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アスクラピアの子  作者: ピジョン
プロローグ 第十七使徒
197/309

◇使徒設定◇

使うかどうか分かんない使徒設定です。

第一使徒『エミーリア』


修道女(シスタ)


 ニーダーサクソンの『エミーリア騎士団』の創設者にして初代団長。エミーリア騎士団の元の始まりはただの修道会。主な活動内容は戦地での治癒奉仕。

ニーダーサクソンの北には、軍神アルフリードを祖先に頂く軍事大国『アルフリード帝国』があり、エミーリアは最期のその瞬間までアルフリード帝国と戦った。


軍神『アルフリード』は、癒しと復讐の女神『アスクラピア』との間に深い因縁があり、そのアルフリードを祖先に頂くアルフリード帝国と戦い続けた功績を認められ始まりの使徒として認められた。


ニーダーサクソンに於いては伝説の修道女(シスタ)『聖エミーリア』と呼ばれている。

没後千年以上の時が経過し、その名声は形骸化している。


第二使徒『アウグスト』(枢機卿(カーディナル)


『勇者』


 癒しと復讐の女神『アスクラピア』が定めた『勇者』。魔法都市『オンデュミオン』出身の貴族。


 氷の大深層にて魔王『ディーテ』の討滅に成功した後は、貴族の身分を捨て人民の為に革命軍の首領として戦ったが、仲間を人質に取られ、自ら身を差し出した。その最期は凄惨なものであったとされる。


聖剣『レーヴァテイン』の所持者。レーヴァテインは別名『焔を纏う剣』と呼ばれる。魔王ディーテの討滅後は九つの鍵を掛けてアウグスト自身の手によって封印されたが、後に回収され、使徒となったアウグストの手に戻った。


尚、勇者には百を超える戒律があるとされるが真偽の程は不明である。


第三使徒『エルナ』


『聖女』


砂の国ザールランドに生まれた聖女。胎児の頃よりアスクラピアの加護を受け、その『刷り込み』期間は十ヶ月。実母とは似ても似付かぬ容貌であった為、産後、即寺院に引き渡された。銀髪に紫の瞳。その容貌はアスクラピアの影響を強く受けたとされる。

勇者アウグストと共に氷の大深層にて魔王ディーテの討滅に大きく貢献した。魔王ディーテとの苛烈な戦いで神力を使い果たし、帰郷して三年後に息を引き取った。奢侈(しゃし)を嫌い、その最期は小さな教会で看取られた。享年十四歳。死後、その遺骸を汚さぬよう、遺骸ごとアスクラピアによって第三の使徒として召し上げられた。


第四使徒『ギュスターブ』


聖騎士(パラディン)


教会騎士。ノルドライン出身。遊歴中、ザールランドにてアスクラピアより魔王討滅の天啓を受け、聖女エルナに仕える事になった。聖槍『運命(フォーチュン)』と聖騎士(パラディン)の名はその時、授かったとされる。数多くの悪魔(デモン)を討ち取ったとされるが、魔王ディーテ討滅後、使命を終えたと見なした彼はノルドラインに帰郷した。アウグストに続き、エルナの訃報を聞いたその後、歴史から姿を消した。生没年不詳。


第五使徒『ローランド』(伯爵)


『剣聖』


アルフリードの出身でありながら、その尚武の気風に嫌気が差し、アルフリードより出奔した。その後、アウグストとの出会いを経て魔王ディーテの討滅に尽力した。生涯独身であり、世界各地で多くの武勇伝を持つ。聖剣『デュランダル』の所持者。魔王ディーテがデュランダルを破壊しようとして、逆に愛剣ダインスレイブが折れてしまったエピソードは有名。魔王討滅後、デュランダルはローランドの手によってアスクラピアに奉納された。享年四十七歳。使徒としてアスクラピアに召し上げられた後、デュランダルは彼の手に戻った。


第六使徒『バルナバス』


『聖者』


トリスタン出身。権威と権力を嫌い、大司教の身分にありながら、少数の弟子と共にトリスタンを出奔した。魔竜『ギータ』との戦いが有名。


第七使徒『ヴォルフ』


『拳聖』


死の砂漠をさ迷う砂の部族出身。不治の病に冒された息子の助命をアスクラピアに請い、百の使命と不殺の戒律を課された伝説の格闘家(グラップラー)。彼は使命を果たし、課された戒律を死ぬまで遵守した。彼の息子は二百歳まで生きた。


