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超短編

作者: ミーケん

【Twitter企画19作目】

 外は暗くなり、空は重たい雲が全体を覆っていた。

 町の風景が徐々に姿を変え始める。

 昼間には見せなかった夜の姿。

 人工的な光による星空に変わっていく。


 僕にとって夜というのは特別でもなんでもないものだった。

 ただ暗いだけの不便な時間帯だ。迷惑で仕方がないのをただ印象としてあったぐらいだ。

 ただそれだけの夜が好きになったのはただ綺麗だと思ったからだ。ただ。ただただ綺麗な風景を見たのだ。


 ある日に僕は出掛けた。

 たしか本屋で本を買うためだった気がする。いまとなってはそんなことはどうでもいいことだ。

 その日は特に新刊の発売日という訳ではなく、ただ本を買いたかったから本屋に行った。

 そして、思いのほか僕はゆっくりと本屋にいてしまった。

 気づけば時刻は6時を回っていた。

 その本屋はビルの上の方にあるため、この時間帯になるとアナウンスがなるらしく、これまでこんな時間までいたことのなかった僕は初めてそのアナウンスを聞いた。

『みなさん、こんにちは。午後6時になりました。窓の方をご覧ください』

 この本屋に窓なんてないと思っていたがそのアナウンスが終わると重い音が響きだした。周りを確認すると本棚が一部動いている。そして、そこから現れたのは窓だった。

 僕の足は自然と窓に向かった。

 そして、僕は変わった。

 そこに広がっていたのは星空だった。下に敷き詰められた星空。様々な色が混ざりあうそれはもはや芸術だった。


 宝石が光輝いた。光の反射が辺りを照らす。

 それが僕の生まれたきっかけだ。


 やっぱりこの世界は綺麗だ。

 夜の景色。夜の色。夜の形。夜の姿。

 僕は夜に旅をする。


 光しかない町の風景へ僕はひとりで向かう。


 夜はきれいだ。

 

ども。今日投稿した短編2作目です!

やった!やった!やったぞー!笑

はい。というわけでこの短編で言いたかったことは夜はきれいということです。

では!また次の機会にどうぞ!

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