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episode 1-10

 10層から戻った俺は疲れもあってギルドには寄らず直接宿に帰りすぐに寝てしまった。


 翌日から一週間、新たに加わった杖と白ローブの性能チェックやオロバスとの特訓のため少し離れた森の中に居た。


 森の中の開けた場所に家を出し隅々までチェックする、久々の白米に涙が出た。金を貯めてどこかに土地を買ってこの家を出せるようにすると心に決めた。


 杖と白ローブのチェックで分かったことだが、杖と白ローブは別々の個体で共に自我があり別れて活動ができるがセットで運用すると相乗効果があるとのことでこのままにした。


 杖がオリアス、白ローブはハク、と名付けた。オリアスは治療魔法に特化していてハクは強化弱体魔法を行使する。


 オリアスとハクを加えたことで傀儡使いのスキルレベルが上がっていた、任意で傀儡の持っているスキルを指示することが出来るようになった。


 オロバスとの特訓は過酷だった、刃が当たっても切れないが殴られるのと同じなのでやはり痛い、散々どつきまわしへばっているとオリアスが回復する、これを朝から晩まで繰り返す。最終日にはなんとか避けることはできるまでになった。


-------- オーラン 探索者ギルド --------


「こんにちわ、買取をお願いします。」


「畏まりました。査定してまいります、少々お待ちください。」


「あら?リョータさんお久しぶりです。」


「あ、コーネリアさんこんにちわ。」


「リョータさん、1週間ほど前ってダンジョンに入ってましたよね?何階層に行ってたか覚えてますか?」


「先週はたしか5~10階層に入ってましたね。何かあったんですか?」


「えぇ、10階層のボス部屋に未発見と思われるボスが湧いたと報告があって調査に向かったんですが、調査隊が到着すると通常のボスになっていたんですよ。」


「へ、へぇ~ そうなん・・ですね。(汗)」


「虚偽の報告をしてギルドに調査隊を出させた探索者に罰金刑が課せられるか議論をしているとこなんです。」


「い、いや、通りすがりのパーティが討伐しちゃったんじゃないですかね?(滝汗)」


「それはおかしいんですよ、そんな大物を討伐したら自慢げに誇示すると思うんですよね。」


「き、きっとすっごく謙虚なお方なんじゃないですかね?(裏声)」


「リョータさん、なにか知ってますね?」


 腕をガッチリと掴まれ奥にある個室に連行されたのだった。


「んで、何を知っていますか?リョータさんが討伐しちゃいましたか?」


「その前に未発見と思われるボスってどんなやつですか?俺が知ってるのとは違うかもしれませんし。」


「それはこちらで判断しますので、先にリョータさんの知っていることを教えてください。」


「わかりました、アクティベート オリアス、ハク。」


 誤魔化そうとしたが叶わずお披露目となった、コーネリアさんは目を見開き口をパクパクさせたが大きなため息をつきジト目を向けてこう言った。


「説明してくれますね?」


「ハ、ハイ。」


 10階層ボス部屋前で10人ぐらいで話し合ってたところからオリアスとハクを手に入れて1週間特訓に出ていたところまで説明した。


「なるほど、だから今回の騒動を知らなかったわけですね。」


「あぁ、はい すみません。」


「それではですね、今回の騒動を静めるために10階層ボスはリョータさんが討伐したことにしてもらいます。それとギルドのIDタグのランクも上げてしまいましょう、10階層・レアボス・ソロ討伐ってことなので2ランクアップをギルドマスターに申請しておきますね。」


「あ、あのぅ あまり目立つことはしたくないのですが・・・」


「ソロでダンジョンに入ってる時点で目立ってると思いますが?」


「ソ、ソウデスネ。」


「来週にギルド主催でオークションが開催されます、魔道具類や戦闘に向いている奴隷なんかも出品されますよ、パーティメンバーに奴隷を使ってる人もいますし。」


「なるほど、少し考えてみますね。」


 奴隷を買うのに躊躇いはあるが異世界ものと言えば奴隷ハーレムはテンプレ、だがしかしこの世界の人族の顔は濃ゆいのだ、美人さんも多いのだが昔のアメコミのようなはっきりとした顔立ちは少々苦手で平たい顔族の俺としては勇気がいる。


-------- 翌週 オークション会場 --------


 人生初のオークション、興奮と不安を胸に参加する。下見会にて目星を付けたのが2人いた、両方とも亜人で前衛向けの豚人族と後衛向けの小鬼族の女の子、豚人族の子はピンクの髪で瞳が大きめ少し鼻ペチャだけど可愛らしい面立ち身長180cm近い大柄でナイスバディな爆乳、小鬼族の子は白い髪に金色の瞳が印象的なキレイな子140cm位のロリ体型。


 練習がてら小物の魔道具に入札して様子を見る、いよいよ俺的メインの順番がきた。


「それでは、ここからは戦闘用の奴隷を紹介していきます。1番マイク元探索者の借金奴隷でございます。30万ゼルからスタートです。」


「31万!」「31万5千!」


 次々と落札されていく借金奴隷たち、みんな結構な値段になっている、予算的に合わないのでスルーである。


「続きまして18番豚人族のメスです、体力もあり頑丈です。5万ゼルからスタートです。」


 ついに俺的本命の登場、なんとか10万までで落としたいと思っていたのだが。


「12万!」「12万5千」「13万!」・・・・「13万、13万ありませんか?では、13万で落札です。」


 予算内でと思ってためらっていたら他のやつに落札されてしまった・・・もうちょい強気に行くべきだったか?


「続きまして19番小鬼族のメスです、荷物持ちなどにいかがでしょうか。4万ゼルからスタートです。」


「・・・・・」「4万、4万ゼルありませんか?」


 体が小さく不人気なのかまったく声が上がらない、司会者がキョロキョロし始める、俺はゆっくり札を上げ入札する。


「ご、5万!」


「5万、5万ありませんか?では、5万で落札です。」


 よし、なんとか落札できた。会場の係員が近づいてきて赤い字で『19』と書かれた木札を渡してくる、オークションが終わったらこれを持って行けばいいってことだよな。

 その後も何人か亜人の奴隷が出てきたが全部オスだったのでスルーする、オークションが終わり客が捌けていく俺はゆっくりと出口へ向かい係員にさっきの木札を見せると奥の通路へと案内された。


「本日はお買い上げありがとうございます、奴隷商のドーンでございます。木札を拝見いたします、19番でございますね、右側4番のお部屋で契約させていただきます、お入りください。」


 奴隷商人に促され部屋に入る、机の向こうに男が座っていて小鬼族の子は壁際に立っている。

 雰囲気的には警察の取調室っぽい、男に座るよう言われ席に着く。


「こちらが契約書になります、追加したい項目がありましたら言ってください。」


 隅々まで目を通し確認する、命令に服従・主人の秘密を洩らさないなど基本的なことが記載されていた。

 俺は頷き問題ないと告げ契約書を戻す、お金を支払いその後はいつもの宣誓して契約完了である。



これが俺の、初奴隷ゲットである。


お待たせいたしました。やっとハーレム要員登場ですよ!タグに奴隷も追加したほうがいいのでしょうか?

誤字脱字、ご指摘ご批判、ご意見ご感想などお待ちしております。

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