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第89話 爆破作戦

 

 ロンドニアの時計塔、その根本でミーシャとクロエは休眠するドラゴンの前まで来ていた。


「クロエ、爆弾はある?」

「はいはい、ちゃーんと持ってきてるって」


 大量のダイナマイトがリュックから降ろされる。

 生き物である以上、いくらエンシェント・ドラゴンといえど睡眠中は無防備。


 そこを吹っ飛ばす作戦だった。


「ミーシャ、設置にちょっと掛かるかも。掩護よろしく!」

「はぁっ!? 掩護ったって......」


 広場を囲むように、ワイバーン群が降り立つ。

 連中に阻止されれば、非常にめんどくさいことになるだろう。

 剣を構えたミーシャは、炎を剣へほとばしらせた。


「わかったわよ! その代わりめっちゃ急いで丁寧にやって! 元々拾われた命――――――散るのはいつでも構わない!!」


 飛び上がったミーシャは、まず屋根上のワイバーンを一刀両断にしてせしめる。

 続いて、返す刀で左手に魔法陣を浮かべた。


「『レイドフレイム』!!!」


 民家をよじ登ろうとしたワイバーンが焼かれ、ミーシャはそれを踏み台にして加速。

 またたく間に敵を殲滅していった。


「ちょっちょっちょ!! ミーシャ流れ弾がぁー!!」

「アンタは早く爆弾を仕掛ける!! 最悪自分ごと爆殺する気でやりなさい!!」

「わたしの命軽すぎるよ〜」


 言いつつ作業を進めるクロエ。

 ワイバーンは減らせばすぐ応援が現れ、きりがない状態だった。


「『ヘルファイア』!!!」


 時計塔を登り、上空のワイバーンを火炎魔法で蹴散らす。

 が、すぐに反撃も飛んできた。


「ゴアァッ!!!」


 ブレスをなんとか避けるが、ミーシャを追いかけるように滑空しながらワイバーンは爆撃。

 民家の上を走りながらミーシャは叫ぶ。


「早くッ!! もうもたないわよ!!」

「――――よし、今できたとこ!」

「オッケー、じゃあ起爆用意!!」


 180度向きを変えたミーシャは、突っ込んでくるワイバーンと正対した。


「吹っ飛べえ!!!」


 ミーシャの放った渾身の回し蹴りがワイバーンに炸裂。

 吹っ飛んだワイバーンがドラゴンにぶつかった瞬間、彼女は叫んだ。


「発破ッ!!!」


 ――――ガチンッ―――。


 起爆した瞬間、広場がまるごと吹っ飛んだ。

 残り火くすぶる石レンガはめくれ、窓ガラスが次々と砕け散る。


 これでやったと思いたい、やればければ終わりも同然なのだ。


「ゴグッ......ゴァァァ」


 2人の背筋に悪寒が走る。

 爆発に巻き込んだワイバーンは倒しただろう、だが、粉砕するべき本命の息遣いが聞こえた。


 煙を切り裂くように広がる翼、片腕こそ無いものの、その威容は圧倒的だった。


「最悪ね......」

「うん、ティナの心配どころじゃなくなっちゃったかな......」


 大量のダイナマイトによる攻撃を受けてなお、ドラゴンは健在。

 その殺意に満ちた目がミーシャとクロエへ向けられた。



エタりたくない一心で、なんかもう死ぬ気で書いております(笑)

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