表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不遇な少女達の魔王道  作者: 那由多 ユラ
7/23

第7話

「聞け!ヘルムートの国民達よ!」


クラークがマーフィーに猿轡された翌日。時刻はだいたい10時頃。


クラークとマーフィー、琴音と希依は城の出入口の前で横に並び、その前には多くの国民が窓から身を乗り出したり、持ち物から記者だと分かる魔族が前に陣取ったりしている。


「再度言う。聞け!国民達よ!


今日この日この時をもって!我、クラークは魔王を引退する!」


クラークの言葉に民衆はざわめきだす。


「そして、我の、…俺の跡を継ぐ新たな魔王を紹介する!


十四代目魔国ヘルムートの王、喜多希依だ!」


クラークが私の名を発表し、私は一歩前に出る。


 


―おいおい、あの子で大丈夫か?


―隣の子は理解者様なのかしら


―あっ、あの子達スノーウルフの頭吹っ飛ばした子だ


 


「希依、お主の意気込みやら何やらを言え」


「ん。

えっと、ほとんどの人ははじめまして!先代魔王クラークの跡を継ぐ〈最強〉希依です!


 


…あーだめだ。私にはこんな爽やか系無理。

という訳でこっからはいつもどうりで行くから。


私は皆と違って人間。か弱い人間の中でも更にか弱い弱者の中の弱者。そんな私が〈最強〉として王となるからには、私は弱者の為の正義でありたい。弱者の為の悪でありたい。弱者の為の王になりたい。


それはこの国だけの事ではなく、他の国であっても。虐げられている子を助けたい。虐げる者を殺したい。


その為なら!私は白にもなるし黒にもなる。


以上。…記者の人達、これ確実に私の黒歴史になるから記事にしないでね」


「おねーちゃん、カッコイイままで終わらせよーよ。

あ、私は今代の理解者、次期魔王の妹で恋人の琴音。よろしくねー」


「うむ。では最後に経験継承の儀に移る。理解者の二人は打ち合わせどうりに」


 


クラークの台詞を聞き、マーフィーは私とクラークの後ろから両手を二人の右肩にのせ、琴音は前から私達の左肩に両手をのせる。


「では、いきます」


「じゃあいくよー」


「ウッ、ググッ……」

「ウゥ…いったぁ…」


私の頭の中に様々な情報、経験が滝のように流れ込んでくる。


戦い方、闘い方、魔法の使い方、魔法の作り方、各魔王の知る戦闘スタイル、自動人形の作り方、武器の作り方、コマの回し方、けん玉のコツ、不死身の殺し方、魔物の調理法、リア充の爆破方法、時計の針の合わせ方、すっぴんでも可愛く見える骨格整形術、神話生物の召喚方法、国語、算数、理科、社会、人間をやめる方法100選、卵焼きの極め方、目玉焼きの極め方、ゆで卵の極め方、オムレツの極め方、オムライスの極め方、親子丼の極め方、構ってくれない娘との会話術、娘へのプレゼントの選び方、娘の可愛いところの見つけ方、娘の喜ぶ料理100選etc…


 


…いや誰だよ卵料理極めた魔王は


 


クラークから私へ送る情報を閲覧したマーフィーは無表情ながらも顔を赤く染め、琴音は笑いを堪えている。


マーフィーの心を読んだのかクラークは顔を青くする。


 


「…希依、もう終わりだ。締めに入れ」


「ん。

じゃあ皆、これから私と希依、あと獣人のリリアちゃんのことも一緒によろしく。


じゃあ解散!」


 


 


 


「あぁ、もう俺は終わりだ……」


「パパ、あと3日は私の家に来ないで」


「なにぃ!?」


「パパ覚なら分かるでしょ?」


「あ、あれは不可抗力」


「…ハァ、もういいよ。パパが私の事イタいくらい大好きなのは痛いほど分かったから」


「マ、マフィ!」


「黙れこの童貞中二ニート」


「( ;;゜口゜)・∵. グハッ!!」

感想等よろしくお願いします!


Twitterにて告知等してますので気軽にフォローしてくださいな https://twitter.com/ster331?s=09

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