前篇
あらすじ通り現地民視点の話です
正直視点があやふやになってしまい申し訳ない気がしますがご容赦ください
帝国の建国はだいたい300年以上前とされている。現帝国周辺は大きな国が千年位前に滅び群雄割拠の状態だった。しかしある日を境に西から野蛮人がやってきた。始めの頃は大人しくしていた野蛮人たちはだんだんと態度が大きくなっていった。交易をしていたある部族がこれはちょっとどうにかしないと…と思い祭に招待したら次の日には参加していた部族のものが虐殺されていた。
だが逃れた者も居てその者が現在の五大部族の長にそのことを報告した。大神殿で使者の話を聞いた長は激怒した。側に居たもう一柱の怒気を察知したからである。外は突然雷雨になったと言われている。
しかし宴中とはいえそれなりの者が居た部族が虐殺された事実は無視できず。脅威が有るのではと言われ始めていた昨今で直ぐに出撃は出来なかった。そこで長は自分と同等と認めることにやぶさかではない者たちに声を掛けた。後の五大部族で有る。四人の長は声を掛けられて即座に了承し使者に然るべき会談を要求をした。
直ぐに会談場所の設定が行われた。会談場所は現在の帝都の有るところで当時は三つの部族の係争地であるところの神殿であった。会談場所の指定後即座に全ての長が移動し、会談は事件発生後一週間以内になされ五大部族の同盟が成された。
それぞれに争ったり争わなかったりしていた五大部族の即時の同盟締結に周辺の有力部族はすぐさま呼応し同盟に参加していった。何故なら野蛮人が消えても同盟は維持されると同盟文書に書かれていたのが何故か噂で流されされていたからである。
五大部族の同盟締結の理由は様々だがやはり野蛮人の評判が悪かったんですね。なんか違う精霊(最高精霊)を信じろとか言われたんだよね。それを聞いてしまった近くに居た精霊が激怒したと言われている。なおその精霊は近くの大精霊に報告したもよう。もちろん大精霊はなんなのあいつら?と長にキレる。長は神殿長と兼任なので大精霊の機嫌を慮らねばならない。そしてこの事件である。
機嫌を損ねられ続け古のように激怒した大精霊が顕現し大地をおもちゃ箱にされてはたまらないのだ。大精霊が一体でも顕現すれば雪崩的に他の大精霊が来てしまう。大精霊以外にも精霊が来るであろうし。当然被害は野蛮人の比ではないと想像に難くない。
そう神殿とは大精霊を鎮めるために有り気持ちよく日々を過ごしていただくところでもある。長は神殿長を兼ねている、というより神殿長が長になるのだ。神殿長の役割は大精霊の奉仕が第一の役目であり部族の長は二番目の役目なのだ。しかしこれはとても大事な事である。奉仕を怠ったものは大精霊から見放されただ没落していくのみである。しかし神殿長になったものは何者であろうと直ぐに強大になる。何故なら大精霊が魔力を貸してくれるから個人戦闘力で負ける事はほぼなくなる。そしてヒトモノカネ全てが来る、囲い込まれるのである。
なおこの地域の大精霊の長の部族は新しいものでも400年は代わっていない。ということはそれだけ基盤が大きいということである。五大部族が同盟したのはそこら辺が大きかったし、周辺が直ぐに集まるのは当然の結果だったということだった。
同盟締結は直ぐに文明人達に知れ渡ることになる。文明人の隊長は悪霊が居るのは知っていたし、原住民がそれなりの魔力がある事も知っていた。だが対面した原住民の長でも中級程度しか魔力を持っていない事が判明していた。我々には隊長含め上級が2人居り中級も6人居た初級もそこそこいたし兵力は200人は居る。そして我々は最高精霊を信じている。負けるはずはないのである。
しかしだんだん同盟の規模が大きくなっていき現在地の周辺全ても同盟に入った事が分かり、即座に近くの我々の先祖が住んでいた土地(3年前に無事確保)に連絡した。だいたいそこから1週間も有れば増援を送られるので業腹だが応援を要請した。しかし要請した隊長が増援を見ることはなかった。
同盟締結後、周辺の後顧の憂いが無くなった事を確認した長たちは直ぐに行動を開始した。その一日前は野蛮人の隊長が連絡した日である。動員戦力は五大部族の長と側近の戦士達そして同盟参加者の長や戦士達総勢50名で有る。大将は締結時に決められていて音頭を取った長がなっていた。なお全員が上級以上である。
野蛮人達の現在地がどこにあるのか分っている。何故なら移動してないから。部族連合は精霊そして聖なる山にお祈りをしたのち会談場所の神殿から出撃した。装備は全員軽装での移動だった。現地で武器を持って戦闘する事は想定されてないし山越えをしないといけないからである。会談場所の神殿の近くには4000m級の山脈が有り野蛮人達のところに行くにはそれを越えて行った方が近いという理由だ。なお一般人なら素直に回り道するべきなんだTJARみたいなもんなんだ。
一日で山脈を踏破し、周辺の町で一泊したのち2日目の夜には野蛮人達の基地の目の前に到着した。移動距離はだいたい415km位だと思われる。現地はそれなりの防御が成されているが長たちにとっては腐った納屋程度にしか見えなかった。部族連合は払暁に攻撃を開始することを決定したのち各自を休ませた。
夜が明けたのを確認した長たちは状況を開始した
以上前回https://ncode.syosetu.com/n5500ia/の隊長の前日譚でした。
後篇もプロットは出来てはいるのでそのうちあげたいと思います。
タイトルは正直決まっていないので後で変える可能性が有ると思います。現在決まっているのは主人公の副官の名前だけなので。ちなみに隊長の副官も同じ名前です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。またの機会があったらよろしくお願いいたします。




