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不遇な少女達の魔王道  作者: 那由多 ユラ
15/23

第15話

時刻は昼頃、場所は食堂。

今ここには魔王の希依、旧魔王のクラーク、ドヌーヴ、愛子。そして理解者のマーフィ、希依の膝の上に乗せられたリリ、クラークの膝の上に乗せられたリリア、リンの狐耳を堪能するエリー。計八名が集っていた。

今いないのは天ぷらを作っているラストといつの間にか居なくなっていた琴音である。


「あっはー。まぁまぁクラ坊や、落ち着いてこのオムレツでも食べなよ」


「やだよ!つかなんでここに居るんだよクソババァ!ついでにそのオムレツの原材料言ってみろや!」


「誰がクソババァだ、あぁん!?友達の家に遊びに来て悪いかこらぁ!そこに落ちてたドアノブだよ!ケッ!」


「落ちてるもんで食いモン作ってんじゃねぇよ!汚ぇだろうが!」


「「「「そこ!?」」」」


「パパ、愛子さん、五月蝿い黙れ。

リリア、こっちおいで」


「「……はい。」」「はーい」


だんだんとヒートアップしていく愛子とクラークをマーフィが止め、クラークの大声をゼロ距離で喰らって耳を塞いでいたリリアを抱き抱えて頭と耳を優しく撫でる。


「…もしかしてこの場での最強ってマフィさん?」


「…そんなことない。私でも希依さんと殴りあったら勝てない」


「いや、マフィさんの毒舌に勝てる気がしない」


「ほら、私って覚の子だから。

琴音ちゃんはどうしたの?」


雑談に花が咲きそうになるのを察したマーフィは流れを無理やりに変える。


「あ、私も気になる!」とエリー


「今代の理解者・何をしている?」とドヌーヴ。


「「……」」未だ回復仕切れてない妖怪魔王コンビは落ち込みながらも耳を傾ける。


「琴様なら魔法陣でどっかに飛んでっちゃってたよ?」真相をある程度知っていそうなことを言うリン。


「琴音ね、我慢出来なかったみたい」


「…ねぇ希依ちゃん、どういう事なのかな?」

ある程度復活した愛子が希依に問う。


「ん~、私が自分で言うのはなんかアレなんだけどさ、琴音の優先順位って私が一番なんだよ。

で、リリちゃんの件と違って私を直接狙いに来た勇者と人間を許せなかったみたい」


「これだから・変態は」


「おいおいドヌ、お前だって傍から見たら十分変質的だぜ?ダサい服着てエリー抱き抱えてるとか」


「黙れ子煩悩・いい加減子離れしろ」


「パパ、ドヌーヴさん、ちょっと黙って。除草剤かけるよ?」


「「なんでだ!?」」


「そんなことより希依さん、琴音ちゃんは大丈夫なの?」


「ん~、大丈夫だと思う。ケンカなら私よりも琴音の方が強いんだよ?」


「おいおい、さすがにそれはねぇだろ。いくら理解者つったってステータスは亜人種LvMAX程度だろう?そんなケンカ慣れしてるようにも見えねぇし」


「いや、そんなことないよ。間違いなく、この場にいる誰よりも、血気盛んだし手が早い。速いじゃなくて、早い」


「琴様、そんな風には見えなかったけど…」


「琴音は小さい頃から殴ったり殴られたりしながら育ったらしいからね。私と出会う前日なんて両親に熱湯をぶっ掛けてから家出して来たって言ってたくらいだし」


「私はその琴音って子、ほとんど知らないんだけどさぁ。希依ちゃんが考えるに、人類側の被害はどのくらいになりそうなの?」


愛子の問いに希依は少し考えた後に答えた。


「…良くてモーゼス消失。最悪だとヘルムート外の全生物が絶滅して今後一切草一つ生えない土地の出来上がり」


「…おいドヌ、お前の魔法で人類絶滅させることは可能か?」


「不可能ではない・が・面倒だ。

そんなことをするより・人類がいない世界に・転移したほうが・格段に楽だ」


「おいおい希依よ、ほんとに人類滅んじまうのか?止めらんねぇのか?一応ダチとか居るんだが」


「あっはっは~、それは残念だったね。無理無理。だって琴音、作っちゃったんだもん」


「「「「?」」」」


その場の全員の疑問に希依は驚愕の答えを返す。


「魔王一の魔法使いであるドヌーヴさんが諦めた魔法、『無限シリーズ』」


