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前田利家・山内一豊と佐々成政が茶屋(居酒屋)で騒動を起こす

みなさん、前田利家を御存知だろうか?


後に加賀百万石となって大河ドラマにもなったことで有名な人である。子孫は現在も健在で地元の有力者として有名だったりする。


そんな前田利家は『桶狭間の戦い』が起きた頃何をしていたのか?


実は無職だった!


理由は前にも触れたことがあった?と思うが……


主君織田信長のお気に入りだった拾阿弥という人物を『信長の目の前で切り殺した』ことによって無職となっていたのである。ちなみに前年に『まつ』(芳春院)と結婚したばかり子供を産んだばかりだったにも関わらずである……


大分短気な性格だった。


もう一人紹介しよう!


山内一豊という武将がいる。


後に土佐一国(高知県)の支配者となり、高知城を築いて高知市を作った人物である。幕末は山内容堂が活躍して坂本龍馬・中岡慎太郎・岩崎弥太郎などを輩出したことで有名な藩の藩祖である。


しかし、こいつも『桶狭間の戦い』の頃は……


無職だった!というよりもフリーターだった。幾つかの家に仕えては辞めてを繰り返していて安定していなかった。


そして最後に佐々成政である。


佐々成政は無職では無かった!!


前田利家の同僚で織田家の重臣家系である佐々氏の出である。『桶狭間の戦い』でも大活躍したことで有名である。


佐々成政は前田利家が織田家を解雇されると妻と子を匿い前田利家に資金提供をしていた。


つまり、前田利家は佐々成政のヒモだった。(笑)


そんな三人が信長の京都上洛に付き従うように京都にやってきていた。


ここは、とある京都にある茶屋である。茶屋と言ってもお酒を提供していたので居酒屋と言った方が良いかもしれない


前田利家「酒だーサケー」


山内一豊「酒が飲みたいぞ!」


佐々成政「お金払うの私ですよね」


利家「こんな世の中じゃ、呑まないとやってられん!」


一豊「そうだ!そうだ!」


成政「……」


前田利家は織田家を解雇後、とくに就職活動はしなかった。犬(渾名)で呼ばれて織田信長の忠臣を自称していただけに……利家は頑なに織田家の家臣に復帰するのに固執していたからである。


ちなみに実家の前田家からは既に追い出されており、前田家は滝川一益から養子を貰っていたほどだった。つまり見捨てられていた。


利家「信長様もいよいと尾張統一が見えてきた。これから本格的に美濃攻略が始まるな!」


一豊「信長は何度も美濃に攻め込んでいるが……美濃勢の勢いが衰えた感じはしないなぁ」


一般的なイメージとして美濃の斎藤家は織田家に攻められてばかりで何もしていないかのように考えられがちだが……


成政「斎藤家は何度も攻め込んで六角氏と戦ってますね」


居酒屋の店員が注文されていた生ビールと食事を運んで来た。


利家「名門の一色氏の養子になったと称して一色義龍と名乗り出してるらしいな」


一豊「尾張と美濃の争いは終わりが見えないなぁ……」


成政「信長様は何とか松平家を懐柔して尾張の全戦力を美濃攻めに使いたいと思ってるようだ。」


生ビールとおつまみを食べながら利家達は話していた。三人が座っている席の向かいに座って客が三人の話を聞いていた。


向かいの客「尾張者は派手な服を着ていてギャアギャアうるさいな!」


利家「なんだと?」


向かいに座っていた客は利家達が気に入らなかったようだ。


向かいの客「俺は長宗我部家の家臣だが……我が家は貧しい、それでも我々は主君のために頑張っている。なのにお前たちは派手な服着て偉そうだ!」


一豊「土佐者はうるさいな!長宗我部家なんて弱小大名だろ?俺一人でも全員殺せるんじゃね(笑)」


一豊が煽り返してしまう……


向かいの客「我が長宗我部家は一領具足といって『死生知らずの野武士なり』と言われるほど強く、どこの家臣よりも主君に忠誠を誓っている。最弱と言われている尾張者とは違うんだぞ!」


成政「忠誠心なら我々も負けてはいないぞ!」


向かいの客「派手な格好して偉そうにしてるだけの存在どもだろ!」


利家「この野郎、さっきからうるさいぞ!!」


向かいの客「やるのか?どうせ怖くて何も出来ないだろ?(笑)」


利家が自慢の槍を取り出し、一豊がアサルトライフルを成政が二丁の拳銃を取り出した。


利家「さぁ始めようか!」


一豊「叩き潰してやる」


成政「容赦はしません」


こうして京都の小さな茶屋で大乱闘が起きた。


この大乱闘は京都そして全国を巻き込む戦いへと発展することになる。


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