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番外編&原作者と著者のあとがき

「で、あんたがクロの言うかおるだったわけね!」


 クロの口調が突然変わって、私に人差し指をビシッと向けて来た。


「えっ」


 私は、そのクロの変わりように驚きの声を上げた。


「もー、だめだよ。今はクロの番だよ!」


「うるさーい!! 私の体よ!!」


 クロが一人で話している。


「どういうこと?」


 疑問に思った私はクロに尋ねた。


「クロも私も、ママの記憶とあなたの記憶をひとつにしたの」


 その声は白愛の面影があった。


 つまりは、白とクロ。

ひとつの体に2つの意識を持つ。

二重人格ということである。



「ここで私は……」


 白愛は自分が事故にあった場所でそう呟いた。


「かおるさん、今日はケーキを食べるの。特別に大きいやつ」


 私は白愛の声に、目線を落とした。


「どうも、二人じゃ食べ切れないみたい。そうね、たとえば……」


 白愛は含むような口調で言った。


「だから……」


 ゴクリと白愛は唾を飲む。


「私とも、遊んでくれる?」


 白愛は両手を合わせると、黒い髪を風になびかせた。


「もちろん! いこっか!」


 私は白愛の手を繋いであるき始めた。


「シロ! クロ!」


 私は言った。


「シロってなによ」


 白愛は反発するように言う。


「クロとしろかぁ。かおるは天才だぁ」


 クロは相変わらずの調子である。


「どこがよ!!」


 その声に私たちは笑いあった。


・原作者 三倉ゆめ


 事故物件の幽霊ちゃんノベル版、あっという間に最終回を迎えました!!

まず、最後まで書き終えてくれた津ヶ谷くんに大きな拍手は無理なので、ブックマークと評価を!笑

ありがとう!


 この企画は飲みの場で夢を語りながら決まったものなんです!

いつか一緒に仕事がしたいねと。

夢の一歩がこの作品です。


 事故物件の幽霊ちゃん、漫画版も全2巻好評発売中です!!

文字でしか読み取れない感動!

絵でしか見れない感動!

両方お楽しみあれ!!


 それではまた、いつの日かお会いしましょう。


三倉ゆめ



・著者 津ヶ谷


 最終話、番外編をお読みいただきありがとうございます!


 ちょっとだけ裏話をしますと、この企画は原作者の三倉くんとの飲みの席で決まったものになります。

楽しんでいただけましたら幸いです。


 ここから、クロと薫は再び日常を積み重ねていくととでしょう。

最後まで二人の日常を見守って下さり、ありがとうございます。

後日談なども書けたらいいなと思っております。


 そして、原作者の三倉くんと読者の皆様にもう一度、最大限の感謝を!


 漫画版も全2巻好評発売中です!


 それでは、またお会いできましたら幸いです。

あとがき失礼しました。


津ヶ谷


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