「なんだと!?・あれは・どんな手を使っても・何処かしらに・バグが発生するはずだ」


「きー、それどんな魔法なの?」


ずっと静かに悶えながら話を聞いていたリリアが希依とドヌーヴに問いかける。


「無限シリーズ・魔王のステータスであるMAX・のさらに上である・∞まで上昇させる・身体強化系魔法の究極系」


「琴音のあれはまだ調整は出来ないけど大規模殲滅なら問題なく誰よりも出来る」


「マジで滅ぶじゃねぇか。しかも俺らでも止められなさそうだし」


「だよねぇ。…ちょっと様子見てくっ!?――


リリを降ろしてから希依が立ち上がろうとすると地面が軽く揺れる。

急いで窓に駆け寄り発生源に目を向けると、そこには魔法陣で構成された大型魔法陣で構成された超大型魔法陣とそこから降り注ぐ赤熱した岩石がモーゼスを破壊していた。


「あ、思ったより酷くないかも?」


「おい希依、さっさと行ってきたらどうだ?」


「ん、そーする。

ラストさん、マフィさん、ヘルムート全域を全力で警戒と防衛。魔王共は何かあったらどうにかして。リリちゃん、リリアちゃんはここでじっとしててね」


希依の心情を読んだクラークに促された希依は簡単な指示をだし、窓から飛び立つ。







希依が琴音の元へと辿り着き、まず目につくのは嫌でも視界に入るひたすら増え続ける魔法陣。そしてそれを構成する呪文を詠唱する琴音。


『永久不変壊滅崩壊寸前後悔塗装料理紅魔研磨県工小刀納屋倒壊因果黒風白雨豪華絢爛荒唐無稽国士無双摩訶不思議粗粗非理法権天聖痕比叡山菩提樹神通力天照大御神天沼矛逢魔時天孫降臨天地開闢八尺瓊勾玉蠱毒頓珍漢出鱈目桃源郷猪口才紙一重絵空事天邪鬼十六夜晩餐飛翔暴虐復習震源熾烈深淵贖罪至高地獄慈愛懺悔砂塵俗世間太平楽手弱女走馬灯千里眼粉骨砕身不倶戴天受胎告知釈迦如来熾天使阿闍梨餅黄泉比良坂殺生石異端審問徒手空拳二率配信脳要因装百花繚乱天涯孤独天真爛漫独立独歩荘厳華麗魑魅魍魎単離各種心象風景酔眼朦朧生殺与奪清廉潔白疾風迅雷自己犠牲金剛不壊三千世界悪逆非道一網打尽一騎当千翼廊黄泉個墓玲瓏宵闇薄氷奈落鵺殿流行語大賞入賞目論見益荒男不夜城頓珍漢合法幼女戦記物語宿屋棹佳奈壙麻也藥戸浦銅鑼鷽三納麻紗花渚弥乃破魔鱈鮪鰂鯖寿司脆羅笑侃爾釈迦如来腡蛸戚嗽媳瘃夙火屋洞刀図撮採綴敏尾曾失費失敗可名哉蒼空紗蘭砂羅那間彌覇生配信流出画像掲示板炎上商法典魔法陣転課全国大会出場機会放棄怒号首輪犬猫猿比古惑星連邦議会選挙区桃太郎左衛門金賞品質問者浦島太郎状態坂田金時豆知識人工知能素羅腐乱魚棚糞儀武市手井伊歌菜駄目蚊文字数稼鬱陶陳々満面天使悪魔魔王共臘虎邪魔者達虫歯発生源消滅都市剛力羅魔胃電電公社唐渡謙同棲生活保護観察日記帳三人画像掲示板炎上商法典魔法陣転課全国大会出場機会放棄怒号首輪犬同伴予定奴隷信仰告白実行委員会会長兼魔王愛好家族議員連盟会長我々一同心象風景東映京都撮影所杣様砂多等鑼罹蠃蟸儽蘿欏鏍驘鏍蔂泖鏍蓏藟亜婭翹襾铔抖宛孲存句明唖痾猗射!!!』


「長いわ!」


琴音が発動したある魔法陣は地面から溶岩が吹き出し、溢れ、立ち上り、雲を超える巨大な火山を生み出す。またある魔方陣からは火山に毒液を染み込ませ、またある魔方陣は火山周辺の地面から人間や動物、魔物の下半身を生やす。垂れ流れる溶岩はゴーレムとなり火山を登り、花を植える。

これら以外にも様々な異常現象が火山を中心に巻き起こり、元々モーゼスだった一帯はゴーレムや肉体の一部分だけで活動する生物?が暮らし、剣や鳥居が生え、木々が平然と歩き、謎のスライム状の液体が降り注ぐ魔境へと変貌を遂げた。


到底人間が暮らせる場所ではない。



「うぷっ、気持ちわる…」


「あっ、琴音大丈夫!?」


「……おねー、ちゃ?…ごめ、連れてっ、て――


森の遥か上空からの後継を見て気分を悪くした琴音は気を失い、浮遊魔法を放棄して落ちそうになるも希依が抱きとめる。


「はぁ。頑張りすぎだよ、琴音」




私がやりたかった事を先に片付けてくれやがった最愛の女の子を決して離さないように抱きしめ、私は私の()に帰る。

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