽祖父の第五代松平家当主松平長親がいることである。この松平長親は五百人の兵士で伊勢盛時(後の北条早雲)率いる一万の敵を撃退させたという伝説の人物である。彼は信定を溺愛している。
「長親とかいう化石がいるのか……」
「面白いこと言いますね(笑)」
「運転気を付けてくれよ」
全く数正殿は先ほどの俺の言葉を聞いて気に入ったらしくて笑うもんだから車とかいう乗り物が左右に動いて大変なことになった。
「私めの能力低くは無いですか」
「どれどれ? ふ~ん、いや十分高いぞ」
「BとCばかりですぞ」
「妥当だと思うぞ」
「なんと(驚愕)」
物凄く驚いたのか仙千代が口を馬鹿みたい開けて驚いた顔をして見せる。いやいや、お前にAが一つでもあったら俺は泣くぞ、と言いたくなる。
「富正はどんな感じだ? 」
「どうぞ、見てください」
「これは優秀だな…」
むむ、何か富正は……意外とAがあるな……しかも『万端の用人』とかいう高評価まで貰っとるぞ! ……複雑だな……というか剣大魂とかいうのがSなのか…これは忠義だと受けとって良いのかも知れない。
「おお、あれはもしや岡崎城か、なんと立派な!!」
「はい、岡崎城です。」
立派な城が見えて興奮する。周りの街並みも立派になってきたでは無いか!これなら松平家は、まだ戦えるぞ!!
「うん?! 数正殿、岡崎城から遠ざかって行くのだが……」
「ええ、あそこは向かう場所ではありません……」
「「「えっ」」」
「どうしてだ!あそこは松平の城なのだろ? 」
「ええ、『松平家』の城ではあります、城主は信定様です。」
「なん……だと……」
「その端末の情報古いんで……」
なんということだ……つまり……史実通りに奪われたのか…ああ、あの立派なお城に住みたい
「止めてください!その窓にしがみ付くように絶望の表情をするのは」
そう秀康は富正の膝の上に乗り、窓にしがみ付くように遠ざかる岡崎城を見ていた。
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