勝利
「勝どきを上げよ」
そう秀康が叫ぶと
「うおおおおおおおお」
「うりいいいいいいい」
「ほんだああああああ」
「ヒャッハー」
味方は逃げる敵の敗残兵を襲い始める。
「逃げるとは卑怯にゃー最後まで戦え」
「「そうだ、そうだ、最後まで戦かえ」
「矢を回収して持って来い、追撃するぞ」
いやはや、血の気が多い高いことで……富永が討ち取られて敗北した事実を知ると吉良義昭率いる本隊が長沢城の包囲を解いて後方に撤退した。
それを確認すると長沢城から長沢松平勢が逃げてくる富永軍の残党兵を攻撃してボコボコにして次々と捕えて捕虜にした。
秀康率いる松平軍と長沢松平勢が合流した。吉良軍は後退後、逃げてくる敗残兵を回収して再編後に後方の毘沙門山付近に布陣した。
「いやいや、何とか勝てたな」
ヒヤヒヤしたが勝てたことに嬉しさを富正と成重に伝えると二人が頷いた。
そんな秀康の視線に一人の美少女が槍を持って武然と立っているのが写る、
彼女?の名前は本多正重、姉と似ている容姿だが…
姉のように『あざと可愛い』小悪魔風というよりは…
目がつり上がっていてキツイ雰囲気を出している。
だが可愛い!だが可愛い!(大事なことなので二回言いました!!)
こんな可愛い子が女の子のはずがない、じじつ、男だ。男なのだ。
「ミヤああああ」
「お姉様ああああ」
姉の本多正信がミヤにだいしゅきホールドで抱き着くとミヤも嬉しそうに微笑む
可愛いなおい
「なにいいいい」
正信がミヤに口づけしたぞ!キマシかな?と思ったが……
「あの兄弟……大丈夫なのか……」
さすがに呆れる秀康である。
その頃、別の場所では…
「忠真!やったぞ、敵の大将の首を取ったぞ」
無邪気そうに忠勝が富永の首を片手に持ちながら忠真のところにやってくる
「凄いですな……」
忠真は一言そういったところ……
「そうか? 意外と弱かったぞ」
そう言って首を持ち上げて目線を合わせる忠勝
「止めなされ、死人に鞭打つつもりですか、汚いから早くしまいなされ」
それを聞いて忠勝がジド目になりながら
「爺やも相当、酷いな」
他の皆も勝ちに乗って騒ぎ立てる。酒井忠次と石川数正が……
『どちらが活躍したかで揉めていた』
榊原康政と大須賀康高がお互いに勝利を分かち合うと共に……
『どちらが多くの戦車を撃破したかで揉めていた』
そんな勝どきムードの松平軍に一人の伝令兵が飛んでくる。
「新たな軍勢が現れましたあああああ」




