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外伝:青葉家視点の京ケ峰の戦い 前半

マイページの活動報告に主要な登場人物を紹介しています。


多くなりそうなので前半と後半に区切ります。

 戦車で戦場に向かう途中で僕らの配置される隊が決まった、僕らは石川様の部隊である。戦場に向かう途中に音羽工場がある。ここ道路には分岐路があり、分岐路曲がって僕らは山登りを開始した。道路は二車線分はギリギリある道幅であった。


僕らの三号戦車には現在、四人が乗車している、車長(青葉)、操縦手(相武ミサ)、砲手(青葉ミカ)、補佐手(秋葉)となっている。


※三号戦車は史実と異なり、装甲厚が少し厚めになっている。また、強化プラスチックが装甲の表面に取り付けられている。内側も衝撃吸収用の素材が取り付けてある。操縦手と砲手は脱出が遅れる可能性が高いのでヘルメットを被っている。車内に乗る人員は歩兵用の簡易版魔装甲冑を着ているので余程運が悪く無い限りは死ぬことは無いと言われている。(死因の一番は煙による煙死が大部分)


※操縦手はカメラで映し出された映像をモニターで確認するために、覗き窓などが無い、弾薬庫及びエンジンが史実より大分安全な場所に設置されているために敵の攻撃で炎上爆発する可能性も低い、弾薬は外部からの熱では爆発しにくい仕組みになっているために弾薬庫の被弾よる戦車の爆発も起きにくいという特徴がある。


青葉ミカは僕の妹である。現在青葉家は車両が少ないので車長級の人が戦車に乗っている。(ミサ、青葉ミカなど)


各人員の役割


車長


言うまでも無く指揮官、戦車の進路方向を決める、戦術指揮を行う、攻撃する敵の指示もする。ただし、発射のタイミングや攻撃個所は砲手が決める。意外と雑用が多い、戦車に取り付けてある機関銃を発射したり、外を確認するのは車長の仕事である。補佐手がいない場合は無線の管理などもする。


操縦手


移動から回避など戦車の攻守の全てを任されている人、操縦に専念出来るように最も配慮されている立場である。戦車の操縦自体は難しくないが…回避行動や跳弾を狙った細かい立ち回りは熟練した腕が要求される。周囲の状況を確認しながらの操縦となるので戦闘時は非常に大変な立場である。時に砲手に指示したり、車長の判断を待たないで動くことも要求されるため車内での序列は二番目である。


砲手


自動装填システムの管理、実際の敵への攻撃などを担当する。機械で狙いを定めるだけで簡単なように感じるが…実際は敵の動きや行動を予測し攻撃を敵の弱点部分や重要な場所に当てる技量が求められる。


補佐手


戦車は三人でも回せるが…現実問題として三人では仕事量の多さから回しきれないことが多い、そのため配置されるのが補佐手である。雑用係というよりは車内の統括係である。むしろ雑用係は車長の方が妥当である。死んでも車長が代わりを出来るという意味では最下層であるが…逆に言えば如何に車長が雑用をしているかの証明になる。


この三号戦車のスピードは最大で80㎞以上は出せると思われる。しかし、実際には戦車には多くの荷物が積まれているので時速は落ちる。現在も稲生ことイネトラ含む三人が戦車の車体に乗っている。


僕らを先頭とした数十両の戦車は山を登ると道路のガードフェンスを壊して山の斜面を下るという奇策に出た。木にぶつからないように降りるが万が一ぶつかっても衝撃はそれほどでも無いし、木が折れる可能性の方が高いので問題は無いが…倒すのは隠密効果を下げて奇襲を敵に知らせる行為になるので一両ずつ間隔を空けて斜面を下った。


「相変わらず、ミサの運転は神がかかってるな!」

「ほう、分かるでは無いか!しかし、ミサミサの実力はこんなもんではないぞ!!」

「調子に乗るなよ!」


斜面を無事に下ると番場付近にまで向かい近くで待機する。石川様の主力戦車群は本隊の後ろを通るので時間が番場に到着するのに時間がかかっているらしく僕らの方が先に着いていた。


「番場にある、建物はラブホなんだぜ!」

「知っているよ、そのくらい…」

「この戦い終わったら、一緒に行かない?」

「考えとく…」


ミサのことだだから戦いに勝てば高揚してホイホイ付いてきそうな気がするんだよね(笑)他の女性陣の目が怖いが…その辺は無視である。「二人は付き合っているの?」とよく言われるが…微妙な関係である。肉体関係はあるし、ミサは僕の家に居候状態である。ミサは、かまってちゃんで嫉妬深いので普段も近くにいることが多い、しかし、お互い利害関係がハッキリしている分、恋人というような熱い関係では無い、すっ飛ばしてしまったせいかもしれないが告白もしたことは無い。しかし、セフレというような軽い関係では無いと僕は思っている。


「本隊が来る前に打ち合わせをしておこう」


打ち合わせはマクシミリアを含めた仲間内との連絡から始まった。僕らは番場の丘の横にある道路となっている細い道路を登って敵に突撃する手はずとなっている。僕らの三号のような戦車は本隊の横を通ることになっているがマクシミリアの二号戦車とM3軽戦車は少し大回りだが戦場付近にある小川を迂回して側面から敵を奇襲する作戦となっている。


「他の味方と連携しながら突撃しないとな!」

「その辺は問題ないと思うよ」


戦車隊は一度には全て突撃しない、幾つかの隊列になって突撃する。僕らは第一戦列(A戦列とも言う)列の一番前の列になる。戦場の広さや地形により異なるが基本的には第一列目の戦車は間隔を空けて配置される。今回、僕らが配置される石川戦車隊は第一列が二十両が間隔を空けて列を作る。第二列は第一列の戦車の間隔の後ろに間隔ごとに二十両配置される。第三列は第二列の後ろだが第一列の戦車の後ろに配置される。この三列を合わせて第一戦列とする。


このようにする理由は第一列が敵の攻撃を受けて防御シールドの耐久値が減ると第二列が前に出る。第一列が旋回するなどして後ろに下がると第三列が前に出るという仕組みになっている。第一戦列は敵に完全に攻撃をかけて倒すというよりは途中で戦列ごと敵の横を通り抜けるなどして戦線を一時的に離脱する。第一戦列が戦線を離れると同時に第二戦列が攻撃を仕掛けることで敵に対して波状攻撃をかけるという戦術である。


※これは松平家が考え実施している戦車の運用方法である。他の大名や諸勢力は違う戦術をとっている。


また、実際には各列の間には軽装甲車両などが加わるため、結構ビッシリである。この状態で自由に各自が動き回るためには連携が必要であり、松平家は無線などの連絡装置に力を入れている。


※この今回は二十両の列は分割されている。番場の丘を越えるのが十両の列と、その横の丘を通る十両の列というふうにである。石川数正率いる番場の丘付近に配置された戦車は四号と三号主体である。青葉達の方は三号戦車を含んでいるものの大部分は二号、一号、M3軽戦車ということになる。


「戦いが始まりました。」


無線で全体の状況を確認していた秋葉が教えてくれた。


「予定通りかな?」

「はい、作戦通りの展開になっているようです。」

「順調!順調!」


予定通りというのは素晴らしい、これなら勝てるかも知れない。


「石川様から入電、『丘を超えろ!』とのことです!」

「分かった、戦車前進!」

「はいよー」


遂に丘を越える時が来たと喜ぶ、これで敵と戦うことが出来る。


感想や評価なども励みになるのでよろしくお願いいたします。

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