肉を食べるなんて正気の沙汰では無い!
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夜になると数正殿と忠次殿に呼ばれた。二人は互いに自分が料理を用意したと言い張って譲らなかった。
「どちらが作ったのか? 」
「数正が作った」(謙虚さを見せようと発言する忠次殿)
「いいや、忠次殿が作った」
「じゃあ、両方で良くないか? 」
「「ダメだ」」
めんどくせー本当に面倒くさいよ! 三河武士!! これだけで一時間くらい言い争いしそうな雰囲気出しているよ
「料理の説明してくれ! 」
そう言うと二人が、それぞれの自慢の料理を説明しだした。
三河人大好き! 八丁味噌から始まり、白米のご飯!!! 鯛の天ぷらに活け造りの刺身など豪華な料理が並ぶなか……
「これは……」
「奮発して焼き肉をご用意しました」(数正殿)
「「「うおおおおおお」」」」(付いて来た三人が歓喜のあまり野獣の声を上げる)
「ムッこの霜降り肉は俺だぞ! 」(忠次殿)
「いちいち細かいことに、うるさいですよ」
「なんだとぉ! 」
いや、それ以前に肉食うのか、マジか! 衝撃的である、いや、農村では非常食として食うとは聞いているが……やはり悪魔の創りたもうた世界なのか…
余りにも衝撃的な事実に富正と二人で震えて抱き合う
「うん?! これは美味ですぞ」
仙千代が全く躊躇することなく食べやがった
この裏切り者おおおおお魂を悪魔に売ったなああああああ
「美味ですぞ!怖がらずに秀康も食べたら良いですぞ」
「いや……おれは……」
パクッ!!
口を開けた瞬間に仙千代が俺の口に肉を入れやがった! (絶望)
だが……
美味であった……
何という敗北感……
「源四郎よ……俺は穢れてしまった……だが美味だぞ! 」(ゲス顔)
「止めてくだされ! 」
パクッ
ざまぁ見ろ!富正にも食べさせてやったぞ!
一人だけ穢れずに済むと思ったら大間違いだぞ!!
こうして秀康は新たな世界の食事を堪能した。
ちなみに聞くところによると料理は全て数正殿と忠次の自費だそうだ!
これは二人に感謝しなければ!
さっそく、富正に忘れないようにメモらせとく
「今更ですが……どうして貴方がた三人がいるのですか? 」
数正殿が指したのは正信、平八郎、小平太に対してである。
「私たち! 秀康様の小姓(自称)になったので」
「「うんうん」」(平八郎、小平太)
「そうなのですか? 」
数正殿に聞かれた、どうしようか悩んだ……瞬間……
目に入ったのは…こちらに涙ぐみながらお願いする三人だった。
「お、おう、今日から小姓にすることにした。」
「「「やったぜ! 」」」
「…分かりました」
食事を食べているとお酒が飲みたくなったので数正殿に頼むと……
「ダメです!お酒は二十歳過ぎてからです!! 」
「なん……だと……」
そんなルール聞いたこと無いぞ!やはり悪魔が創りたもうた世界だ!!
トイレにいったが……仙千代が騒いでいたのは事実で俺のいた世界よりは格段に進化していた。 だいたい。紙で尻を拭くことができるなど……贅沢な世界だな!
さて、明日になるまでに情報収集しておこうと思いながらも……途中で眠くなったので富正と成重の二人と共に風呂に入ったのちに三人の布団を並べて寝ることにした。
※なお、この時、三人が入った風呂はヒノキ風呂でお湯が沸かされているだけの戦国時代に似た風呂だったので問題なく入れました。
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