episode 1-1
俺の名前は、長谷部良太48歳 高校生の時に父を、半年前に母を亡くし天涯孤独の身となった去年、約30年勤めた会社を早期退職した。
退職金で田舎に家を買い、東京で疲れた心と体を癒すべくスローライフ的な生活を始める。
子供のころから、アニメ・マンガ・ゲームが好きで今でも続けている。それに加えて最近はネット小説も読み始め心の奥の中二病的な設定スキーが目覚めだし、文才もないのに小説の設定なんかを打ち込んで妄想を広げまくる毎日だった。
それがなんでこうなった??
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「ちょっと!ちゃんと聞いてます?」
俺の目の前にはギリシャ神話とか古代ローマの、あのコスプレをした女神(自称)が腕を組みプンスカと聞こえてきそうな雰囲気で立っていた。
「コスプレじゃ無いですし、自称でもなく 本物ですからね!」
「あ、あぁ はいはい。」
「まったくエルダーゴッド様が『お前もそろそろ一人で世界を作り出し、一人前の神になれ。』なーんて言うのよ?」
「え?あ、はぁ」
「そんなさ、世界を作るなんて 一人でできるわけないじゃんね?」
「あー、そうですか?」
「土壌やら水質やら大気成分やら、人・亜人・信仰や宗教、世界を構成するあれやこれや etc.etc.・・」
「お、おぅ」
「無理なの!わかんないの!」
(ちょっとお頭が残念なんだね・・)
「そこでね!気分転換で下界を眺めてたの、そしたらね!あなたがパソコンでカシャカシャしてるのを見ちゃったわけよ!」
「わたし、閃いちゃったの!あなたが書いていた異世界の設定をパクr・・ ゲフンゲフン 採用することにしたの!」
「そ、そうですか。」
(わたしすごいでしょ?って顔でこっち見てるよ・・)
「それでね!作ってみたの!基本的な部分はあなたが居た星と同じで、大陸や人種・信仰やスキルの設定はあなたのやつよ?」
「でもね?作って時間進めて眺めてたんだけど、どーにも面白みに欠けるって言うかぁ イベントが無い感じ?だからね!あなたを送りこm・・ ンンッ、招待することにしたの!」
「今、送り込む」
「言ってないわ!」
「・・・・」
(すげぇ食い気味できたな)
「招待するのだから チート能力はお約束よね?まずは『収納空間』でしょう、それと『丈夫な体』!病気とかしたら嫌よねぇ、そうそう言葉がわからないと不便よね『翻訳』っと」
「それじゃあ準備OKね、行くわよ!シューーーーット!!」
女神がそう言うといきなり俺の足元が消えてポッカリと穴が開き落ちていく
「ぬおっ!うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!」
これが俺の、女神様との初遭遇だった。
お待たせ致しました。いやいやわかってます、待っている奴なんか居ないことくらい、言ってみただけです。
リアル仕事と遅筆のため週1がやっとでございます。ご容赦頂けたら幸いでございます。
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