5月 タンゴ de あそぼ
☆一日、一笑いをあなたに☆
タンゴは、アルゼンチン発祥のダンス音楽とダンスです。
【由貴】よし、カンペキだ!
【緋岐】何してるんだ?
【由貴】見てわかんないかな?タンゴの練習だよ!
【緋岐】うん。何で呆れられたのか判らないんだけどな?
【由貴】今日という日の為に頑張りました
【緋岐】そして何で胸を張ってるのかが更に判らないから。
【由貴】だって……♪今日は 楽しい タンゴマツリ~って歌まであるじゃん
【緋岐】明らかに字数あってないだろうがっ!あれは“ひな祭り”の歌だ!
【由貴】まあまあ、だからね、今年こそ立派なタンゴが踊れるように……
【緋岐】やる気満々なとこ悪いが、“タンゴ”じゃなくて“端午”だからな?
【由貴】Σえ!?
※緋岐のうんちく始まります。
面倒臭い人は読み飛ばしてね!
【緋岐】元々、中国から伝わった行事なんだよ。昔の中国じゃ、物忌みの月(5月)には厄払いの行事が盛んに催されてたんだ。端午っていうのは、月の端の午の日という意味。午と五の音が同じだから、毎月5日を指すようになって、やがて5月5日のことになったと伝えられてる。端午の日に邪気をはらう力があるといわれる「菖蒲」をヨモギとともに軒につるしたり、菖蒲湯に入ったりしてたんだよ。
因みに……何で男児の祝いになった理由も話すか。
5月5日は徳川幕府の重要な式日に定められ、大名や旗本が式服で江戸城に参り、将軍にお祝いを奉じるようになったんだ。そして武家に男の子が生まれると、門前に馬印や幟を立てて男児誕生を衆々に知らせ、お祝いしたらしい。この行事が薬草を摘んで邪気をはらうという“端午の行事”と結びつき、男の子の誕生の祝いへと結びついていったってことだな。
【緋岐】……という訳だ。判ったか?
【由貴】さっぱり
【緋岐】お前なぁ!
【由貴】センパイのウンチクは長いんだよ
【緋岐】まあいい……つまり“タンゴ”じゃなくて“端午”なんだよ!しかもだ……男の子の祝いだからな?
【由貴】どういう事?
【緋岐】小さい子供の祝い事だから、お前には関係ないって事だよ!
【由貴】Σぇえっ!?
【緋岐】高校生にもなって“端午の節句”とか聞いた事ないからな?
【翠琉】そんなっ……
【由貴】って、何でそんなに翠琉がショックを受けてるんだよ
【翠琉】殿方の健勝を祈る行事だと聞き及んだので、兄様に作って来たんだ……まさか“男児”のみの行事だったとは……
【由貴】残念だったな翠琉。っていうか、その一つ目胴長オバケは何?所々付いてる血も気にな……ガフッ!?
【緋岐】翠琉……このこいのぼり、まさか俺の為に?
【翠琉】ああ……桜殿に、手ほどきを願い作ってみたのだが……
【由貴】いやいや。どう見ても呪いの一つ目……ゲフッ!?……はっ……腹に……2発も……肘鉄なんてっ……
【緋岐】ありがとう翠琉(微笑)
【翠琉】しかし……男児の行事ならば、兄様には不要なんじゃ……
【緋岐】ごめん翠琉……俺が間違ってた。“端午の節句”は“殿方”の祭り……だから、これ貰って良いかな?
【翠琉】勿論だ、兄様。
【 敦 】いやぁ……これは呪いの布人形だろ。“こいのぼり”ってよりも“こいのろい”って感じが……………Σ殺気!?
【緋岐】人の妹が作った物をそこまで侮辱するとは良い度胸じゃねえか
【 敦 】いや“侮辱”じゃなくて“真実”を
【緋岐】五月蝿い!黙れこの馬鹿コンビ!……そんなに“こいのぼり”になりたいか?由貴のように……
【 敦 】Σ!?由貴ー!!!す巻きにされた上、吊されてる~!!?
【緋岐】安心しろ敦。すぐにあっちの仲間入りだ
【 敦 】出来ないっ安心出来ないよ全然!むしろ不安で胸いっぱいだよっ
【緋岐】逃げるな
【 敦 】ぎゃああぁぁあぁああぁぁぁぁああ!!!!!
END?
※ 今年の“端午の節句”には“こいのぼり”と一緒に“由貴のぼり”と“敦のぼり”が風にそよいでいたそうな。
めでたしめでたし
【由貴・敦】めでたくねえよ!




