外伝:青葉家視点の京ケ峰の戦い 後半
マイページの活動報告に主要な登場人物を紹介してみました。
青葉達は小高い丘を勢いよく登って丘下にある溝も勢いよく突破して田んぼを抜けて行く、途中にある溝を飛び跳ねながら石川様の部隊の側面に向かう。
「今だ!全軍、敵の側面に奇襲をかけろ!!」
という石川様の命令を受けて主力部隊が敵の左翼を攻撃するのと同時に僕らも敵陣へと突撃する。敵にも小川を迂回するように動いている戦車が僕らは敵の側面を丁度狙えたので攻撃を開始する。
「マクシミリア達の進路方向に向かう敵から攻撃しろ!」
「了解」
途中のビニールハウスを壊して停車して敵を攻撃した。敵は七両いたが僕らの三号戦車が一両攻撃するのと同時に味方も攻撃を開始したために集中砲火を敵は食らった。側面であれば二号戦車でも敵戦車を撃破出来るチャンスがあっただけに味方の積極的な砲撃の前には敵が迎撃態勢を整えようとしても無意味であった。
「よし、そのまま戦車前進、敵側面を攻撃しろ!」
「はいよー」
敵は丁度、我々の正面の田んぼに砲兵を配置して砲撃をしようと狙っていた。そこに戦車隊が突撃してきて敵は大慌てになるが時すでに遅く、敵の砲兵は瞬く間になぎ倒されていった。
「そのまま、マクシミリア達を援護するぞ!攻撃開始!!」
「了解、攻撃します!」
小川を迂回して進撃するマクシミリア達を援護するように積極的に前に出て敵を攻撃した。敵は僕らほど戦車を集中運用しているようには感じられず、戦車が数両ごとに分散していた。また、歩兵が戦車を援護するのではなく、戦車が歩兵を援護するように動いていたので敵の戦車は想像以上に動きが鈍かった。
「大久保様の戦車隊が敵の後方に奇襲をかけて包囲しようとしています!」
「よし、僕らも敵陣に突撃しよう!!」
「「おおー」」(ミサ、ミカ)
僕らは大久保隊を支援するように五反田近くの橋を越えて宝樹院に向かうように進軍する。他の味方も僕らに続くように後ろを付いて来た。
「住宅街に入ったらイネトラ達を下す!」
無線でイネトラに指示を出した。無事に橋を越えて安全そうな所で戦車を止めてイネトラ達を下ろして敵の戦車を探すように命じると直ぐにイネトラ達から敵の戦車の位置の知らせが来るので敵の進路を予想しながら指示を出す。
「正面の建物を突破すれば敵戦車がいるはずだ!」
「建物壊しますか!」
「どうぞ!」
その命令と共にミサが戦車のアクセルを踏むと民家に突っ込んで民家を壊して道路に出ると丁度、敵戦車の後ろに出たので敵戦車を後ろから攻撃して破壊する。周囲にいた敵の歩兵は僕らに合わせて突撃してきたイネトラ達と戦闘になる。
「回避行動しておいてくれ!」
「はいよー」
そうミサに命じると僕は戦車のハッチを空けて外に取り付けてある機関銃を握って近づいて来た敵歩兵を機関銃による射撃で敵兵を倒してイネトラ達を支援した。
「敵の攻撃が激しいな、一度、味方と合流しよう」
「分かった」
ここで言う、味方とは僕らと一緒に来た身内とおいう意味である。僕らの戦車の防御シールの耐久値が減ってきたので味方と合流して補給をすることにしたのである。
「秋葉、味方に連絡して来てもらうように言ってくれ」
「分かったよ、連絡する」
秋葉に連絡してもらぅた上で僕らは通って来た橋を再び渡って後方にいた味方の乗ったトラックと合流した。そして僕らの戦車に補給をしている間に他の戦局を聞くことになった。
報告によると石川様の部隊は第一戦列と第二戦列は無事に敵の側面を奇襲して敵を撃破後に赤石神社(丘を越える前の場所の近く)の方向に退却したようである。
それに対して第三戦列は敵の激しい反撃にあって被害が大きくなったために後退したそうである。敵は大久保様の戦車隊の奇襲を受けて被害を出すが長沢城を包囲していた戦力などの援護を受けながら反撃してきたために大久保様も後退を余儀なくされたようである。敵の戦車と兵士達が東海道を通って秀康様のいる中央に突撃を仕掛けて激しく戦っていると報告が入った。
僕らの身内の方は順調に戦果を挙げていた。マクシミリアの二号戦車は僕らの援護もあって敵の砲兵隊を次々と蹴散らして前進して敵に大きな被害を与えていた。M3軽戦車を含む兵力の方も敵の歩兵を蹴散らししていたようである。特に鏡虎兵太が弓とスナイパーライフルで無双していたようである。
※弓は防御シールドを応用して敵にシールドのパワーを射出するため威力が高い、そのため対武士戦では威力を発揮するが射程が短いという弱点がある、スナイパーライフルの方が遠距離の敵を狙撃出来るので両方を活用して敵を攻撃する。
「友軍から連絡です!敵の大将の首を取ったそうです!」
「なに!?それが本当なら…よし、補給は終わったか」
「おわったぞ!」
「よし、直ぐに戦車前進して!敵を追撃する、イネトラ達にも総攻撃を命じろ!」
「分かりました。」
敵の大将を討ち取ったせいか敵は総崩れとなり、僕らは敵を攻撃した。大久保様の戦車隊も再度、敵に突撃を仕掛けた。そこに僕らも反対側から突撃を仕掛けたため、敵は大混乱となり、一部は抵抗したものの大部分は投降してきた。長沢城を包囲していた敵は突撃しようとした友軍をくい止めつつ後退して撤退した。
「一人でも多く敵を捕まえないとな!」
「イネトラが敵の三号戦車を拿捕したそうです!!」
「「「おおおー」」」
敵の三号戦車という大きな戦利品を含む多数の兵器と捕虜を僕らは手に入れた。
「このまま吉良軍の本隊も叩けるといいですね!」
「そうだな!!」
しかし、残念ながら松平軍が前に今川軍が現れたために事態は急変してしまう。一時は焦ったが…秀康様が何とかしたらしく、今川との決戦は回避された。
「秀康様、やりますね!」
「これで無事に帰れる!!」
「捕虜は、タダで返すようにとの指示が来ています。」
「えっ!今何といわれましたか?」
「捕虜はタダで返せとの命令です。」
「なんとぉ!」
残念なお知らせである。しかし、主君の命令とあれば致し方が無い。だが、僕はタダでは捕虜を手放さない。
「君たち、戦車の搭乗員並びに捕虜諸君!僕ら青葉家で働いてみないかい?」
と捕虜たちをスカウトしてみた。意外と食いつきは良かったらしく十人程度が応じてくれた。(やったぜ!)
※戦国時代、領地を持たない一般兵士レベル(足軽くらい)では普通に働き口の鞍替えは良く行われていた。スカウトは違法でもないし、鞍替えは裏切り行為とは見なされていない。例:木下藤吉郎、滝川一益など
今回は楽な戦いだった。僕らの三号戦車だけで六両くらい撃破している。これは大戦果だと大喜びである。
スカウトも成功して大戦果も挙げたので岡崎城に戻る間は貰えるであろう恩賞で頭は一杯であった。
そういえば、青葉たちの戦力は初期より減っています。青葉家の所有する戦車は三号戦車とM3戦車、あと軽トラックなどの車両、マクシミリア達が二号戦車と軽装甲車両となっています。
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