前へ目次 2/2 口/墓石 口 とろりとろりと降ってくる わたがし今日もやってくる しゅらしゅらしゅらと千鳥足 飴玉明日で待っている ほろふるほろと弾んでる プリンは昨日に置いてきた ぱくもぐごっくんここはどこ お菓子はずっと踊っている 墓石 地下にいる主を守り 誰からも忘れられないように 我が身に名前を刻み 子孫の追悼の意を受け 気高く真っ直ぐ立っている 忘れ去られて時が立ち 苔が生え文字が消えてもまだ 人には荷が重すぎるそれを背負い 今日も墓石は立っている