第八使徒『ベアトリクス』


詳細不明。以下は伝承である。

殺し屋『ベアトリクス』。銀髪隻眼の女。アスクラピアより依頼を受け、完遂したとされる彼女の望みは不老不死であった。使徒となる事で彼女の望みは叶ったが……


第九使徒『カッサンドラ』(カサンドラ)


『戦士』


赤髪に褐色の肌を持つ女戦士。

アルフリードの加護篤く、生まれも育ちもアルフリード帝国であり、王家の血を引く彼女は生来、その背中にアスクラピアの逆印が刻まれている。豪気、豪快、快活。そして強い反骨の相あり。彼女の望みはただ一つ。軍神アルフリードとの決闘であった。癒しと復讐の女神『アスクラピア』はカッサンドラの願いと祈りを受け入れた。斯くして彼女は逆印の咎から解放され、軍神アルフリードとの決闘に臨んだが敗死。アスクラピアはこれを惜しみ、使徒として召し上げた。


第十使徒『クラウディア』(クローディア)


『弓使い』


エルフ。魔人『ナハト・ムジーク』を討ち取る為、アスクラピアに祈りを捧げ、受け入れられた。彼女は三本の矢を所持しており、それらは『フラウグ』、『フィーヴァ』、『フレムサ』と呼ばれる。自ら戻って来るという特性を持つ。彼女は魔人ナハト・ムジークの打倒に成功したが……


第十一使徒『アイネ・クライネ』


フルネーム『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』。


不死者(アンデッド)


黒色の甲冑。銀髪の女騎士。彼女は守らない。彼女は退かない。アスクラピアの使徒として全てを受け入れ、全てを切り裂く。


第十二使徒『エリゼオ』


『神学者』にして『聖者』。


類い稀なる力を持ちつつ、その生涯を不死者の研究に捧げた。アイネ・クライネ・ナハトムジークは彼の最高傑作である。偉人の一人ではあるが、制御不能の魔人の作成者として彼自身を魔人と呼ぶ者もいる。歴史から抹殺された唯一の聖者。


第十三使徒『グラート』


『商人』


彼は何でも売り飛ばす。その対価は『一番大切なもの』である。彼はアスクラピアのお気に入りである。彼は、ちょっぴり涙もろい。交渉次第でちょっぴり負けてくれたりする。ちょっぴり優しいヤツである。使徒の間では駄目商人と呼ばれている。ただし、彼を騙そうとすると……


第十四使徒『フロレンティーナ』


『作曲家』


元はアスクラピアを信仰するエルフの吟遊詩人。彼女の作った楽譜は恐ろしい力が込めてある。時に大いなる恵みをもたらし、時に大いなる災いをもたらす。彼女の作った楽譜を世界中が探している。現存するものには邪竜を召喚したり、魔神を召喚したりするものがあるがそれらは封印されている。

刺突剣(レイピア)の使い手としても有名。


第十五使徒『ディートリンデ』


『氷騎士』


四つの耳を持つ片眼鏡(モノクル)を掛けた茶髪の騎士。エルフであるが、異形故に故郷を追われた。その境遇を憐れんだアスクラピアに拾われた。気位が高いが、気軽に人間の召喚に応じるような気さくな一面もある。氷刃『エア・オリエント』の使い手。


第十六使徒『白蛇』


『指揮官』


騎士として剣を振るい、神官としても神聖術を使う世にも奇妙な変わり種。珍品。アスクラピアのお気に入り。ニーダーサクソンで起こった『サクソンの大火』を引き起こした張本人アキラ・キサラギの元副官『レオンハルト・ベッカー』。未だ存命中。記憶の殆どをアスクラピアに捧げている。エルフの呪いを受けている。エミーリア騎士団の現団長ジークリンデに執着されており、サクソンと聞くと逃げる。半使徒。悪戯好き。酒に弱い。割とすぐ泣く。よく悩む。『夜の傭兵団』団長。実は、剣の腕前はそれほどでもない。しかし、幾つも鬼手を持っている。


第十七使徒『暗夜』


『神官』


異世界人。アストラルパターンが白蛇の弟である『ディートハルト・ベッカー』と同じ。ザールランドに於いて、ディートハルト・ベッカーとして天然痘の撲滅に尽力。人工聖女の一人『エリシャ・カルバート』に逆印の咎を与え、不徳に塗れた寺院を壊滅させた。その功績により、使徒として召し上げられた。世界最高峰の神官の一人。

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使途全員が母をしみったれと呼ぶのか否か、或いはバリエーションがあるのか、「しみったれ」が哲学的概念なのか或いは主観的評価だったのか、ようやく判る^q
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